イマドキ高校生なりたい職業トップ3が超意外!現実思考の一方で好印象を抱きすぎな感あり
相変わらず「仕事=雇われる」ことが前提の若者。
逆に言えば、スタートアップや学生起業家を創り出す土台が、先進国の中でもとびきりショボい可能性もあります。
エンジェル投資や個人スポンサーという文化も皆無に等しく、銀行からの融資という面倒臭い壁が立ちはだかっているようでは、これからも若者の起業は期待できないかも。
まあ、クラウドファンディングが風穴を開けつつあるとは思いますが、イマドキの高校生の職業観って、やはり気になるものです。
そこで今回はニュースで見かけた高校生のなりたい職業について、個人的な意見を述べてみたいと思います。
将来の職業はワンパターン
小中高における「なりたい職業」ランキングという話題を見かけます。
もう数十年も続いているかもしれませんが、中身は至ってワンパターン。
この何年間で新しい職業といえば「YouTuber」ぐらいなもので、相変わらず公務員が上位に入るという状況です。
安定の公務員ということを大人が刷り込みすぎ。
しかも公務員の実態を知らない人ほど、ウワサや勝手な妄想で独自の公務員像を作り上げて、子どもに意見している様子が目に浮かびます。
さらに人気なのは、教師、保育士、幼稚園教諭といった、ここ数年で急速にブラック化してきている職業は、相変わらず人気です。
これも実態が見えていない未成年には仕方がないこと。
ましてや保育士や幼稚園教諭の収入は決して高いとは言えないのに、志望するということは、やはり「子ども」がキーワードになっているからだと思います。
女子高生のなりたい職業トップ10
イマドキの女子高生の「なりたい職業トップ10」はコチラ。
- 国家公務員・地方公務員
- 看護師
- 教師・教員・大学教授
- 保育士・幼稚園教諭
- 事務職・営業職
- 薬剤師
- 臨床検査技師・診療放射線技師
- 栄養士・管理栄養士
- 心理カウンセラー・臨床心理士
- シェフ・パティシエ・料理人
昭和、平成とあまり変わり映えしないのが特徴と言えそうです。
驚きなのが「YouTuber」「TikToker」「Instagramer」といった動画系クリエイターやインフルエンサーが、全くランクインしてないこと。
もう少し年齢層が低いとランクインしてくるのかもしれませんし、現実を冷静に見ているのかも。
共感性羞恥を覚えるとね、職業としては・・・。
さらに「美容師」もランク外で、やはりブラックな職業イメージが付きつつあることも影響していると推測しています。
男子高生のなりたい職業トップ10
イマドキの男子高生の「なりたい職業トップ10」はコチラ。
- 国家公務員・地方公務員
- システムエンジニア・プログラマー
- 機械エンジニア・整備士
- 教師・教員・大学教授
- 事務職・営業職
- ゲーム業界の仕事
- 警察官・消防官・自衛官
- 設計者・開発者・工業デザイナー
- 学者・研究者
- 医師・公認会計士(同率)
基本的には昭和、平成とは大きな違いもなく、ゴリゴリの理系職業ばかりですね。
ただ、「プロ野球選手」「プロサッカー選手」といったプロスポーツの名前がありません。
女子高生と同じく「YouTuber」「TikToker」「Instagramer」も見られず。
小学生だと多いはずですが、やはり現実と向き合きあわなければならない年代ともあって、ランクインしていません。
意外だったのが「弁護士」「検察官」「判事」といった法曹業界には全く目が向いてないことです。
ハードルが高いと見ているのでしょうか。
まとめ
「イマドキ高校生なりたい職業トップ3が超意外!現実思考の一方で好印象を抱きすぎな感あり」というテーマで、高校生の職業観について書きました。
相変わらず、同じような職業が並びます。
その理由としては、あまりにも職業に対する見方が偏りすぎているからではないかと考えます。
もしくは安定志向を唱え続ける大人の影響を受け過ぎな気も・・・。
公務員の給与って税金だということも、しっかりと教えないとね。
この意味の深い部分を理解できる人が、どれぐらいいることやら・・・。
参照
高校生が将来一番就きたい職業:LINEリサーチ1000人調査-ITmedia ビジネスオンライン
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