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神社周辺の土地は自然災害に強いというウワサを検証!令和の不動産の選び方とは?

たまに聞くウワサについて、つい、調べてみたくなりまして、今回は不動産に関わることです。

ご多分に漏れず不動産の購入については、相当な労力・時間・費用を必要としますし、住宅が完成するまで数年にわたる最大級のライフイベントになります。

一戸建てが良い、マンションが良い、中古がお得・・・いろんな情報が蠢いていますし、物件情報も不動産業者もたくさんで頭が混乱しますよね。

マイホームを手に入れるだけでも、さまざまな希望を叶えたいですし。

その中で一番重要なのは土地の安定・安心・安全ではないでしょうか。

ということで今回は、災害に強い土地に関するウワサを探ってみることにしました。

土地の安全神話は存在するか?

どうせなら、マイホームの建築やマンション購入を検討するなら、地盤のしっかりした土地を選びたいものです。

ところが素人だと全くわかりません(汗)

しかし便利なことに国土交通省がハザードマップポータルサイトを運営しているお陰で、目を付けている土地の自然災害リスクについては情報入手可能です。

参照:ハザードマップポータルサイト

ただハザードマップポータルサイトを知らない人もいるでしょうし、不動産業者が「大丈夫」と太鼓判を押してくれている物件を前にして、

「いやいやハザードマップポータルサイトでは洪水リスクが・・・」

なんてことは言いにくいもの。

ハザードマップを参考にしつつも、もっと手早く土地選びのヒントになる方法を画策するならば、「神社」を目印にする方法がよろしいのではないでしょうか。

土地の安全は神社を見よ

おもしろい論文を見つけましたので紹介します。

2012年に東京工業大学グループによる「東日本大震災の津波被害における神社の祭神とその空間的配置に関する研究」という論文です。

抄録を一部引用すると、

東北での調査から、スサノオを祀った神社、またスサノオがルーツであると考えられる熊野神社は、そのほとんどが津波被害を免れていることを明らかにした。

となっているため、全国各地のスサノオを祀った神社周辺は、津波被害を免れるヒントがあるのではないかという仮説が立てられます。

前述した論文の抄録をさらに一部引用すると、

スサノオは無病息災の神として祀られることから、洪水や津波といった自然災害時にも大きな役割を果たすと考えられる。

と書かれており、やはりスサノオに関わる神社をマークすることもひとつの手であると言えそうです。

引用:東日本大震災の津波被害における神社の祭神とその空間的配置に関する研究 | CiNii Research

スサノオを主祭神とする神社については、ウィキペディアを参照して頂くと良いのですが、

  • 旧官国幣社および別表神社
  • 全国に分布する神社

という項目に具体的な神社の名前が掲載されているため、地元で発見する際は大いなるヒントとなるはずです。

安全な土地は高い

地盤の強い土地やハザードマップでもリスクの少ない土地などは、もともと人気になりやすいため、価格は割高傾向にあると言えます。

ただし土地の価格は、地盤やリスク以外の要因も含まれているため、やはり総合的な判断を頼らざるを得ません。

さらには予算の都合もあるでしょうから、どの条件を妥協するかの線引きは慎重にしたいところです。

注文住宅の場合は土地選びが重要ですが、建売や分譲の場合は、あらかじめ土地が決まっていることもあるので、後者は土地のリスクを軽視しがちになります。

不動産業者が開発した土地だからという、ある意味、品質についての担保があるわけですから、住宅のプランで意思決定するのは仕方のないことです。

まとめ

「神社周辺の土地は自然災害に強いというウワサを検証!令和の不動産の選び方とは?」というテーマで、神社を参考にした土地選びについて書きました。

神社をお寺などは、自然災害リスクを避けて建立されているというウワサについて、独自に調べたわけですが、まさか論文が見つかるとは思いませんでした。

論文からすると、やはり自然災害に強い土地に、神社などは建立されている可能性が強いものと判断できます。

タイミングよく、その周辺に土地があれば良いですが、なかなか見つからないという現実もありますが、選択に迷ったときは自然災害リスクの観点で物件を見ることも重要ではないかと考えます。

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