AIを使いこなすコツとは?文章作成にしろ画像生成にしろ求められるのは言語化能力!
AIを搭載したツールは非常に便利です。
文章作成にしろ画像生成にしろ、これまでシンドイ部分の作業をかなり代行してくれるからです。
しかし、自ら考えて創り出すわけではなく、やはりデータや情報を与えられないとアウトプットができないのがAIの泣き所でもあります。
漠然とした表現や感情を読み取ることは、今のAIのテクノロジーでは難しいので、やはり言語による伝達次第ということになります。
AIと共存するには、個人的には「言語化」がカギだと考えています。
日本人が得意?としていた、空気を読むとか、なあなあで済ますとか、一切、通用しない世界なので、いかに具体的な指示が出せるか。
ということで今回は、AIを使いこなすカギとしての言語化について書きます。
もくじ
あれ・それは通用しない
日本人のよくある会話、しかも中高年においては、
- 「年を取ると名前が出てこない」
- 「ここまで出かかっているのに・・・(とのど元を指す)」
- 「アレとかコレとか多くなるよね」
といったような、いわゆる記憶に関することって、よく聞かれます。
確かに否定はしませんが、AIが相手だと、まず通用しないんですよね。
「ほら、あの番組で出てたよ人だよ」
お互いが脳をフル回転させて、絞りだすこともありますが、AIが相手だと無理です。
何らかのヒントを具体的に示してやらなければ、期待する答えは出てきません。
言語化能力
言いたいことを的確に相手に伝える、あるいは、わかりやすいように言葉をチョイスできる、さらにモヤモヤしていることを短文でまとめることができる、といった能力が、これから必要ではないかと推測します。
言語化能力とは、自分の思考や感情、知識、意見などを言葉に表現する能力のことを指します。
この能力は、人間がコミュニケーションを取る上で必要不可欠なものであり、個人的な交流からビジネスや政治に至るまで、あらゆる分野で重要な役割を果たします。
具体的には、
- 言葉の理解能力
- 言葉の表現能力
- コミュニケーション能力
- 説明力
のことです。
言語化能力は、生まれつき持っている能力と、環境や経験によって磨かれる能力があります。
日常的にコミュニケーションを取り、自分の思考や感情を言葉で表現することで、より高度な言語化能力を身につけることができます。
AIはプロンプトで指示
AIの自動生成系は、キーワードを入力するタイプがありますが、日本語対応のツールはもはや珍しいです。
これからも増えていくとは思いますが、現時点では、日本語でのキーワード入力での表現による生成のクオリティは、あまり高くないと言えます。
例えば画像生成において、高精度でディテールのクオリティも高いツールは、プロンプトによる入力が圧倒的に多いです。
プロンプトとは、AIが実行するタスクや目的に基づいて、言語やコードの形式で与えられるものです。
例えば、以下のようなプロンプトを、フリーのAI画像生成ツール「Mage」に入力してみると、このような画像が生成されました。
プロンプト:long hair, 1girl, solo, landscape, outdoors, clear sky, day, white dress, straw hatblush
すごいもんです。
まとめ
「AIを使いこなすコツとは?文章作成にしろ画像生成にしろ求められるのは言語化能力!」というテーマで、AIツールと言語化について書きました。
頭の中のイメージを具現化するために、AIの画像生成ツールを利用するとしても、プロンプトを使いこなさなければ無理です。
これもひとつのAIツールに向けての言語化ですから、冒頭で言ったように、
- 言葉の理解能力
- 言葉の表現能力
- コミュニケーション能力
- 説明力
が必要だということです。
参照
Mage | Free, Fast, Unfiltered Stable Diffusion