男性ホルモンが多い人の特徴とは?男性ホルモンが減るとどうなる?増やすにはどうすればいい?
男性ホルモンが多い人の特徴としては、どういったものが見られるのでしょうか。また、男性ホルモンが減少すると、どうなってしまうのでしょうか?男性ホルモンを増やすにはどうすれば?薄毛と男性ホルモンの関係は?などといった、活力の源でもある男性ホルモンについてのあれこれについて、お伝えしいたします。
もくじ
男性ホルモンとは
男性ホルモンとよく聞きますが、これはアンドロゲン(androgen)とも呼ばれるステロイド・ホルモンのことで、複数のホルモンにより構成されています。
そんな男性ホルモンには、
- テストステロン
- ジヒドロテストステロン(DHT)
- デヒドロエピアンドロストロン(DHEA)
- アンドロステロン
- アンドロステンジオン
- エピアンドロステロン
などがあります。
なかでも、男性ホルモンのメインであり、活力の源となるのがテストステロンです。
男性ホルモンが多い人の特徴
男性ホルモンが多いということは、総じてテストステロン値が高い人ということになります。
テストステロンが多い人の特徴として、見た目の点からみると、
- 頬骨が張っている
- あごが大きい
- 骨格がしっかりとしている
といった外見的特徴があるようです。
ハリウッド俳優のジョージ・クルーニーやショーン・コネリーなどは、男性ホルモンの多い男性と言えるかもしれません。
また、人差し指よりも中指の方が長い人は、テストストロン値が高いとも言われています。
その他の特徴としては、
- 活力に満ちている
- 筋肉質
- 向上心が強い
- 集中力ややる気がある
- 精神的に安定している
- 性欲が強い
といった傾向が見られるようです。
男性ホルモンが減るとどうなる?
では、男性ホルモンが減るとどうなるのでしょうか。
男性ホルモンが減少すると、
- 性機能障害
- 認知機能の低下
- うつ病
- 内臓脂肪の増加
- 骨粗鬆症
などの症状が起こる可能性が増えます。
もともと、男性ホルモンが少ない人の場合、
- 野心家ではない
- 空想にひたることが多い
- 反抗心が少ない
- 細かいことを気にしない
- 与えられた仕事をこなすタイプ
- 事なかれ主義
総じて、あまりアグレッシブだったり、アツかったりしない、言わば草食系といった感じでしょうか。
男性ホルモンが減少する理由・増やすにはどうすればいい?
男性ホルモンが多い人でも、ときに減少することもあります。
その主な理由は、
- 加齢
- ストレス
- 運動不足
などです。
特に歳を重ねていくと男性ホルモンは減少し、元気がなくなりやすいと言われますが、それは、就職して働き始めると同時に、ストレスが増え、運動不足な生活となるからでしょう。
また、そこに加齢が加わってきます。更年期になると、体の中のホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンが減少しやすくなるからです。
そうなると、疲れやすくなったり、集中力が続かなくなったり、やる気が起きなくなったりします。
では、どうすれば男性ホルモンの減少を抑えられるかというと、
- 毎日7-8時間は眠る
- バランスのよい食事をとる
- 週に2日以上、20分以上の運動を行う
要は全ての健康につながる、睡眠・食事・運動ですね。
特に男性ホルモンは睡眠中に作られますので、睡眠はとても大事です。
ストレスからの回復にも繋がりますので、しっかりと眠る習慣を身につけましょう。
更年期になると血中のフリー・テストステロン値が減少しがちです。
フリー・テストステロン値が8.5pg/mL未満となると、「男性更年期障害」を発症しやすくなるので注意してください。
※正常値は11.8pg/mL以上
疲労感や気分の落ち込み、精神的不安などが気になる中高年の方は、男性更年期の検査をして、一度フリー・テストステロン値を計測してもらうことをおすすめします。
まとめ
男性ホルモンが多いと、体毛が増え、髪の毛が薄くなる、なんていうことを聞いたことありますよね。
薄毛の原因は、テストステロンと還元酵素の「5α-リダクターゼ」という酵素が結びついて、悪玉男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)が増えると、薄毛になりやすくなるそうです。
つまり、男性ホルモン自体が悪いのではなく、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンが髪の毛にはよくないのです。
なので、活力の源であるテストステロンは増やしつつ、ジヒドロテストステロンを減少させるのがベストです。
ジヒドロテストステロンの抑制は、食事で対応できます。特に亜鉛が含まれている食べ物(牡蠣や牛肉、レバー、しじみなど)は、ジヒドロテストステロンの抑制効果があるそうなので、気になる方は意識して食べるようにしてみてください。
上手にテストステロンを減らさないようにして、いつまでも心身ともに元気でいたいですね。