パソコンのバックアップ USB接続の外付けSSDと有料バックアップソフトでやってみた
先日の気づきから、パソコンのバックアップを実際にやってみました。使用したのはUSB接続の外付けSSDと有料バックアップソフト。いったいどんなものを使い、どのように行ったのか。ぜひ、参考にしてみてください。
もくじ
パソコンのバックアップをやってみた
先日、仕事机で水をこぼしてしまってから、パソコンのバックアップの重要さを改めて認識しました。
その内容はこちらに。
>改めて気をつけたいパソコン周りの飲食事情とおすすめのバックアップ用メディアについて
そこで、バックアップ体制を見直そうと思い、バックアップメデイアとバックアップソフトを用意し、早速やってみました。
今回はどんなことしたのか、どんなものを用意したのか、どういう目的で実施したのかといったことをお伝えしていきます。
今回用意したもの
まず、今回のバックアップ体制に対し、用意したのは次の2点です。
- USB接続の外付けSSD
- 有料バックアップソフト
外付けのメディアはHDDでも良かったのですが、使用しているPCもSSD仕様なのと、転送スピードが少しでも早く、バックアップをなるべく短時間で済ませたいという考えがあり、SSDにしました。
次に、有料バックアップソフトを購入した理由は、「使ってみたかったから(笑)」というのが一番の理由です。
無料のバックアップソフトもあるのですが、有料ソフトのほうがいろいろと機能面で勝れている面があったり、自分が行いたいバックアップスケジュールやバックアップ体制に手間が少なく対応できそうだったというのもあります。
さほどソフトが高額でなかったというのも導入理由の1つです。
では、実際にどのようなものを利用したのか、詳しく解説していきます。
使用したUSB接続の外付けSSD
今回バックアップ用に用意したUSB接続の外付けSSDは、
- キオクシア(KIOXIA)SSD 外付け 1TB USB3.2 Gen2
とういものです。
キオクシアはUSBメモリでも愛用しており、シンプルなデザインとリーズナブルな価格が気に入っていました。
今回、USB接続の外付けSSDを選ぶ際に、色々と調べたら、キオクシアは国産の部品を使用しているのと、サポートがバッファローという点で安心して使用できるかなと思ったのがまず第一の理由。
そして、見た目のデザインもシンプルで良いと思ったのですが、軽量アンド耐衝撃のコンパクトアルミ筐体採用のミルスペックだったというところにグッと来たのが2つ目の理由。
ちなみに、ミルスペックとはアメリカの軍が認めた耐用規格のことです。
もちろん、評価が高い製品であったのも、選んだ大きな理由です。
「キオクシア(KIOXIA)SSD 外付け 1TB USB3.2 Gen2」の性能は、
最大読出速度 1,050MB/秒
USB 3.2 Gen2対応
パスワード保護
国産3次元フラッシュメモリ搭載
耐衝撃 アルミ筐体
Windows、Mac、Android、PS5、PS4に対応
となっています。
実際手にとると、手のひらサイズで、金属の筐体が気持ちずっしりと重みを感じ、質感もいい感じです。
価格は税込み14480円でしたが、キャンペーンで5%オフになり、13750円で購入できました。
使用した有料バックアップソフト
続いて、使用したバックアップソフトですが、今回はこちらを用意しました。
- HD革命/BackUp Next Ver.5 Professional 1台用|ダウンロード版
BackUp Nextを選んだ理由は、簡単に使えそうということと、なかなか評判も良かったからです。値段もわりと安価というのも選んだ理由の1つになります。
この「HD革命/BackUp Next Ver.5」にはStandard版とProfessional版とがあり、違いはProfessional版には、コピー&ペースト方式のフォルダー間のバックアップ/ミラーリングが出来る「HD革命/Copie」というソフトが付属として付きます。
この付属ソフトのある機能が使ってみたかったので、Professional版を購入しました。
また、この「HD革命/BackUp Next Ver.5 Professional」はCD版とダウンロード版が販売されているのですが、今使用しているパソコンにはCDドライブが付いていないので(最近付いてないのーとPCが多い)、ダウンロード版を購入しました。
これ、購入するときに気をつけないといけないやつです。あやうくCD版を買いそうになりました。
こちらは3960円で購入できました。
今回作業したこと
今回、両方ともアマゾンで購入しました。
まず、USB接続の外付けSSDとノートパソコンの接続は、付属のUSBケーブルでなんの問題もなく接続でき、認識もされました。
続いて、バックアップソフトですが、こちらはダウンロード版なので、アマゾンから届く注文メールの中にある「PCソフトダウンロードライブラリ」から、購入したバックアップソフトをダウンロードします。
ダウンロードをすると、その中にライセンスコードがありますので、そのコードを使用してインストールします。
まず、BackUp Next Ver.5では、バックアップのみでなく復旧用の起動用ディスクの作成ができるので、バックアップ用の外付けSSD内に作成しました。
この機能を利用すると「Windows PE」という、メディアなどから起動できる簡易版OSが作れ、外部メディアの「Windows PE」を起動することができ、復旧の際などに重宝します。
今回、起動用ディスクの作成する際に、作成先のメディアに購入したキオクシアを選択したのですが、「パーティションが存在しない空のハードディスク( ディスク全体が未割り当て) が必要です。空でない場合は作成できませんので、あらかじめパーティションを全て削除してください。」といったアラートが出て、うまく先に進めませんでした。
これについては、パーティションの解除方法を調べ、まずはそれを行いました。その後は問題なく起動用ディスクが作成できました。
続いて、バックアップの作業です。今回はまるごとシステムディスクをバックアップすることにしました。
私の場合、システムディスクはパーティションを切っておらず、システムとデータとが1つに入っているので、それをまるっと外付けSSDに保存します。
これはBackUp Nextの「簡単バックアップ」という機能を使って行います。システムディスクを選び、「対象ディスク」と「バックアップの保存先」を確認したら、開始ボタンをクリックするのみ。非常に簡単にバックアップが開始されます。
ただ、このバックアップには結構な時間がかかります。
今回私のパソコンのシステムディスクは、300GBほどのデータが入っていたのですが、転送速度の早いUSB3.2のSSDを使用しても、1時間半近く掛かりました。
とりあえず、今回はここまでで一旦終了としましたが、多少時間は掛かるものの、とくに難しいことはありませんでした。
ただ、PDFのマニュアルが若干わかりにく気がしました。一度理解してしまえば、大したことないと思うのですが、なんだか読んでいてモヤモヤするというか。
バックアップの方法は、他にも細かな設定ができるのですが、これらは次回以降、色々といじっていこうと思います。
ちなみに、私はミラーリング(本体とバックアップとで、ファイル構成を同じに保つこと)を考えているのですが、その機能はBackUp Nextにはなく、Professional版に付随する「HD革命/Copie」の方にあるので、そういった理由でProfessional版を購入しました。
やってみた感想
実はPC購入時に起動用ディスクはUSBメモリの方で作っていますので、今回用意した外付けSSDに起動ディスクを作る必要はなかったのですが、一応、ソフトの機能を理解するためにやってみました。
また、単純にデータをまるごとコピーしたり必要なデータのみをバックアップするのであれば、特にバックアップソフトは必要ありません。私もこれまでやっていましたが、別のメディアを用意して、適宜保存していけばいいだけです。
では何故バックアップソフトを使用するのかというと、その理由は定期的にバックアップを取れる「仕組み化」を構築するためかと思います。
私の場合は、バックアップソフトのリマインダー機能のようなものを使って、例えば週に一度、バックアップソフトが起動し、ミラーリングしてくれるようにしたいというのがあります。
今回、外付けSSDにバックアップを取ったところ、外付けSSDがかなり発熱していました。
なので常時接続しておくよりも、バックアップソフトのリマインダーにより、「そうだ、バックアップしなくちゃ」と思い立ち、外付けSSDを繋いでバックアップ(ミラーリングさせる)を取るという習慣ができればと思っています。
流石に毎回フルバックアップして、数回分を予備データとしてSSDに保存するとなると、1TBでは足りませんし、時間も取られます。
差分だけ保存すると、要らないファイルがバックアップ用メディア内に残るので、それも嫌だなと思い、ミラーリングしたいと思っています。
まぁ、バックアップは一種の保険なので、階層まで完璧に本機と同じにする必要もないのかもしれませんが。
そのあたりは、今後、今のシステムでやっていく中で、改良していくつもりです。