日本の小学生の男女それぞれの平均身長と体重、人口推移からみえる発育の変化と人口減少について

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現在の日本の小学生の男女それぞれの平均身長と体重は昔と比べどれくらい違うのでしょうか。また小学生の人口推移から、今後日本が迎える人口減少について見ていきたいと思います。

日本の小学生の平均身長

日本の小学生の平均身長はどのくらいか、男女別に見てみましょう。

小学生男子

小1:117.5cm
小2:123.5cm
小3:129.1cm
小4:134.5cm
小5:140.1cm
小6:146.6cm

小学生女子

小1:116.7cm
小2:122.6cm
小3:128.5cm
小4:134.8cm
小5:141.5cm
小6:148cm

(出典:令和2年度 学校保健統計)

小学生の男女の平均身長を学年ごとに比べてみると、小学3年生までは女子の方が小さいけれど、小学4年でほぼ同じ大きさになり、小学5年生からは女子の方が大きくなるんですね。

この先のデータを見ると、中学1年生の時点では、男子の方が女子よりも平均身長は高くなります。つまり、小5、6の2年間だけ、女子の方が男子よりも大きい時期といえます。確かに子供の頃を思い出すと、そのような感じだったのを思い出しました。

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日本の小学生の男女の平均身長の推移

続いて、日本の小学生の男女の平均身長の推移について見てみましょう。

まずは男子から。

小学6年生(11歳)男子の場合

昭和23年:130.4cm
令和2年:146.6cm

昭和23年と令和2年とでは、16.2cmもの差が見られます。ずいぶんと日本人の小学生の身長も高くなったものですね。

昭和23年の平均身長の130.4cmといったら、令和2年の小学3年生(129.1cm)とさほど変わりませんから、昔の子供がいかに小さかったかが分かります。

小6男子の平均身長は、平成11年くらいまではゆるやかに伸び続けますが、平成11年以降はほぼ横ばいといった感じで変わっていないようです。

続いて女子について。

小学6年生(11歳)女子の場合

昭和23年:130.8cm
令和2年:148.0cm

昭和23年と令和2年とでは、17.2cmもの差が見られます。この差は男子以上のものです。

昭和23年の頃は男女の身長差もほとんどなく、共に130cmくらいと小柄だったことが分かります。

小6女子の平均身長も男子と同じく平成11年くらいまではゆるやかに伸び続けますが、平成11年以降はほぼ横ばいといった感じで変わっていないようです。

(出典:令和2年度 学校保健統計)

日本の小学生の平均体重

次に、日本の小学生の平均体重について、男女別に見てみましょう。

小学生男子

小1:22kg
小2:24.9kg
小3:28.4kg
小4:32kg
小5:35.9kg
小6:40.4kg

小学生女子

小1:21.5kg
小2:24.3kg
小3:27.4kg
小4:31.1kg
小5:35.4kg
小6:40.3kg

小学生の平均体重は、各学年ごとに男女差はほとんどない感じです。

身長では、小5、6で女子の方が男子より高くなりましたが、体重ではむしろ男子の方が重いのが面白いですね。

これは肥満傾向を見ると少し理解できる部分があります。女子に比べ、男子の方が小3から小6にかけて肥満傾向が高いのです。

(出典:令和2年度 学校保健統計)

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日本の小学生の平均体重の推移

では、日本の小学生の男女の平均体重の推移について見てみましょう。

まずは男子から。

小学6年生(11歳)男子の場合

昭和23年:28.2kg
令和2年:40.4kg

昭和23年と令和2年とでは、12.2kgもの差が見られます。ずいぶんと今の日本人の小学生男子は発育がいいことが分かります。

昭和23年の平均体重の28.2kgといったら、令和2年の小学3年生(28.4kg)よりも軽いくらいです。やはり、昔の小学6年生男子は今の小学3年生くらいの背格好だったということが分かります。

小6男子の平均体重は、平成13年くらいまではゆるやかに増え続けますが、平成13年以降は多少増減するもほぼ変わっていないようです。

続いて女子について。

小学6年生(11歳)女子の場合

昭和23年:28.2kg
令和2年:40.3kg

昭和23年と令和2年とでは、12.1kgもの差が見られ、この差はほぼ男子と同じものです。今の日本人の小学生女子も発育がいいことが分かります。

昭和23年の平均体重の28.2kgといったら、小学3年生(27.4kg)と小学4年生(31.1kg)のあいだくらいになりますので、昔の小学6年生は今の同学年の小学生よりはかなり小柄で、現在の小3-4くらいの背格好だったということが分かります。

小6女子の平均体重は、平成11年くらいまではゆるやかに増え続けますが、平成11年以降は多少増減するもほぼ変わっていないようです。

(出典:令和2年度 学校保健統計)

日本の小学生の人口の推移

最後に日本の小学生の人口推移について見てみましょう。

日本の小学生の人口のピークは1958年で、約1349万人でした(団塊の世代)。

その後1968年に約938万人まで減少した後、増加に転じて1981年に第2ピークの約1192万人に達します(団塊ジュニア)。

しかしそれ以降はずっと右肩下がりで減少し、2020年では約630万1000人まで減っています。

1958年時のピーク時と比べると、小学生の数は半分以下にまで減ってしまいました。

1958年時の小学生はというと、現在70代なかばくらいの方々にあたります。

この年齢層がいわゆる団塊の世代にあたるわけで、このように少子高齢化の現状があることがわかります。

まとめ

今の小学生たちがずいぶんと背も高く発育が良くなっているのが分かりました。男子に限っては小4くらいから少し肥満傾向にあることも分かりましたね。

それにしても子供の数がピーク時の半分以下でいて、さらに減少し続けているというわけですから、この先人口は減少していくのが容易に予想できますね。そして2055年以降あたりから、日本の人口は急激に減っていくことでしょう。

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