「ひきつけ」と「てんかん」の違いについて 原因・対処法・治療法 乳幼児・高齢者の場合など

「ひきつけ」と「てんかん」とをなんとなく混同しがちですが、その違いについて解説します。またそれぞれの原因と対処法などもお伝えします。特に乳幼児のひきつけの対処法などは、親御さんはしっかりマスターしておいてください。

てんかんとひきつけの違い

「てんかん」とは、脳の神経細胞が一時的に異常な電気活動をお越し、けいれんや意識障害を発作的に何度も起こす病気のことです。

主に子供と65歳以上の高齢者に多いといわれています。

「ひきつけ」とは痙攣(けいれん)のことで、自分の意思と関係なく、手足が突然突っ張り、体が硬直するような状態のことを指します。

脳の神経細胞に異常を来した場合や脳になんらかの異常がある場合に、引きつけが起こると考えられています。

引きつけを繰り返す起こす場合、てんかんである疑いが生まれます。

広告

ひきつけが起こる原因と対処法

主に乳幼児にみられる日常生活の中で起こすにひきつけの原因には、

  • 大泣きによるもの
  • 激しい脱水症状によるもの
  • 高熱によるもの

以上の3つの原因があります。

乳幼児は激しく大泣きすると、呼吸が苦しくなり、引きつけを起こすことがあります。

また、乳幼児は大人と比べ体内の水分量の割合が高く、そのため嘔吐や下痢をすると脱水症状を起こしやすい状態にあります。唇の乾燥具合などを見て脱水状態を図るように気をつけてください

さらに、生後6カ月から4歳ごろの児童は、急な発熱や高熱(39℃以上)を起こすと、神経細胞が刺激されひきつけを起こすことがあります。

引きつけを起こした場合の対処法は、衣服をゆるめて平らな場所に寝かせましょう。嘔吐により軌道を塞がないよう、顔は横向きに寝かせます。

赤ちゃんがひきつけを起こすと、親がパニックになりがちです。すぐに命に関わることはほとんどありませんので、まずは落ち着いて慌てずに対処することが重要です。

ひきつけの発作は、たいてい数十秒から3分以内におさまります。もしも、5分以上ひきつけが続くような場合は、危険な状態にある可能性も考えられるので、すぐに救急車を呼んで病院へ連れて行ってください。

片方の手足や目などにのみ、体のおかしな動作が見られる場合は、脳に障害が起こっている可能性が考えられますので、すぐに救急車を手配してください。

その他、てんかんのように、繰り返しひきつけを引き起こす場合も注意が必要です。

てんかんが起こる原因と対処法

てんかんには、「特発性てんかん」と「症候性てんかん」の2種類があります。

特発性てんかん:検査をしても異常がみつからない原因不明のもの。
症候性てんかん:脳の一部に傷があるなど、脳に何らかの障害があることで起きるもの。出生時に一時的に仮死状態や低酸素を起こした場合や、脳炎、髄膜炎、脳出血、脳梗塞、脳外傷などにより、脳に障害が起こったことが考えられます。

てんかんの発作には、全般発作と部分発作があります。

全般発作の発作時は、ほとんど患者に意識はありません。全身が硬くなったり(硬直発作)、力が入らなくなったり(脱力発作)します。

部分発作の場合は意識がはっきりしている単純発作と、意識が混濁する複雑部分発作とがあります。

複雑部分発作の症状には、

  • 手足のひきつり
  • 首や目が勝手に動く
  • 手が痺れる
  • 吐き気や頭痛が起こる

などの症状が見られます。

てんかん症状(痙攣を繰り返す)が見られたら、病院で検査をすることをおすすめします

病院では発生時の状況や意識状態の確認をもとに、脳波検査や頭部CT・MRIにより診断をします。

てんかんの治療は、抗てんかん薬を使用して発作のコントロールを行いますが、抗てんかん薬が効かない場合には、手術を検討する場合もあります。

広告

まとめ

乳幼児にみられるひきつけと、高齢者の起こすひきつけとでは、少し意味合いが異なってくるようですね。

頻繁にひきつけが起きる場合は、早めに病院にて一度脳の状態を診断してみてもらうことをおすすめします。

早期に原因が救命されることで大事に至らなくて済んだというケースは多々あります。

また、早めに不安を解消することで、安心した生活が送れるというものです。

参考になったらシェアしてくださいね!