個人事業主がつい迷う事業主貸とは?経費になるの?事業主借との違いと覚え方

仕訳

個人事業主となって2021年は16年目です。
記事の投稿日である2月26日は絶賛確定申告期間中であり、仕訳のチェックにあわただしい時期となっています。

仕訳自体は放置しておいても会計サービスのお陰で自動でやってくれるわけですが、ちょこちょこ手作業で入力することもあります。

その中で迷う仕訳項目が、

  • 事業主貸
  • 事業主借

なのです。

いまでも迷ってしまうことがあるので、備忘録にもなると考えて記事化にすることにしました。

事業主貸とは

事業主貸は勘定科目のひとつです。
プライベートや事業所得以外の取引が発生したときに使用します。

読み方は「じぎょうぬしかし」です。

初めて目にしたときは四字熟語かと思ってしまいましたww

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事業主借もある

対をなす言葉として覚えたのが「事業主貸」です。
「じぎょうぬしかし」と読みます。

当たり前ですが四字熟語ではございません。

これもプライベートや事業所得以外の取引が発生したときに使用します。

事業主貸と事業主借の使い分け

どういったときに仕訳の勘定科目として使うのかを簡単に説明します。

  • 事業主貸・・事業用資金を生活費などプライベートで使用したとき
  • 事業主借・・プライベートな資金を事業用に立て替えたとき

すごくシンプルです。

仕訳自体はシンプルなのですが、現金、銀行口座、クレジットカードを事業用とプライベート共有しがちなので、ちょっとややこしい状況になることがあるのです。

ということで、まず個人事業主として独り立ちする場合は、私用と事業用で、銀行口座とクレジットカードは別々に持っておくことをおすすめします。

現金は財布を分ける程度で良いです。

ちなみに覚え方は、

  • 事業主貸・・事業主が個人(としての本人)へ貸した
  • 事業主借・・事業主が個人(としての本人)に借りた

としました。

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事業主勘定の仕訳例

事業主貸と事業主借の仕訳例を挙げておきます。
個人的によく使った仕訳をピックアップしました。

事業主貸の仕訳例

ex.事業資金の一部を生活費のために私用の口座に20万円移動した

借方科目 金額 貸方科目 金額
事業主貸 200,000 普通預金 200,000

事業主借の仕訳例

ex.事業資金としてプライベートのお金20万円を事業用口座に移動した

借方科目 金額 貸方科目 金額
普通預金 200,000 事業主借 200,000

事業主貸は借方科目、事業主借は貸方科目で固定です。
ここだけは貸し借りが逆なのでややこしいですが、自動で仕訳られている項目もあるので、それを参考に手動入力しています。

事業主貸も事業主貸も経費ではない

どちらも経費ではありません。

間違いは厳禁です。

口座やクレジットカードを分ける理由

早い話、口座AとクレカAは事業用、口座BとクレカBはプライベートにとわけていれば、仕訳が楽だからです。

クラウドの会計サービスに口座AとクレカAを連携させておけば、勝手に仕訳してくれるので、何も手入れが必要のないレベルで記帳してくれます。

仮に口座やクレカを共用していると、まず、事業用かプライベート用かを判断するという手間が発生します。
この手間がムダに思えたので、きっかりと分けるようにしました。

分けた方がメリハリが付くので、気分的にも違います。

まとめ

事業とプライベートの区別をしっかりし、自ら規律を守ることが個人事業主として最低限のモラルだと思います。

その上で明朗会計であるべき。

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