【配属ガチャにハズレた】希望部署への配属が叶わない時に新入社員ができる3つの対処法
「配属ガチャ外れた…」
「希望していた営業部じゃなく、経理部に配属された…」
春になると、新入社員から聞こえてくるこんな嘆きの声。
入社前に抱いていた期待と現実のギャップに戸惑い、モチベーションが下がってしまう新入社員は少なくありません。
そんな筆者も、かつて配属ガチャという言葉が無かった時代ですが、完全に絶望したこと思い出します(涙)
希望が叶わなかった場合、どう向き合えばよいのか、希望しない部署に配属されたときにできる3つの対処法を解説します。
ちなみに筆者は向き合い方がわからず、ひっそりとゲッソリ身体を消耗していっただけでしたので、このテーマを取り上げた次第です。
まあ、ぶっちゃけパイセンや上司が〇ソだっただけなんすけどね、冷静に振り返っても。
もくじ
新入社員配属ガチャの現実
配属ガチャに外れたか?
- はい:4.0%
- どちらかといえば『はい』:7.1%
なぜ希望部署に行けないのか?
理由はいくつかありますが、まず、考えられるのは企業側の人事戦略です。
企業は組織全体のバランスを考え、各部署の人員配置を決定します。
人気の高い部署に希望者が集中しても、実際に配属できる人数には限りがあります。
また、新入社員が自己分析で考える「自分の適性」と、企業が選考過程で判断する「この人材の適性」には違いがあることも。
入社試験や面接、研修中の行動観察から、「この人はマーケティングよりも営業に向いている」などと判断されることもあるのです。
配属ガチャで「当たり」「ハズレ」を感じる理由
多くの場合、「ハズレ」と感じるのは期待と現実のギャップが大きいからです。
「華やかな企画部門で新商品開発がしたかったのに、地味な管理部門に配属された」といったケースが代表的でしょうか。
また、上司や同僚との相性、職場の雰囲気、業務内容など、実際に働いてみないとわからない要素も大きく影響します。
新入社員ができる3つの対処法
希望と違う部署でも道は開けます。
現状を最大限活かす方法から将来のキャリアパスを見据えた戦略まで、実践的な3つの対処法を紹介します。
① 今の部署で「武器」を作る
希望と違う部署でも、そこでしか得られない貴重なスキルや経験があります。
例えば、地味と思われがちな管理部門でも、データ分析力や予算管理能力、社内調整力など、どの部署でも役立つ基礎スキルを身につけることができます。
重要なのは「この環境で何を得られるか?」という視点の転換です。
専門知識を深めるため資格取得に挑戦したり、業務プロセスの効率化を提案したりすることで、社内での評価を高めることも可能です。
営業部門であれば顧客折衝スキル、企画部門なら企画立案能力など、その部署ならではの強みを意識的に磨きましょう。
どの部署に行っても活躍できる「オールラウンダー」としての基礎力を身につければ、それは必ず将来のキャリアの「武器」になります。
② 異動や社内公募のチャンスを狙う
多くの企業では、定期的な人事異動や社内公募制度があります。
まずは自社の異動のしくみを理解しましょう。
一般的には入社後2〜3年は配属部署で経験を積むことが期待されていますが、その後のキャリアパスには選択肢があるケースが多いです。
異動のチャンスを掴むためには、
- 現部署での実績を作る(異動希望者は必ず「現職でどれだけ成果を出したか」を見られます)
- 希望部署に必要なスキルを自主的に習得する
- 社内ネットワークを広げ、希望部署の情報収集をする
- 上司との1on1などの機会に、将来的なキャリア希望を伝える
といったことが挙げられます。
直属の上司に「将来的に○○部署に行きたい」と伝えるタイミングは慎重に選びましょう。
まずは現部署での一定の成果を出してから、定期面談などの機会に「今の仕事にも真摯に取り組みながら、将来的にはこのようなキャリアを描いています」と建設的に伝えるのがベストです。
③ 転職を視野に入れる
どうしても現在の環境が自分に合わないと感じる場合は、キャリアチェンジを考えるのも一つの選択肢。
ただし、すぐに辞めるのではなく、最低でも2〜3年は経験を積むことをおすすめします。
その理由は、
- 社会人としての基礎スキルが身につく
- 「何が自分に合わないのか」を具体的に理解できる
- 次の就職先での選考で「すぐに辞めない人材」と評価される
- 一定の経験があることで転職市場での価値が高まる
といった点が得られるためです。
転職を視野に入れる場合は、並行して市場価値を高める行動を取りましょう。
例えば、副業(会社の規定を確認)、自己啓発としてのスキル習得、業界セミナーへの参加などです。
また、LinkedIn等のプロフィールを充実させ、転職エージェントへの登録も有効です。
【重要】ネガティブを切り替えられるか
いろいろとカッコつけたような対処法を書きましたが、結局は、本人がネガティブな状況におかれた場合に、これをポジティブに切り替えられるかって話です。
筆者は、ダメでした。
全く切り替えられませんでしたね。
なんせ回りが〇ソ野郎だらけでしたし、転職なんてもってのほかの時代ですから、取った戦略は「ビネスライクにふるまう」「つるまない、なびかない、こびない」を徹底すること。
段階的に、
- うるさいぐらいに異動を申し出る
- 徐々に現状の仕事・部署・人間から離れる
- 妥協できる部署に配属
となってからは、自由に動けましたね。
そうなるまで5.6年はかかりました。
この時点で、アイツには何を言ってもダメだと認識され始めてましたので、かなり状況としては過ごしやすかったです。
出世なんてどうでもよかったですし、辞める(クビ含む)ハラは括ってましたから、思い切ったことができました。
仕事はしっかりやりましたよ。
我を通しまくってるわけですからね。
まとめ
「配属ガチャ=失敗」と決めつけるのではなく、視点を変えることでキャリア構築のチャンスに変えることができます。
どんな環境でも学べることは必ずあり、その経験は必ず将来の糧になります。
希望部署に行けなくても、今の環境でできることを最大限活かす姿勢が大切です。
現部署での実績を積み上げながら、社内異動のチャンスを狙うか、あるいは転職も視野に入れて行動するか。
大切なのは、受け身ではなく、自らキャリアを切り開く主体性を持つことです。
筆者を真似してはいけません。