腎臓と寿命の関係 腎臓が健康だと長生きできる?働きや良いとされる食品・悪いとされる行為
腎臓は寿命ととても関係の深い臓器です。腎臓が健康だと、人は長生きできると言われてもいるそうです。腎臓の働きを知り、腎臓に良いとされる食品や生活習慣、また悪いとされる行為などについても学んでおきましょう。
腎臓が健康だと長生きに
人は腎臓が健康だと長生きするそうです。
反対に腎臓が弱ってくると、残りの寿命も短くなってきた証拠に?
そう聞くと、腎臓の健康に気を配りたくたくなってきますよね。
ということで、腎臓とはどんな働きがあるのか、腎臓が弱るとどうなるのかといったことや、腎臓に良いとされている食品、腎臓にとって良くないとされている行為などについてお伝えしていきます。
腎臓の働きとは
まずは腎臓の働きについてです。
腎臓では血液をろ過します。そうすることで、体の中に溜まった老廃物(尿毒素)や取り過ぎた塩分や水などを、尿とともに体の外へ出す働きをしています。
つまり、腎臓は必要なものと必要でないものとを分ける、いわばフィルターみたいな役割をしているわけです。そうすることで、体液を一定に保つよう機能しています。
腎臓の機能が低下してしまうと、身体に水分が溜まりやすくなり、体液のナトリウムとカリウムのバランスが悪くなります。
腎臓が悪くなったときの症状
腎臓が悪くなった場合、初期の場合は特に症状は見られません。
さらに腎臓が悪くなって始めて、
- むくみ
- 頻尿
- 高血圧
- 動悸・息切れ
- 尿の変化(褐色のような濃い色味の尿)
- 尿毒症
- 胸の痛み
といった症状が見られるようになります。
また、腎臓は背中側にあるので、背中や腰周辺に痛みが表れることがあります。
腎臓にとって良くない行為・習慣
では、腎臓を悪くする行為や習慣には、いったいどういったものがあるのでしょうか。
まず気をつけたいのが、「塩分の摂りすぎ」です。
腎臓は摂取した塩分を尿と共に排泄する働きを持っています。
しかし塩分を摂り過ぎてしまうと、塩分を排泄しようとして尿の過剰排泄を行うため、腎臓に大きな負担を掛けてしまうのです。
また、タンパク質は腎臓から老廃物として排出されますので、タンパク質を多く摂りすぎると、これもまた腎臓に大きな負担掛けてしまいます。
その他に腎臓に負荷を掛けないためには、
- バランスの良い食事を摂る
- 野菜を多めに食べる
- 塩分・脂肪は控えめに
- 適度な運動習慣を持つ
- 適度な水分補給とトイレは我慢をしないこと
- ストレスを避ける
- 十分な睡眠を取る
- アルコールはほどほどに
- タバコは控える
といった点です。
注意すべき点は一般的な生活習慣病予防と同じですね。
腎臓に良いと言われる食品
腎臓に良い食品は、実は心臓にも良い食品と同じとされています。
心臓も腎臓も血液循環や血圧調節を行っている臓器であるためです。
心臓に良い食品として、
- ロース・もも肉の赤身
- 皮を取り除いた鶏肉
- 魚
- 豆
- 野菜
- 果物
- 低脂肪または無脂肪の牛乳、ヨーグルト、チーズ
などが、あげられます。
ただし、腎臓が悪くなってからは、
- タンパク質
- カリウム
- リン
などは控えた方が良いようです。
腎臓病になってしまってからはもう、腎臓に良いという食品はないに等しいそうです。
少し弱っていると言う程度のうちに、しっかりと回復させるようにしましょう
まとめ
腎臓は人間の体にとって、とても大切な臓器なのですね。そのため腎臓が弱り機能が低下していくと、寿命にも大きな影響を及ぼすとのことです。
腎臓の機能は加齢とともに少しずつ衰えてはいくものなのですが、糖尿病や高血圧、メタボなどになると、腎臓の機能は一気に低下していくそうです。
そうした生活習慣病にならないためにも、メニューと量とのバランスが良い食事を、普段から摂るように心がけましょう。
また、適度な運動習慣をもち、ストレスを溜め込まず、しっかりと睡眠を取るようにしましょう。
もちろん喫煙習慣はやめ、お酒も飲みすぎないように注意してください。
毎年行う健康診断では、腎機能に該当する数値もしっかりとチェックするようにしてください。