海の見える場所に土地を購入して住宅を建てるメリットとデメリットは?洪水や塩害リスクは?

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海が大好きな人から、波の音と潮の香が癒しだと、よく耳にします。

確かに海の見える場所に近づくと、潮の香と波の音は、心地よいものです。

マイホームのバルコニーから海を眺めて、ドリンク片手にゆったり過ごすというライスタイルを想像したり、憧れを抱いたりするのではないでしょうか。

まあ、贅沢な感じはしますよね。

ところが冷静になって、海辺の土地相場やリスクについて、考えたことはあるでしょうか。

そこで今回は、海辺の住宅ということについて、メリットとデメリットを書いてみます。

海辺のマイホーム

個人的には、全く憧れません・・・。

これを言ってしまうと身もフタもないわけですが、例えば、短期滞在とかなら別ですが、四六時中、潮の香りが漂って波の音が聞こえ続けるという環境は、ちょっと避けたいです。

慣れてしまえば、どうということではなさそうですが、静かな環境が好きな人にとって、一定のリズムでの音の発生はつらいもの。

何となく湿気も多そうですし、風も強そうですから、落ち着いた環境とは言えない立地と言えます。

少なくとも洗濯物は外に干せないでしょうね・・・。

台風も怖いです。

もちろん絵になるマイホームと、羨望対象のライフスタイルという価値は得られますが、果たして実際のところは?

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海辺のマイホームのメリット

海辺にマイホームを建てるメリットは、やはり景観が良いことが第一に挙げられます。

海が好きな人にとって、自宅から海がいつでも見れるというのは、それだけで幸福感を得られるはずです。

またマリンスポーツが好きならば、すぐに楽しむこともできるというのも、場所によっては大きなメリットになります。

考え方によれば、人の多い街から離れた海辺での生活は、精神的にもよい影響もあり、穏やかに暮らせるという点も見逃せません。

マイホームのデザインに関しても、海の景観と合わせることもできますし、マリンスポーツを楽しむなら、専用ガレージなどもあれば便利です。

ウッドデッキもあれば、より快適な住まいとなることでしょう。

リゾートテイストの内装にするのもアイデアとしてはありです。

海辺のマイホームのデメリット

海辺にマイホームを建てるデメリットについては、

  • 塩害
  • 湿気
  • 天災リスク

が挙げられます。

潮の香は良いものですが、塩分は人間も建物も控えめが望ましいです。

塩害に関しては、例え海から数キロほど離れていても、安心はできないものなのです。

海風が強いエリアともなれば10km以上離れていても、塩害は発生すると考えて対策を立てておくべき。

仮に木造住宅であっても金属製の素材を使用する部分はありますから、やはりサビなどは避けることはできません。

金属部分の腐食をはじめ、外壁材や屋根材、塗装の劣化は早まります。

自動車や自転車にも影響はあるでしょう。

湿気に関しても無視できないのが海辺のエリアです。

洗濯物が乾きにくい、塩が付着する、室内にも湿気が溜まりやすいといったことが想定されるため、ランドリールームなどの設置をはじめ、室内の空気の循環をよくする設計が望ましいです。

地震大国日本では、津波の危険性はどこにでもあります。

周囲を海で囲まれた国土ですから、ハザードマップなどで洪水リスクは知っておくべきでしょう。

避難所などもチェックしておくべきです。

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まとめ

「海の見える場所に土地を購入して住宅を建てるメリットとデメリットは?津波や塩害リスクは?」というテーマで、海辺のマイホームについて書きました。

海に近いエリアの住宅は、設計とメンテナンス次第で塩害、湿気をできるだけ抑えることは可能です。

その分、建築費や維持費はかさみますが、それを承知で済むならば、誰も文句は言わないでしょう。

逆に何の知識もなく、海辺にふさわしくない仕様の中古住宅を購入したときが、まあ、最悪と言えば最悪かもしれません。

ちなみにコンクリート住宅は海辺には適していません。

参照

海水がコンクリートに及ぼす影響 | 国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所

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