ゼラチンの成分と原料、コラーゲンとの違いや効果、カロリーやアレルギー、寒天との違いについて

ゼラチンの成分と原料や、コラーゲンとの違いについて。また、ゼラチンの効果とカロリーやアレルギー、ゼラチンと寒天との違いなど、調べてみたことをお伝えします。

ゼラチンの成分と原料

ゼラチンの原料は、動物の骨や皮などに多く含まれている「コラーゲン」というたんぱく質です。

コラーゲンを沢山含んでいるものゼラチンの原料となるので、牛や豚、魚の骨や皮からコラーゲンを抽出します。

抽出したコラーゲンは不溶性たんぱく質であるため、長時間煮沸すると変性して水溶性のゼラチンになります。

牛由来のゼラチンは、牛の皮や骨が原料で、においが少ないのが特徴です。ただ、やや硬めに仕上がります。

豚由来のゼラチンは、豚の皮や骨が原料で、できあがりの色合いがきれいに出るのが特徴です。

魚由来のゼラチンは、魚の皮や鱗が原料で、低い温度で溶けるのでくちどけが良いのが特徴です。

ゼラチンの主成分は、全体の86%以上がコラーゲン由来のたんぱく質で、それ以外は水分や灰分などです。。

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ゼラチンとコラーゲンの違い

コラーゲンは、人体に含まれている全体のたんぱく質のうち約30%を占めています。

そして、人体に含まれているコラーゲンの40%は皮膚に、20%は骨や軟骨に、その他は血管や内臓など全身に含まれています。

ゼラチンはコラーゲンから作られたもので、分子レベルではゼラチンとコラーゲンに違いがありますが、食品としては同じと考えられています。

一般に、食品としてのコラーゲンとは、ゼラチンもしくはゼラチンを低分子化したコラーゲンペプチドのことを指します。

ゼラチンの効果

人の体内では、コラーゲンは分解と合成を常に繰り返しています。しかし、年齢を重ねるに連れ老化現象が起こり、このバランスがくずれていきます。

コラーゲンの合成よりも分解の方が多くなると、コラーゲンが柔軟性を失い、しわやたるみが発生したり、関節や骨の痛みが出たりしてきます。

老化に対抗するためには、コラーゲンを補給して新陳代謝を促す必要があります。

また、ゼラチンやコラーゲンの摂取には、高血圧の防止や骨粗鬆症の軽減、関節炎の治癒などの効果も期待できます。

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ゼラチンのカロリー

ゼラチンのカロリーは、どれくらいなのでしょうか。

100gあたりのゼラチンのカロリーは、約340kcalほどです。

100gの白米のカロリーが約170kcalなので、これだけ比べるとゼラチンの方がカロリーが高そうに見えます。

しかし、ゼラチンは1.5gで60mlの飲み物を固めることができるので、ゼリー1食分のゼラチンのカロリーは5kcalにしかなりません。

ゼラチンは低カロリーなだけでなく、タンパク質を摂取といったメリットもあります。

筋肉トレーニングと並行してタンパク質を摂ると、筋肉量が増加し基礎代謝量が上がると言われています。そんなときにゼラチンは最適なのです。

もちろん、体重制限中の人にもゼラチンはおすすめです。

ゼラチンとアレルギー

ゼラチンは動物性の食材なため、消費者庁が定めるアレルギーを誘引する可能性のある28品目のひとつに挙げられています。

ゼラチンアレルギーは100万人中30人ほどいるといわれています。なので、意外とゼラチン製品を食べて体調を崩すという人もいるようです。

ゼラチンアレルギーで特に注意したいのが、安定剤として注射液に使われるゼラチンです。

1990年半ばにはワクチンに含まれるゼラチンが原因で、相次いでアレルギー症例が見られました。そのせいもあり、現在のワクチンにはゼラチンは使用されなくなりました。

ゼラチンと寒天の違い

寒天の原材料は、オゴノリやテングサなどの海藻であり、主成分は炭水化物です。

栄養素のほとんどは食物繊維で整腸作用があります。ほとんどが消化吸収されない物質のため、寒天はノンカロリー食品といわれています。

ゼラチンは凝固温度が10℃以下と低いため、冷蔵庫で時間をかけて固まらせる必要があります。しかし、寒天は凝固温度が30~40℃以下と高く常温で固まります。

寒天は固まった後、70℃以上にならない限り溶けません。なので、暑い夏でも一旦固まったゼラチンは溶けだすことがないため、夏の甘味に使用されているわけです。ちなみに、ゼラチンの方は25℃くらいで溶け始めます

寒天は透明感や弾力はほとんどなく、固さが出せるのが特徴で、歯切れよくなめらかな食感です。この食感は好みの分かれるところでしょう。

まとめ

ゼラチンが動物の骨や皮などに含まれているコラーゲンが主成分で、ゼラチンもコラーゲンも食品としては同じものだとは思いませんでした。

コラーゲンというと美容効果が高そうというイメージが根付いていると思いますが、実は口から摂取したコラーゲンが、再び体内でコラーゲンになるかどうかは、分かっていないそうです。

寒天には食物繊維が多く含まれているそうですが、あんみつなどの中に入っている寒天をかじると、断面が確かに繊維っぽくなっている感じがします。

ゼラチンも寒天も、どちらもカロリーは低くダイエットにはおすすめのようですが、繊維質を含むことを考えると寒天のほうが良いかもしれませんね。

でも個人的には、ゼリーのほうが食感は好きです。あなたはどちらが好きですか?

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