美味しい味噌汁の作り方と食べ方 ダシのとり方や具材の組み合わせ・トッピングのヒントなど
美味しい味噌汁の作り方や食べ方をご紹介します。美味しい味噌汁を作るためのダシのとり方や、具材の組み合わせ・トッピングのヒントなどもお伝えします。味噌汁は意外とアレンジの聞く万能なスープなので、既成概念にとらわれずオリジナルスープを作る感覚で楽しみましょう!
もくじ
美味しい味噌汁の作り方のコツ
まずは美味しい味噌汁を作るための基本的なコツからお伝えします。
味噌汁を作るときは、味噌をすくって鍋に入れ、ただ溶かすだけでも味噌汁はできますが、美味しい味噌汁を作りたいと思うなら、1手間かけてダシをとることをおすすめします。
ダシをとることで、上等な味噌を使わなくとも、格段に味噌汁の味が良くなります。
味噌汁のダシの種類
味噌汁のダシには、以下のようなものが挙げられます。
- 昆布
- かつおぶし
- あご
「あご」とは、トビウオのことです。
昆布だしのとり方
- 水1リットルに対し10センチ×20センチの昆布を使います。
- 1時間位前から昆布を浸しておき、味噌汁を作るときに中火で沸騰させたら取り出します。
かつおぶしのだしのとり方
- 水1リットルに対し、1つかみ半のかつおぶしを使います。
- 味噌汁を作る水を先に沸かし、沸騰したら火を弱めてかつおぶしを入れ、5分程度煮ます。
- かつおぶしが沈んできたのを確認したら、網ですくってかつおぶしをキッチンペーパーに上げます。
- キッチンペーパーに上げたかつおぶしは、絞って旨味をしっかり鍋に戻します。
あごのだしのとり方
- あごは昆布と一緒にダシをとると良いでしょう。
- 水1リットルに対し10センチ×20センチの昆布と焼きあご2尾使います。
- 水の中に一晩、昆布とあごを浸しておきます。
- 味噌汁を作る際に、中火での火にかけ、沸騰手前で弱火にし6-7分煮た後、昆布とあごを取り出します。
その他、昆布とかつおぶしのを併せたダシも美味しいです。
一番時間のかからない方法は、かつおぶしで出汁を取る方法ですね。
好みのみそ汁の味を知る
味噌汁と一言で言っても、味噌の種類によって味はずいぶんと変わります。
好みの味噌汁を作るために、具材ごとにみそ汁の味を変えると、バリエーションも増え楽しくなります。
可能であれば、
- 定番の味噌
- 赤味噌
- 白味噌
の3種を基本に、できれば、麦味噌や豆味噌なども1種類加えた4種類を常備しておくことをおすすめします。
味噌は1年以上賞味期限があるので、数種類常備していても、さほど困ることはないと思います。
味噌は併せて使うことで、また違った味を楽しめますので、少なくとも3種類は用意したいところです。
具材による味噌汁の種類
では、具材による味噌汁について、紹介していきます。
長ネギと豆腐の味噌汁
まずは定番の長ネギと豆腐の味噌汁です。
具は、長ネギと絹ごし豆腐です。
ダシは昆布やかつおぶし、または合わせ技がおすすめ。
味噌は白味噌と赤味噌を3:1で使います。
わかめとジャガイモの味噌汁
これもわりと定番です。
具はジャガイモとわかめです。わかめは生わかめを使うと、更に美味しくなります。
ダシはかつおぶしでとり、味噌は白味噌と赤味噌を3:1で使います
なめこ汁
なめこが好きな方は、なめこ汁も作りたくなるでしょう。
具はなめこのみです。
ダシは昆布・かつおぶし系でダシをとります。
味噌は赤味噌を使います。
キャベツともやしの味噌汁
具はキャベツともやしです。
ダシはお好みで。あごを使っても美味しいです。
味噌は定番味噌と赤味噌のハーフ&ハーフか、赤味噌を少し多めに使います。
しじみ汁
二日酔いに最高のしじみ汁です。
具はしじみと万能ねぎです。
ダシは昆布を使用し、味噌は赤味噌を使用します。
その他、みょうがや納豆、玉ねぎなどの味噌汁も美味しいですよ。
味噌汁トッピングのアイデア
上で紹介した味噌汁は、ごく基本的な具材のみでした。これらの味噌汁に更に具材をプラスアルファでトッピングしてみると、また違った楽しみが生まれます。
例えば、
「長ネギと豆腐の味噌汁」には、ひじきや揚げ玉を加えてみるのもいいでしょう。
「わかめとジャガイモの味噌汁」には、仕上げにバターを少し乗せたり、細切りして軽く炒めたベーコンをトッピングすると、少し洋風のスープ風になります。
「なめこ汁」には、ネギや豆腐のほか、キムチとすりごまを加えても韓国風になって美味しいです。
「キャベツともやしの味噌汁」には、牛乳を少し加えホールのコーン、炒めたソーセージなどを加えると、シチューのような感じに。
「しじみ汁」には、三つ葉やせり、クレソンなどの香草系もマッチしますよ。
まとめ
味噌汁は意外とアレンジの効く料理の1つだということに気付かされますね。
アレンジにより、中華風だったり、洋風だったり、韓国風だったりと、わりと簡単に各国の料理に寄せていくことができます。
また、味噌は発酵食品なため、カラダにも良いので、味噌汁以外にも積極的に使っていきたいところです。
カレーやパスタのソースなどにも隠し味として味噌を少し加えると、コクが増します。ぜひ、お試しください。