稲村ジェーンが遂にDVD・ブルーレイ化!完全生産限定版特典など予約開始

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桑田佳祐が監督した映画『稲村ジェーン』が30年の時を過ぎて、遂にDVD&ブルーレイ化されます!完全生産限定版の特典のほか、映画のキャストや主題歌など、懐かしい話もしていきましょう。

映画『稲村ジェーン』が30年の時を超えて遂にDVD・ブルーレイ化!

映画『稲村ジェーン』が30年の時を超えて遂にDVD・ブルーレイ化されます。

かつてレーザーディスクとVHSで販売されていました。

しかし、レーザーディスクやVHSは我々の生活から姿を消し、時代はすっかりにDVDやブルーレイに。

それでも『稲村ジェーン』はDVD・ブルーレイ化されないどころか、VODでも配信されないという、もはや幻の映画と化していたのです。

なので、古いVHS版が今ではプレミアがつき、数万円で流通するほどに。

高価すぎてさすがに手が出せないとあきらめていた人にとっては、今回の『稲村ジェーン』のDVD・ブルーレイ化は、正に待望と言えるでしょう。

発売はサザンオールスターズのデビュー43周年にあたる2021年6月25日の予定です。

現在、予約販売受付中です。

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『稲村ジェーン』完全生産限定版の特典について

今回の『稲村ジェーン』DVD・ブルーレイ化は、『稲村ジェーン』30周年にもあたるということで、通常版の他に完全生産限定版のBOX仕様が発売されます。

BOX仕様には本編DVDもしくはブルーレイ(デジタル・リマスター版)と特典DVDが、また、完全生産限定版特典として、ダイハツミゼットの1/50スケールミニチュアモデル(稲村ジェーン オリジナルカラーver.)や撮影時のコンテなどが載ったスペシャルフォトブックなどがつくそうです。

これはぜひとも完全生産限定版のBOX仕様をゲットしたいところですね。

映画『稲村ジェーン』について

当時を懐かしく思う人にも、映画公開時にはまだ生まれていなかった桑田佳祐ファンにも、今一度ここで映画『稲村ジェーン』について簡単にご紹介しておきましょう。

映画『稲村ジェーン』はサザンオールスターズの桑田佳祐の初監督作品。茅ケ崎出身の桑田佳祐が生まれ育った湘南を舞台に、1965年の鎌倉市の稲村ヶ崎を舞台に、変わりゆく時代の中を生きる若者たちのひと夏を描いた作品。稲村ジェーンとはこの時に稲村ケ崎に訪れた大型台風の名前で、命知らずのサーファーが稲村ジェーンが起こした大波に挑もうとする。

稲村ジェーン
監督:桑田佳祐
脚本:康珍化
製作:山本久、出口孝臣、横山元一、岩田廣之
製作総指揮:大里洋吉、高山登

出演者
加勢大周
金山一彦
的場浩司
清水美砂
尾美としのり
古本新之輔
泉谷しげる
TOMMY SNYDER
PANTA
伊武雅刀
下元史朗
伊佐山ひろ子
設楽りさ子
高良隆志
塩谷庄吾
原由子
小泉今日子
伊東四朗
草刈正雄

音楽:桑田佳祐
主題歌:サザンオールスターズ「真夏の果実」
撮影:猪瀬雅久
編集:鈴木歓
配給:東宝
公開:1990年9月8日
上映時間:120分
配給収入:18.3億円

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主役・加勢大周とヒロイン女優・清水美沙

映画『稲村ジェーン』の主役の加勢大周はこの映画に抜擢され俳優デビューした新人で、さわやかなルックスから和製トム・クルーズのような印象を持っていました。

当時は、吉田栄作、織田裕二と共に「トレンディ御三家」と呼ばれ、『稲村ジェーン』のあともトレンディドラマなどで主演しています。

加勢大周は笑顔がとてもさわやかで、女性だけでなく同性からも人気がありました。

ジーンズに白いTシャツが良く似合い、まさに「さわやか」の代名詞みたいな存在でしたね。

ヒロイン女優の清水美沙は、『湘南爆走族』に続く映画2作目の出演で、今も女優として活動されています。

加勢大周の方は、既に芸能界を引退しています。

あの夏をもう一度

実は私、この映画を当時劇場で観ているのです。大学生の頃の話です。

友人がチケットがあるからと誘われ、それこそ茅ケ崎の劇場で観ました。しかも、野郎ふたりで(笑)。

おそらくお目当ての女の子を誘ったのでしょうが、断られたんでしょうね。観に行ったのは、上映最終日でした。

はじめは特に興味もなかったので、しぶしぶ観に行ったのですが、見終わった後は思いのほか良い映画だったなと思いました。

何よりも、とても夏を感じる映画でした。そして夏が短いように、青春の短さもそこに重なるような、切ない気持ちが心に残る映画でした。

ストーリーというよりも、あの空気感が今でも不思議と心にこびりついています。

夏の終わりの夕暮れ時などに、いつも「真夏の果実」と共に、『稲村ジェーン』のあの切ない気持ちがふと思い浮かびます。

映画の設定は1965年だそうですが、自分のなかでは1980年代の空気を思い出させる映画です。ちょうど映画の中の若者たちと同年代だったからでしょうか。

あれからずいぶんと時代が変わりました。あの夏にもう一度戻りたいような、戻りたくないよな…。

当時の若者はもちろん、今の20代くらいの人たちにも、ぜひ観てもらいたいです。

派手さはないけれど、青春時代の若者の独特な感情は、今も共通したものを感じるのではないかと思います。

私もボックスセット買って、久しぶりに観てみようかな。主人公の乗る、ボロいミゼットがまたいいんですよね。しみじみ…。

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