肺炎発症の原因は加湿器の使い方にあった!?加湿器肺炎という珍しい病気のこと

パルスオキシメーター

新型コロナで肺炎の怖さがクローズアップされました。

もともと肺炎はやっかい病気で、特にお年寄りに対しては非常に質が悪い病気です。
かくいう筆者の祖母も誤嚥性肺炎が致命傷となって生涯を閉じました。

そんなコロナ禍にあって、さらに変異したウイルスが出てきたとなると、何となくイヤな感じがします。

ただし肺炎は、コロナばかりじゃありません。
最近聞いたのは「加湿器肺炎」です。

ウソのようなホントの病名みたいですが・・。

加湿器肺炎を知ったきっかけ

お笑い芸人でメッセンジャーというコンビがいらっしゃいますが、あいはらさんが2020年5月に加湿器肺炎を患ったというニュースがきっかけで知りました。

加湿器肺炎とは、ご本人曰く「加湿器のカビや菌を吸い込んだ」ことが原因だというものです。

10年間、寝室で水をお湯に換える「蒸気式」加湿器を使っていて、2020年1月に水をそのまま気化するタイプの加湿器に変えたことが不運の始まりだったようなのです。

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加湿器肺炎の症状

あいはらさんの場合は、寝室に入ると微熱などの症状がでるようになり、2020年4月に高熱をきっかけに病院で検査を受けての診断結果となりました。

最悪なことに重症で、4日間は意識不明。
ICUで1週間の集中治療を受けて、奇跡的に意識を回復したという、まさに命を落とす寸前だったわけです。

残念ながら一生、治らないということで、一般の人以上にコロナ肺炎への注意や予防は欠かせない状況が続きます。

たかが加湿器ですが、蒸気式のままだったらという後悔はあるのかもしれません。

血液中の酸素量が86

血液中の酸素量は通常、96~100が正常範囲です。
コロナ肺炎の重症化のきっかけが、この血液中の酸素量ということで、パルスオキシメーターによるセルフチェックが健康管理の常識化しつつあります。

実際に売れてますよね、パルスオキシメーターは。

正常範囲を大きく逸脱している「86」というのはまさに重症化を証明しているようなもので、どんどん状況は悪くなり容態が急変したというのです。

しまいには気管切開。

そんな死の淵をさまよったわけですから、肺炎の恐ろしさを改めて認識しました。

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まとめ

加湿器肺炎はわかりやすく付けた病名のようで、正確には「間質性肺炎」の中の「過敏性肺炎」にあたるそうです。

加湿器も水をそのまま気化するタイプは、常温の水だけに、タンク内で何らかの拍子に空気中からウイルスや細菌を引っ張りこんで、それを空気中に散布したような形になったのかもしれないですね。

蒸気式だと水を高温処理しますから、殺菌効果もあったのかも。

あくまでも推測ですが、蒸気式の加湿器でも、こまめなメンテナンスは必要ですね。

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