健康寿命って何?要介護にならないためのキモは血管の健康にあり!ドロドロ血からサラサラ血に

長生きしたいと思うのは誰もが思うことですが、いわゆる寿命とは別の「健康寿命」というものがあるのをご存知ですか。要介護に頼らず自分の力で生きていける「健康寿命」を伸ばしてこそ、充実した人生となりえます。そのために気をつけるべきことは、血管や血液の健康にあるそうです。不健康なドロドロ血から、健康寿命を伸ばすうえで重要なサラサラ血へと、改善していく方法などもご紹介します。

健康寿命とは

日本は世界の中でもトップの長寿国です。

2020年と比べると少し落ちたものの、日本人の平均寿命は2021年時点で男性が81.47歳、女性が87.57歳です。

ちなみに、世界で長寿国第2位はスイスで、3位が韓国です。

人生100年時代と言われていますが、まさに100年時代に最も近い国が日本と言えます。

しかし、寿命とはまさしく命が尽きる年齢であり、その命が尽きるギリギリまで私たちが活動できるわけではありません。

命が尽きる数ヶ月から数年間は、大抵は病院で過ごし、日常生活もままならない時期を過ごします。

となるとやはり、健康で活動のできる時期をいかに伸ばすかが、とても大事であることに改めて気付かされます。

健康寿命とは、医療や介護などに頼らず、自分の心身で生命を維持し、まさに自立した生活や活動がができる期間のことを言います。

ちなみに、健康寿命ランキングでも日本は世界1位です。2位はシンガポール、3位は韓国と続きます。

長寿ランキングで2位だったスイスが、健康寿命ランキングでは4位に落ちています。つまり、スイスは寿命は長いものの要介護期間も長いといえます。

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要介護にならないために

健康寿命が尽きてしまうと、人は誰かの介護を受け、助けてもらいながら生きていく時期に入ります。

そうなってしまうと、なかなか自分の意志だけで自由に生きることが難しくなってきます。

なのでできる限り、この「健康寿命」を伸ばすことが重要となってきます。

ちなみに、平均寿命と健康寿命との間は、男性でおよそ9年、女性でおよそ12年の期間があるそうです。

つまり平均すると、男女ともに人生の最後はおよそ10年程度の要介護生活を送るのが一般的です。

しかし、できることならなるべく健康寿命をギリギリまで伸ばし、要介護生活は短めにしたいと思うものでしょう。

ではそのために、どうすれば良いのでしょうか。

そのためには「血管の健康」に意識を向けると良いそうです。血液に不調があると、要介護となる病気を引き起こすことが圧倒的に増えてきます。

と言うのも、要介護に陥る原因の第1位が認知症(17.6%)、第2位が脳血管疾患(16.1%)といった、血管や血液が何かしらの原因となって起こる病気が上位を占めているからです。

つまり、血液及び血管の健康を保つことができれば、ギリギリまで健康で最期でパタンと寿命を終える、いわゆる「ピンピンコロリ」な理想的な人生が送れるというわけです。

ドロドロ血の原因

血液が健康でないということは、いわゆるドロドロ血の状態にあります。

では、このドロドロ血になる原因は、一体どこにあるのでしょうか。

血液がドロドロになってしまう原因は、

  • アルコールの飲み過ぎ
  • 脂っこいもの摂りすぎ
  • 甘いものの食べすぎ
  • 運動不足
  • ストレス
  • 喫煙

などがあげられます。

いわゆる「生活習慣の乱れ」ですね。

これらの悪習慣を続けてしまうことで、血液はドロドロ血と化していき、やがて重大な病気につながり、それが要介護のもととなるわけです。

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サラサラ血になるために

では、そんなドロドロ血をサラサラ血にするには、一体どうすれば良いのでしょうか。

まずは上記であげた生活習慣の乱れを1つずつなくしていくことが重要です。

そのうえで、食事に意識を向けてみましょう。

ドロドロ血は血液中に悪玉コレステロールが増えやすい状況にあります。

これをサラサラ血にするためには糖質を適度な量に抑える必要があります。甘いものを食べすぎないということですね。

さらにDHAやEPAを多く含む魚や、抗酸化作用のある緑黄色野菜、海藻類、柑橘類、大豆製品などを意識的に食べるようにしましょう。

DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は、血液をサラサラにする効果があります。ポリフェノールを含む食品も強い抗酸化作用があるため、血管を硬くする原因となる活性酸素の除去に役立ち、血管の健康を促進します。

まとめ

いくら寿命が伸びても、健康寿命が尽きて要介護の時期が長いのではあまり意味がありませんよね。

やはり、いかに健康寿命をギリギリまで伸ばして「ピンピンコロリ」といくか、そこがポイントとなってきます。

そのためには、血液及び血管の健康が大事であることがわかりました。ドロドロ血を回避し、いかにサラサラ血でいるかということが大切です。

ドロドロ血となる生活習慣の乱れを避け、悪玉コレステロールと活性酸素の除去に導く食品を意識的に食べることが、サラサラ血への道となります。

自分の生活を見直してみて、ぜひとも健康寿命を長くするサラサラ血であり続ける生活スタイルを手に入れ、介護に頼らない健康寿命を伸ばしていきましょう。

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