香盤表ってどこの業界用語?調べてみると意外なジャンルで使われていたことが判明
香盤表という文字を初めて見た時、香水の番号表だと思いました。
例えば、シャネルの5番とか19番が特に有名ですが、こちとらシャネルでさえ「チャネル」なんて発音してました(汗)
今はいろんなチャネルからアクセス引っ張る仕事してるから、あながち無関係ではありませんけどね。
だけども香盤表について調べてみると、全く違う意味でした。
そこで今回は、香盤表について調べたことをシェアしたいと思います。
もくじ
香盤表とは
エンタメ業界の用語で、制作や出演のスケジュール表を指します。
例えばモデル付のカタログ制作では、香盤表に、
- 撮影順番
- 所要時間
- カットの目的
- モデル名
- 小物、小道具
- 撮影場所
- 移動先(予定)
- 担当スタッフ
- 注意事項
- 備考
など、細かく記入する項目があり、服飾品であればメイクさんやスタイリストさんによる作業予定なども入ります。
一目見て、流れがわかるスケジュール表と言えばわかりやすいでしょうか。
香盤表は誰が作る?
香盤表は主にディレクターが担当することが多いようです。
現場を陣頭指揮する立場の人が制作することで、スムーズに仕事が捗ることになるでしょう。
ただし書類上と現場の動きは必ずしもリンクしないこともあるので、微調整も必要ですが、あまりに微調整が多いと混乱を招くので、やはり下準備の香盤表の役割は大きいと言えます。
舞台の出演順も香盤表
演劇などの出演者も香盤表で管理されています。
最もわかりやすいのは吉本興業の公演でしょうか。
漫才が何組が出演して休憩があり、その後に「よしもと新喜劇」という流れが定番ですが、出演順に演者さんが書かれているタイプもあるようです。
歌舞伎の世界でも香盤表を聞いたことがあるのですが、確か、歌舞伎と落語の世界で使われていたことだけは記憶があります。
香盤表の語源
語源なんですが、香道で使用される盤のことです。
香道で使われる盤と言ってもピンとこないのですが、画像検索するとたくさんででくるので、参照してみてください。
まとめ
「香盤表ってどこの業界用語?調べてみると意外なジャンルで使われていたことが判明」というテーマで香盤表とは何かということをベースに書きました。
意外といろいろな場所で使わているものですね。
ただ香盤表とは言わなくても、それらしいものはどの業界でも使われている印象です。
パッと見て全体もわかりますし、個別のシケジュールも確認出来ますから、非常によくできた表だと感じました。
作る側は大変でしょうけどね・・・。