相談する際に「~で大丈夫でしょうか?」という確認には意味が無いことを知ろう
相談のしかたって難しいところがあります。
困っていること、悩んでいることを上手く言葉で伝えられない人もいますし、受け止める方もバイアスが掛かっていたりすると、寄り添えないことも。
ただ、相談と言いながら、自分の考え方が正しいかどうか、確認しているだけに過ぎないケースもあります。
副業でライター業を始めるにあたって、いろいろと相談したいという人と、その相談を受けている人との場に遭遇することがあるのですが、意思疎通という難しさを垣間見ることが非常に多いです。
中でも気になるフレーズとして「~で大丈夫でしょうか?」という言い方。
そこで今回は、進展しない相談の例を挙げて、時間を無駄にしない相談のしかたについて書いてみます。
もくじ
結果を求めるタイプは要注意
結果を求めてくるタイプの人は、相談に向いていません。
なぜならば、その人の心の中、あるいは頭の中に答えを持っているからです。
その答えが正解かどうか不安だから、採点してもらおうというのが相談の動機になっていると言えます。
この手のタイプは話を聞かず、確認のオンパレードというのが特徴です。
ゆえに相談を受ける側としては、聞き役に徹していれば、次第に満足してくれるので楽ではあるのですが、責任を自分で持たないタイプだと要注意。
自分の責任の元で行動してください、といった一言を付け加えておくと、後からグダグダ言われることもありません。
答えを持っている人のほとんどは、背中を押してほしいだけなのですが、責任を自分で負わないことも多いので、迂闊に背中を押すと面倒くさいことになります。
大丈夫でしょうか?はNG
相談の言葉尻に「~ですが大丈夫でしょうか?」といった聞き方をする人も非常に多いです。
大丈夫かどうかの確認なら、自分でやってみればって話なんですよね・・・。
他人に依存して、自ら検証して自分なりの答えを導き出すという姿勢が、この時点でゼロなわけです。
他人からの保証やお墨付きがなければ動けない人は、何をやっても上手くはいきません。
判断力や決断力が伴っていないために「確認したがる」わけですから、これまでも他人の意見に乗っかってきただけだと推測できます。
問いたい気持ちはわかりますが、子どもと同じレベルです。
例えば受験生が「偏差値が60ですが、〇〇高校は大丈夫でしょうか?」と先生に聞くようなものです。
答えようがない・・・。
結局、この手合いの回答としては、〇〇高校の偏差値62ならば諦めるんですか?って話なんですよね。
最適な聞き方としては、「〇〇高校合格に近づくためには、なにをすればよいですか?」になります。
この違い、わかりますかね。
相談とは方向性を決めること
「私のこと、何も知らないクセに!」
アドバイスを求めておきながら、逆ギレする人もいるそうですが(汗)
何も知らないって、それはお互い様です。
その上で会話を成立させ、方向性を見出さねばならんわけです。
アナタもコチラのことを知らないでしょ?ってなるわけですから、相談する以前に、どこかに問題があると言わざるをえません。
逆ギレするぐらいなら、アタナのことを知った人に、初めから相談すれば良かったのでは?
つまり相談相手を間違えたのはアナタですよってことです。
相談のしかたで展開が変る
相談と言いながら答え合わせをしようとしている人は、話を聞かずに自分のペースで質問だけをします。
1つずつ問題を片付けようとしません。
なぜならば、答え合わせだけをしようとしているからです。
根本的な原因や根っこにある課題を見出そうとしなければ、誰に聞いても答えは同じです。
前述の受験生の例のように。
何事も対症療法では、根っこの問題の解決とはなりません。
まとめ
「相談する際に「~で大丈夫でしょうか?」という確認には意味が無いことを知ろう」というテーマで、相談のしかたということについて私見を述べてみました。
本文では触れませんでしたが、相談と言いながら愚痴だけを吐き出す人もいますが、はっきり言って最低です。
時間だけを浪費してしまうので、付き合わない方が見のためです。
建設的な会話は一切できませんので、そそくさと撤収しましょう。