手汗が多いのは病気?手に汗をかきやすい人の特徴・セルフチェック法 何科に行けばいい?

手汗が多いのは病気なのでしょうか。手に汗をかきやすい人の特徴やその原因、手汗多汗症かどうかのセルフチェック法をお伝えします。自分が多汗症だと思い悩んだ場合、何科に行けばいいかもご紹介します。

手汗が多いのは病気なの?

いつも手のひらが湿っている。人より手汗をかきやすい気がする。そんな手の汗で悩んでいる人もいることでしょう。

10歳頃までに自身の手の汗の多さを自覚するようになり、その後の思春期を通じて手汗がより多くなるということがあります。

思春期は代謝が活性化するので汗の分泌量も多く、自意識が高まる時期でもあるため、余計に汗の匂いなども気になる年頃でもあります。

その後、更に年を重ねるに連れ、徐々に手汗の量が落ち着いていくという人は多いようです。

しかし、これが手のひらの多汗症(手掌多汗症)である場合もあります。

多汗症には、手のひら以外にも、腋の下や足の裏、頭部などで起こることがあります。

一般的には暑かったりストレスを感じるときなどに汗をかきますが、そうでない状況で日常生活に支障が出るほど汗をかく場合は、多汗症である可能性が考えられます。

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手汗をかきやすい人の特徴

手汗をかきやすい人の特徴として、

  • 緊張しやすい人
  • ストレスをためやすい人
  • 家族内に手汗をかきやすい人がいる

というのがあげられます。

また、手汗のことが気になってしまい、それが更なる緊張やストレスを生んで、といった悪循環から、更に手汗が出るといった場合もあります。

手汗の原因

手汗の原因は交感神経と関係が深いと考えられています。

暑いときや緊張した時、交感神経が活発化して汗腺から汗を出させるよう働きます。

手汗多汗症は、この交感神経が常に活発に働いているため、いつも手汗をかいてしまうわけです。

手から汗がしたたり落ちるほど汗をかいたり、いつも汗をかいているために手がふやける・皮膚がむけるといった場合は、ただの汗っかきとは異なるため、病院で一度相談することをおすすめします。

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多汗症のセルフチェック法

多汗症はほとんどの場合が、局所でのみ汗をたくさんかくという「局所多汗症」です。全身性多汗症は1割程度しかいないそうです。

なので、自分の手汗が酷い時、脇の下や頭、足の裏でも同時に汗をかいているかどうかを確認してみてください。

次に、手汗がひどい状態が半年以上続いているかどうかも確認します。

そのうえで、次の多汗症のセルフチェック法を行います。

  • 最初に症状が出た年齢が25歳以下
  • 発汗時は左右対称で同程度の汗をかく
  • 睡眠中には汗をかかない
  • 1週間に1回以上手汗が出る
  • 家族(親戚)に多汗症の人がいる
  • 手汗が日常生活に支障を来している

これら6項目のうち2つ以上該当する項目がある場合、手汗多汗症である可能性が考えられます。

手汗多汗症の場合は何科に行けばいい?

どうやら自分は多汗症だと思うのであれば、病院にて検査を受けることをおすすめします。

問診や視診をした後、多汗症かどうかの検査が行われます。

検査方法には、

  • ヨード・でんぷん法
  • 重量計測法
  • 換気カプセル法

などがあります。

いずれも痛みを伴う検査ではないので、安心して受信してください。

なお、多汗症の受診の場合、何科を訪れたらいいか悩むかもしれませんが、まずは皮膚科に行くと良いでしょう。

まとめ

自分は手汗が多いなと感じている場合、ただの汗っかきの場合もありますが、手汗多汗症(手掌多汗症)という病気である場合もあります。

汗は暑いときや緊張した時にかきやすいものですが、そうでない場合にも汗をかくのが多汗症です。

多汗症のほとんどは局所多汗症で、手汗がひどい場合でも、脇の下や足の裏、頭部ではさほど汗をかかないという人が多いです。

また、多汗症は汗をかくときは左右腕同程度の量の汗をかくというのも特徴です。

手汗多汗症のセルフチェック法は、

  • 最初に症状が出た年齢が25歳以下
  • 発汗時は左右対称で同程度の汗をかく
  • 睡眠中には汗をかかない
  • 1週間に1回以上手汗が出る
  • 家族(親戚)に多汗症の人がいる
  • 手汗が日常生活に支障を来している

これら6項目のうち2つ以上に該当する場合、手汗多汗症である可能性が考えられます。

その場合はまずは皮膚科を訪れ、多汗症であるかの検査を行ってみてください。

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