芸能人や元スポーツ選手の大学院での学びが増加中!一般社会人が大学院に行くなら費用は?
芸能人や元スポーツ選手が、大学院で学んで修士号を取得という記事を見かけますけど、もう、脳筋時代は終わりということですかね?
脳筋についての意味は各自で調べて頂ければと思いますが、指導者を目指すならばリスキリングの流れもあって、時代が後押ししている気がします。
芸能人でもやはり高学歴が重宝されてくるのかもしれないですね。
では一般人、つまり社会人が大学院で学ぶとしたら、費用と工面はどうするかについても調べてみました。
個人的にも大いに関心のある内容です。
もくじ
大学院の費用
大学院にも国公立と私立があり、さらには通学制と通信制もあります。
通信制は格落ちのイメージは拭えませんが、それは完全なる誤解。
自律がにければ通信教育での修了なんて無理です。
だから独学で何かを成し遂げるのは難しいということですよね。
あくまでも一般的な相場を調べると、前述した大学の種類や研究分野によって違いはありますが、目安としては、
- 国立:80万円
- 公立:70万円~100万円
- 私立文系:80万円~170万円
- 私立理系:100万円~200万円
というイメージです。
これは通学する場合で1年間の費用ですが、通信制だと国公立と私立を合わせても60万からという相場観です。
法科大学院や海外系だと200万円を超える大学もあるので、やはり志望する大学の公式サイトでチェックするほうが無難です。
平均と一緒で相場なんてアテにならんですよ。
文科省の統計
文科省の統計で探し当てたのは、令和3年度の私立大学大学院入学者に係る初年度学生納付金というものです。
分野によって金額が出ているので、ある程度は参考になるでしょう。
- 人文・社会科学:約93万円
- 理・工・農学:約114万円
- 保健:106万円
- 家政・芸術:133万円
- その他:107万円
これを2倍してもらえば、修士課程2年のおよその費用がイメージできます。
ちなみに医学・歯学・薬学は保健に含まれます。
高いね・・・
学費補助的な制度
学びたくてもカネが無ければ学べないのは、いつの時代も同じです。
親の収入と子の学力は比例関係にあるというのは、あながち間違いではないですね。
もちろん例外はありますが・・・。
さて社会人が大学院で学ぶ場合、前述のように結構な経済的負担を背負うことになます。
独身ならまだしも家庭を持ち、子どももまだまだ教育費が必要だというケースでは、ぶっちゃけ、学んでるヒマはないという結論になる可能性は高いです。
子育てが一段落して、というタイミングが良いかもしれませんが、年齢がネックで諦める人もいるでしょうから、やっぱり思い立ったが吉日ということで、グダグダ考えるより学費の軽減策をチェックしましょう。
- 奨学金
- 授業料減額
- 割引制度
- 教育訓練給付制度
- 教育ローン
この5つを柱として資金計画を立てるほかありません。
社会人なら教育訓練給付制度が利用しやすいかも。
教育訓練給付制度
大学院の場合は最大で受講費用の70%(年間上限56万円:最長4年)が支給されるため、かなり助かるはずです。
ただし専門職大学院の課程(MBA、法科大学院など)と職業実践力育成プログラムに限られます。
単に修士号と博士号が欲しい場合は、一般教育訓練の範疇で、給付の支給割合が大きく違ってきます。
ちなみに特定一般教育訓練のカテゴリにあたる場合は40%支給、一般教育訓練は20%支給です。
まとめ
「芸能人や元スポーツ選手の大学院での学びが増加中!一般社会人が大学院に行くなら費用は?」というテーマで、大学院の費用について書きました。
大学院での学びは、費用だけでなく生活自体が大きく変わります。
通信教育でもネックとなるのはスクーリングです。
オンラインでの対面授業が可能な大学院を選べるとかなり助かりますけどね。
あまり多くはない模様。
もう対面対面って、そんなに人に会いたい?
参照
令和3年度 私立大学大学院入学者に係る初年度学生納付金(文部科学省)