京都国際会館を見学したい!設計したのは誰?利用方法やアクセス、カフェのランチなど
京都の名所のひとつ国立京都国際会館。設計したのは誰? 見学してみたいけれど、イベント以外で利用する方法をないの? アクセスや館内のカフェのランチなどもご紹介します。
もくじ
京都国際会館を設計した人
存在感のある独特な形の建造物で京都の名所のひとつに挙げられる国立京都国際会館。
京都府京都市左京区岩倉の宝が池公園に隣接し、日本で最初の国立会議施設でもあります。
敷地面積は156000平方メートルと、とても広く、敷地内には小川(岩倉川)も流れています。
また、宝が池公園側の敷地内には、幸が池を含む日本庭園も有し、周囲の小山と建造物や庭園との調和がとれたとても美しい場所となっています。
会議場本館建物の設計は日本人建築家の大谷幸夫氏によるもので、1966年(昭和41年)に竣工されました。
1972年に本館は増築され、1985年には同氏によりイベントホールが、1998年(平成10年)にはアネックスホールが完成。
2018年には日建建設によるニューホールも隣接して建てられました。
京都国際会館へのアクセス
国立京都国際会館へは地下鉄烏丸線にて、京都駅から乗り換えなしの1本で20分程度で到着します。
最寄り駅は「国際会館前」で徒歩5分ほど。とは言え、まさに国際会館へのアクセスのためだけに造られたと言っても過言でもないような駅で、駅の地下道から雨の日でも傘を差さずに国際会館の正面玄関へアクセスできるようになっています。
JR京都駅からはタクシーを利用した場合も30分程度で到着します。
駐車場はニューホールの前に位置し、約200台ほど駐車が可能です。利用料金は、普通車が1日(1回)1000円、バス・大型車が1日(1回)2500円となっています。
京都国際会館を見学したい
建築に興味のある方は、歴史的建築物である国立京都国際会館をじっくりと見学したいと思われる人も少なくないでしょう。
そんな方のために、国立京都国際会館はイベント以外でも入館できる「ICC Kyoto Open Day」という日が設けられています。
利用できる機会は、『建築の日(特別見学会)』『NIWA cafe の日』『ワーケーションの日』になります。
『建築の日(特別見学会)』では、普段は見ることのできない会場の見学や建設当時の秘話が聞けるなど、建物の魅力や見どころを熟知した担当者により1時間程度の建築物や展示美術品等の説明を受けることができます。
見学は無料で、見学開始時間は午前10時30分と午後2時の2回です。
『NIWA cafe の日』は1Fラウンジにある「NIWA cafe」にて、5種類のコーヒーが試飲できる体験プログラムや特別メニューが楽しめる日です。
「NIWA cafe」は京都の老舗喫茶店『前田珈琲』のカフェですから、美味しくないはずがありませんね。
また、『ワーケーションの日』はビジネスセンターやラウンジなどを、テレワーク・学習などのワーキングスペースとして開放している日です。
落ち着いた館内で快適に仕事をする際にご活用ください。
開催時間:10:00~17:00
利用条件:館内飲食店舗にてドリンク・フードをご購入いただいた方。
開催場所:1Fラウンジ、ビジネスセンター
席数:ラウンジ30席 六角椅子10席 ビジネスセンター6席
設備:Free Wi-Fi
建物内の家具は剣持勇氏によるものです。
建物のみならず、素敵な内装・家具に包まれて仕事ができることは、至福の時間にもつながることでしょう
実際の「ICC Kyoto Open Day」は、国立京都国際会館オフィシャルサイト内「ICC Kyoto Open Day」ページの「ICC Kyoto Open Dayスケジュール」をご確認ください。
京都国際会館内のランチについて
京都国際会館内には3か所ほど食事をする場所があります。
- レストラン「グリル」
- NIWA cafe
- カフェテラス
レストラン「グリル」は、本館にある食堂です。伝統のビーフカレーライスやランチからステーキまで。
格調高い内装でありながら、お値段はわりとリーズナブル。落ち着いて食事ができます。
NIWA cafeは本館1階の庭園側に面した位置にあるラウンジカフェです。
外に出てのオープンカフェも楽しめます。
前田珈琲ならではの美味しいメニューがリーズナブルな価格でいただけます。
カフェテラスはイベントホールの2階にあり、催事開催時に参加者のみが利用できます。
京都国際会館最寄りのホテル
京都国際会館には最寄りのホテルがほとんどありません。
唯一あるのが「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」です。
ただし、実は京都国際会館にも宿泊施設があります。
それが宿泊施設「ロッジ」です。
「ロッジ」は京都国際会館の別館イベントホール東側の3階建の2階・3階部分にあります。
国際会館利用者ではない一般の人も利用可能です。
30室全室バス・トイレ付、冷暖房完備、Wi-Fi/高速インターネット(無料)。
チェックイン16:00、チェックアウト10:00。
料金の方もリーズナブルで、一人使用7000円からです。
詳細は下記ページをご参照ください。
まとめ
京都国際会館の本館は1972年に建てられ、およそ50年ほどの年月が経っています。
和風建築のデザイン要素を取り入れながらもコンクリートで作られた外観や、斬新な内装などは、日本のモダニズム建築の塊といった感があります。
門扉ひとつとっても、意匠の工夫がみられ、見るものを飽きさせません。
随所にちりばめられた前衛的なアートなど、まさに建物自体がアートの塊のような、そんな空間になっています。
建築に興味のある方もない方も、美しく静かながらも刺激的な空間である京都国際会館で、ぜひ一度ゆっくりと一日を過ごされてみることをお勧めします。
時代を超えるアートの力を、身近に感じることができることと思います。