ガソリンのハイオクとはどんな意味?レギュラーとの違い 輸入車の多くがハイオク指定な理由はなぜ?

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ガソリンのハイオクとはどんな意味があるか、ご存知ですか?レギュラーとの違いは何?また、輸入車の多くがハイオク指定となっているその理由はなぜなのでしょう。そんな疑問について、解説したいと思います。

ハイオクとは?

ガソリンにレギュラーとハイオクとがありますが、皆さんはいつもどちらを入れていますか?

レギュラーよりもハイオクのほうが1リットルあたりの価格が高いですが、そもそもハイオクってどんなガソリンなの?その言葉の意味とは?

そんな疑問を持っている人も少なくないかと思います。

ハイオクとは、オクタン価が高い(High)ガソリンのことを指します。

オクタン価って?と思われましたよね。

では、ハイオクとレギュラーの違いと併せて、オクタン価についても説明しましょう。

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ハイオクとレギュラーとの違い

ガソリンにはハイオクとレギュラーとがありますが、この区別はオクタン価によって決まします。

ガソリンは通常自然発火しやすく、自動車の燃料に使用した場合、ノッキング現象という異常燃焼を起こしてしまいます。

オクタン価が高いと自然発火しにくくなり、この異常現象も起こりにくくなります。

こうしたオクタン価の数値が高いガソリンをハイオクと呼び、プレミアムガソリンとして、レギュラーと区別して販売しているのです。

輸入車の多くがハイオク指定なのはなぜ?

車に興味の少しでもがある方なら、輸入車のガソリンの指定にハイオクとあるのに気づいた方もいるのではないでしょうか。

国産車ではあまり見かけないこのハイオク指定、どうして輸入車はほぼハイオク指定となっているのでしょう。

実は国産車でも。スポーツ仕様の車には、ハイオク指定されているものもあります。

まず、レギュラーガソリンが指定の車は、どちらかというと経済的な車に対して指定されています。

これは開発時点で、オクタン価の低いレギュラーガソリンをベースに性能が引き出せるように開発がされています。

なので、レギュラー指定の車にハイオクを入れても何も問題はありません。むしろ多少燃費が良くなったりと性能が上がるでしょう。

反対に、ハイオク指定車にレギュラーを入れてしまうと、ハイオクで性能が引き出せるように開発されたエンジンなので、思うような性能が発揮されず、ノッキングなどを起こしやすくなる可能性が高いです。

ではなぜ輸入車は、庶民の乗るクラスのモデルでもハイオク指定となっているのでしょうか?

これは、ハイオクの基準が国によって異なることが原因となっています。

つまり、日本よりもアメリカやヨーロッパのほ方が、レギュラーガソリンのオクタン価が高いのです。

なので、日本で輸入車を使用する場合は、欧米のレギュラーのオクタン価を満たすハイオクを使用する必要があるのです。

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まとめ

現在、自動車はどこで製造された車も、世界中で当たり前のように走っています。

だったら、ハイオクとレギュラーのオクタン価の基準も統一すればいいのにと思ってしまいますよね。

しかし、日本のオクタン価に合わせると、欧米の自動車メーカーは今よりも低いオクタン価のガソリンをベースに開発しなくてはならなくなり、これまでの基準をもとにしたデータが参考にならなくなってしまいます。

また、日本のガソリンのオクタン価の基準をあげるとすると、ガソリンの価格にその分が反映されてしまうので、レギュラーのガソリン価格が単純に値上げする必要が出てきます。

このようなこともあって、ガソリンのレギュラーとハイオクのオクタン価の基準を世界統一するのは難しいのでしょうね。

このような諸事情があるので、輸入車はハイオクを入れるのが当たり前なのですが、ハイオク=プレミアムガソリンというイメージが強いため、日本では輸入車=高級とうイメージも付いてしまっているのかもしれません。

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