山口県の歴史的な有名人について 明治維新・松下村塾・歴代総理大臣 その他の出身有名人紹介

※広告

山口県というと明治維新の頃に活躍した歴史的有名人が多いイメージです。松下村塾や歴代総理大臣など、といったことも思い浮かびます。その他、山口県出身の各界の有名人などについてもご紹介します。

山口県の歴史的有名人

山口県といえば、歴史的有名人をたくさん排出した県といったイメージがありますよ。

特に幕末の頃は、山口県は長州藩とも呼ばれており、明治維新の頃から多くの人たちが活躍しました。

ではそんな山口県の歴史的人物には、どのような人がいるかというと、

吉田松陰
木戸孝允
高杉晋作
伊藤博文
山縣有朋

また、各界の父とも呼ばれた長州五傑(長州ファイブ)のメンバー

井上聞多(馨):外交の父
遠藤謹助:造幣の父
山尾庸三:工学の父
伊藤俊輔(博文):内閣の父
野村弥吉(井上勝):鉄道の父

もあげられます。

広告

吉田松陰と松下村塾

幕末の頃、山口県から大くの人材が排出された理由に、松下村塾の影響は外せないでしょう。

松下村塾は吉田松陰が主宰した私塾で、建物はわずか50平方メートルほどの木造瓦葺き平屋建でした。

その狭い小屋に久坂玄瑞や高杉晋作、伊藤博文、山県有朋など多くの若者が学びのために集まりました。

吉田松陰は兵学、哲学、歴史、地理、医学などといった幅広い学問に精通しており、知的好奇心に満ち溢れた若者たちがどこからともなく集まってきたのです。

そこでは「いまの日本に必要なものは何か」ということを考え、国を思う気持ちを高めあっていったのです。

しかし、実は松陰が教えたのはわずか2年10ヶ月といった非常に短い期間です。というのも、吉田松陰は1859年安政の大獄により処刑され、わずか29歳という若さで生涯を終えてしまいます。

2年10ヶ月と短い期間でしたが、多くのことを学ぶ機会を得た塾生たちは、有能な人材へと成長し、各自が国を思う志を継承し、日本を変えるために行動したのです。

総理大臣を多く排出した山口県

山口県は多くの総理大臣を排出したことでも知られています。

政権を天皇に返上する「大政奉還」が行われ、1868年(慶応4年/明治元年)に、天皇を中心とする中央集権国家を目指した明治政府が誕生しました。

明治18年(1885年)12月22日には、それまでの太政官制度に代わり、新たに内閣制度が創設されたとともに、日本の内閣の首長たる国務大臣として、内閣総理大臣いう役職が生まれました。

その初代内閣総理大臣が山口県出身の伊藤博文です。

これまでに総理大臣となった山口県出身者が以下のとおりです。

伊藤博文(初代・第5代・第7代・第10代)
山縣有朋(第3代・第9代)
桂太郎(第11代・第13代・第15代)
寺内正毅(第18代)
田中義一(第26代)
岸信介(第56代・第57代)
佐藤榮作(第61代・第62代・第63代)
菅直人(第94代):宇部市(本籍地は岡山県久米郡福渡町)
安倍晋三(第90代・第96代・第97代・第98代):本籍地が山口県長門市。

広告

その他の山口県出身の有名人

政界以外にも各業界で活躍されている山口県出身者は大勢います。

全てはご紹介できないので、抜粋してご紹介します。

広中平祐(数学者)
金子みすゞ(童謡詩人)
種田山頭火(俳人)
中原中也(詩人)
伊集院静(作家)
宇野千代(作家)
林芙美子(作家)
弘兼憲史(漫画家)
庵野秀明(映画監督)
松田優作(俳優)
山下真司(俳優)
緒川たまき(俳優)
田村淳(ロンドンブーツ1号2号)
道重さゆみ(アイドル)
芳本美代子(女優)
西村知美(女優)

など

ユニクロやGUのファーストリテイリングの代表である柳井正さんや、YOASOBIのメンバーのAyaseさんも山口県(宇部市)の出身者です。

まとめ

総理大臣には本当に多くの山口県出身者がいることにびっくりしますね。

明治維新は歴史ファンにとって戦国時代と並ぶ人気の時代かと思います。

旅行の地としてはそれほどメジャー感はありませんが、明治維新の世界観に浸るなら、山口県の萩市をのんびりと訪れるといいと思います。

松下村塾も現存し、目の当たりにすると、如何に小さな小屋であったかということにびっくりすると思いますよ。

参考になったらシェアしてくださいね!