墓じまいの仕方と費用をチェック!遺骨の行方や墓じまいに代わる納骨のトレンド

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コロナ禍においては、夏の帰省と墓参りは難しい状況です。

今年の夏も実行できる状況にあるかわかりません。

東京オリンピックも開催されますから、移動に予期せぬ問題なども含まれていそうな気がします。

さて、そんなお墓がらみの話題ですが、墓じまいが増えているようです。

統計も公開されていて、厚生労働省「衛生行政報告例」における2019年度の改装つまり墓じまいのことですが、なんと全国で12万件超。

参照:衛生行政報告例 | 厚生労働省

想像以上に多い印象を持ちました。

そこで今回は墓じまいについてシェアしたいと思います。

墓じまいとは

そもそも墓じまいとは何か?

相続人などが居ないなどの理由で家が消滅、つまり家系が途絶えた時に行われるものでした。

しかし近年は、相続人などが居ないなどの家系の危機に関係なく、墓の維持管理が難しい、墓参りなんて面倒くさいなどの理由で墓じまいを進める人が多いのです。

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墓じまいの理由

墓じまいの理由としては、

  • 墓を守っていく人がいない
  • 維持管理が大変
  • 子や孫に墓のことで迷惑をかけられない
  • ふるさとの墓のことまで面倒見きれない
  • 墓は不要
  • 将来は散骨してもらうため
  • 菩提寺と縁を切りたい

などが挙げられます。

理由は何であれ、墓じまいはかなり大変な労力と費用を伴うことがあります。

まずは費用から見ていきましょう。

墓じまいの費用相場

墓じまいの費用は、墓を管理者により変わってきます。

菩提寺が管理者の場合と公共霊園とでは、一般的に菩提寺が管理する霊園などに墓がある場合の方が費用は高額になりがちです。

墓じまいには「改装許可証」という墓地管理者の同意が必要なのですが、これに菩提寺側が何かと理由をつけてサインしないとなると最悪です。

離檀料と引き換えに改装許可証を発行する菩提寺も無いわけではなく、大揉めしやすい状況にあります。

また高額な離檀料を見せつけられて墓じまいを諦めざるを得ないという相談も少なくないのが実情です。

この場合の対抗措置は、行政書士や司法書士などの代理人を立てると良いです。

離檀料については法的根拠はなく、完全に菩提寺の裁量で決められているわけですから、納得がいかなければ徹底抗戦もありです。

逆に常識の範囲内(数万円)で提示された場合は、今までの管理のお礼の意味も込めて、お布施を包むのは社会人としての礼儀となります。

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墓じまいの仕方

墓じまいの仕方は思った以上に煩雑です。

少なくとも、

  • 元のお墓の撥遣式(性根抜き、または魂抜きと呼ばれる儀式)
  • 移動先の墓所の開眼式(性根入れ、魂入れ)
  • 墓石の撤去や処分
  • 遺骨を納めるための永代供養

が必要です。

勝手に散骨すると遺骨遺棄罪(3年以下の懲役)を疑われても仕方がありません。

それ故に墓じまいの後は永代供養が無難です。

まとめ

墓じまいに関してシェアしてきましたが、トータルで100万円近い費用を負担することになってもおかしくないケースもあるわけです。

慎重な判断が必要です。

参考になったらシェアしてくださいね!