職場でイヤだなと感じること-それってHSPの疑い?それともただのワガママ?
仕事をする上で、誰もが多少なりともストレスを感じるものです。
たた、そのストレスの感じ方、自分だけかな?と思うこともあります。
他の人と比較のしようがないので、誰かに事情を話したら、
- それはわがまま
- 気にしすぎ
とか、あっさり言われそうで、これもイヤなんですよね・・・。
もしかすると、自分自身にHSP(Highly Sensitive Person:ハイリー・センシティブ・パーソン)の疑惑があるのかもしれませんが、これも判定のしようがないときてる。
HSPと「ただのわがまま」の線引きは曖昧ですから、しんどい思いをしている人も少なくないと考えます。
そこで今回は、仕事や職場における「何となくイヤな状況」や「苦手なこと」について、HSPの特性なのか、それとも単なるわがままなのかを掘り下げていきます。
※内容の一部は、あくまでも個人の感想や推測に過ぎません。
もくじ
HSPとは
ここでは、ド素人なんで、説明とか解説は省きます。
医療機関のサイトや専門書籍を読んだ方が、マシな情報が得られるはずです。
仕事や職場で「イヤだな」「苦手だな」と感じること
一般的にHSPといわれる人は、私生活を含めて、
- 音、光、匂いなどの五感への刺激
- 人間関係の摩擦
- 職場の雰囲気
- プレッシャー
- 時間制限
- マルチタスク
- 変化への対応
- 不確実性
- 批判や評価への過剰な反応
- 細かいことへの気づきやすさ(完璧主義につながることも)
- 頼まれごとを断れない
といったことに、敏感な反応や異変への察知を示す傾向が見受けられるとのこと。
ただ、どの程度なのかは、個人差もあるようなので、それがHSPだと確定することを難しくしている印象です。
あくまでも筆者のケースですが、まあ大体、すべてに該当しますね・・・。
より具体的に、あるある?を挙げます。
後ろに立たれるとめっちゃ嫌
ゴルゴ13ではありません。
たとえば、パソコン作業をしているとします。
それを、後ろからジーっと見られたり、横からしばらく覗かれたり、話しかけられたり、ただ立たれるとか、それら一切がめっちゃ嫌です。
気配すら感じても、気になって気になって仕方がない感じで、仕事どころではありません。
下手すると、キレそうになります。
だから、付きっきりでのOJTとか、教わる身分でありながらも全く進捗がないと思います。
自己分析すると、恐らく、パーソナルスペースの問題が大きいです。
半径1m以上は離れてほしいのですよね、全く存じ上げない他人様に対しては。
顔見知りであったとしても、うーん、ちょっと長い時間はきびしいですね。
ゆえに公共交通機関で、満員の中で揺られることがわかれば、まず、乗らないです。
乗ったところで、何もせずともHPを自然に消耗しますし、落ち着かなくて、ストレスだけが積み上がる悪循環を招きます。
ですから多少、混雑していても我慢できる人は、尊敬します。
急遽な場面、例えば災害に遭遇した時も、避難所に行かずに、どこかを徘徊し続けるかもしれません・・・。
タスクの切り替えが超下手くそ
気持の切り替えに時間がかかります。
イヤなことがあれば、ずっと尾を引きます。
いつ解決するかもわからないのに、アレコレ考えては、自分で勝手に消耗していくことが非常に多いです。
仕事に置き換えると、本日はA.B.Cのタスクをやらなければならないとします。
どれも一日では完結しないボリュームで、キリのよいところで、次のタスクに移るのが、まあ、標準的な進め方ですよね。
ところが、満足するまでひとつのタスクをやっちゃうわけです。
進捗ベースでいえば、3つのタスクが、ほぼ同時に進むことがベスト。
せいぜい、どれかひとつが明らかに進んでない状況は、後々を考えると避けたることが、理想的といえます。
が、ひとつのタスクの細かいことが気になりすぎて、次に移れないこと、ホントによくあります。
作業途中は対応できない
話しかけられるとか、肩をたたかれるとか、遠くから呼ばれるとか、即座に反応できません。
もし、そんな状況になったときは、「いやいや、今、作業やってるのわかってるでしょ!」って感情を鎮めるのに必死です。
これで会社員を14年もやってたなと、自分自身で感心しますよ。
こんな部下、やりにくくてしゃーない・・・。
そんなのが上司だったら、たぶん、和が崩壊するでしょうねぇ。
もうHSPとかではなく、単なる社会不適合か、ヤバイ奴認定されても仕方が無いかもしれません。
HSPとわがままの違い
両者の違いを理解し、適切に対応するためには、それぞれの特徴を把握することが重要といえそうです。
言えた柄ではありませんが・・・。
HSPの特徴
前述と重複するかもしれませんが、
- 刺激に対する過敏性
音、光、匂い、味などの感覚刺激に敏感に反応
人混みや騒がしい場所で疲れやすい傾向 - 感情の深い処理
自分の感情だけでなく、他者の感情にも敏感に共感
物事を深く考え、内省的な傾向 - ささいな変化への気づき
他人が気づかないような小さな変化にも気づきやすい
芸術や自然など、美しいものに感動しやすい傾向 - 過剰な刺激への圧倒
多くの刺激を受けると、圧倒されて疲れてしまう
ストレスを感じやすく、休息が必要になる
ということを知っておけば、少しはHSPへの理解が進むと考えます。
わがままの特徴
あくまでも主観でしかありませんが、
- 自己中心的
自分の欲求や都合を優先し、他者の気持ちを考慮しない
周囲への配慮に欠ける言動が見られる - 要求の過剰さ
自分の要求が通らないと、不満や怒りを露わに
周囲を困らせるような要求をすることがある - 感情のコントロールの欠如
自分の感情をコントロールできず、衝動的に行動することがある
周囲を振り回すような言動が見られる - 他者への配慮の欠如
相手の立場にたって物事を考えることが少ない
相手に共感するといった事が苦手な傾向
と書かせてもらいました。
サイコパス的な面も、一部、あるのかなという印象があります。
もしくは、ク〇野郎。
HSPとわがままの境界線
HSPとわがままは、外見上は似ているように見えることがあります。
しかし、両者の根本的な違いは、その動機ではないかと考えます。
HSPの場合
- 過敏な感覚や感情によって、意図せず周囲に負担をかけてしまう
- 自己防衛のために、周囲との距離を置いたり、要求をすることがある
わがままの場合
- 自分の欲求を満たすために、意図的に周囲をコントロールしようとする
- 他者の気持ちを無視し、自己中心的な行動を取る
つまり、HSPは「感覚や感情の過敏さゆえの行動」であり、わがままは「自己中心的な欲求を満たすための行動」と言えます。
周囲の対応
HSPとわがままを区別し、適切に対応するためには、以下の点を知っておくとよいかもしれません。
HSPの場合
- HSPの特性を理解し、配慮のある対応を心がける
- 過剰な刺激を避け、休息できる環境を提供する
- 感情に寄り添い、安心感を与える
わがままの場合
- 毅然とした態度で、要求の線引きを行う
- 他者への配慮や共感の大切さを伝える
- 必要に応じて、専門家の支援を検討
HSPとわがままの境界線は曖昧で、判断が難しいと思います。
しかし、それぞれの特徴を理解し、適切な対応を少しでも心がければ、大きなトラブルを招くリスクは下げられるかもしれないです。
HSPの対応は、わがまま野郎の対応より、ずっと前向きではないかな。
まとめ
HSPとわがままの境界線、多分、千差判別です。
ただし多様性を言い出して、丸く収めようとするのは、わがままには逆効果かと。
なぜならば、「これは、わがままじゃなく多様性だ」と屁理屈こねる輩が出てくるので。
そんな最も面倒くさいタイプの出現を抑えることが、ベストかもしれないですね。