血圧寝てはかると高い?低い?姿勢・環境・タイミングなど血圧の正しい測定方法について

「高血圧」は病院に通院している人の疾患で、最も多いとされています。自覚症状はほとんどなくとも、心疾患・脳血管障害・腎疾患などの重大な病気につながりやすいので注意が必要です。日頃から自分の血圧を測定し、数値を把握しておきましょう。ここでは、姿勢・環境・タイミングなど、正しい血圧の測定方法について説明します。

血圧は自宅で測定するのがおすすめ

「病院で血圧を測ると高くなる」という方が、なんと約30%もいるそうです。

血圧は測定する環境によって数値が変わりやすいと言われています。特に病院などでの精神的な緊張が大き居場所では、数値に変化が現れてもおかしくありません。

それに対し、自宅で測定した場合は、リラックスした状態で血圧が測定できます。また、自宅であれば同じ時間帯・同じ条件で毎日計測できますので、より正確な数値がわかります。

高血圧の診断や適切な治療方針を決めるためには、正確な血圧を知る必要があります。そのためにも家庭での血圧測定をおすすめします。

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家庭用血圧計のおすすめタイプについて

家庭用の自動血圧計は、家電量販店などで購入できます。上腕に巻くタイプ・手首に巻くタイプ・指に巻くタイプ、などがあります。

日本高血圧学会により家庭での血圧測定用血圧計として推奨されているのは、上腕に巻くタイプの「上腕式自動血圧計」です。

購入時は上腕に巻くカフはサイズの合ったものを選びましょう。

また製品寿命は4~5年でといわれています。古い血圧計は点検に出すか、新しいものを利用するようにしてください。

血圧測定のタイミング

血圧は、寝ている間は低く、昼間は高く、食事などの行為によっても変化します。

そのため、家庭での血圧測定は、毎日同じ時間に測定し、記録していくことが重要です。

血圧測定のタイミングとしては、日本高血圧学会では、「起床時と就寝前の決まった時間に、1回に2度測定し、その平均値を取ること」を推奨しています。

起床時:起床後1時間以内、排尿後、服薬・食事前に測定します。
就寝前:入浴後1時間以上時間をあけて測定します。

それぞれ30秒以上間隔をあけて2回測り、連続測定は3回までにするようにしましょう。

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血圧測定に適した環境

家庭で血圧を測定する場合、正しい測定結果を得るためには、寒すぎたり熱すぎたりしない部屋で測りましょう。

寒い部屋で測定すると血圧を上昇させてしまいます。室温20℃前後に保った部屋で測定するようにしてください。

また、会話をすると血圧は上昇してしまいます。測定時の会話は避けましょう。

正しいカフの巻き方

血圧を正しく測定するために、カフを正しく装着することはとても重要です。

以下の点に注意して正しく測定を心がけてください。

  • カフは、素肌か薄手の肌着の上に、すき間ができないようにぴったりと巻く。
  • 肘の内側にある動脈にカフのチューブが沿うように巻く。
  • ひじの内側のくぼみから1~2cm上に、人指し指が1本入る程度の余裕をもって巻く。

血圧測定の姿勢

血圧は正しい姿勢で測定しないと結果に影響してしまいます。血圧測定をする際は、正しい姿勢を確認してから測定しましょう。

正しい姿勢に関しては、以下の点を意識してみてください。

  • 背もたれのある椅子に座り、両足を床につける。
  • ひじを真っすぐにした状態で、腕に巻いたカフが心臓と同じ高さにして測る。
  • 最低でも1~2分くらいリラックスしてから測る。5~6回深呼吸をするのもおすすめです。

血圧寝てはかると

血圧は、通常寝てはかると一番低くなります。次に座った状態、立った状態の順で、数値は高くなります。

上腕式血圧計は、仰向けに寝た状態で測定することも可能です。

仰向けに寝た状態で測定する場合、カフと心臓が同じ高さになるように、腕の下に座布団などを敷いて高さを調節します。

カフの位置を心臓の高さに合わせて測定すれば、姿勢は異なってもほぼ同じ測定値が得られます。ただし、座って測定した際の測定値と比較はあまり意味がありませんのでご注意を。

まとめ

病院の血圧測定では、日頃の血圧と違う値が出やすいので、できるだけ自宅で決まった時間に毎日血圧を測定して、本来の血圧を知っておきたいところですね。

間違った姿勢や間違ったカフの巻き方では正確に測定できません。測定時は正しい方法で測定してください。

正しい血圧の測定方法で1~2週間測定した平均が、「上が135以上・下が85以上」の場合、高血圧と診断されます。

基礎疾患や年齢によって高血圧の数値が異なります。気になる方は、病院で相談してみてください。

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