小学生や幼児の子どもに習い事をさせたい!始める時・辞めたい時に気をつけたいことは?
いつの時代も親が悩むのは子どもの習い事です。
子どもに習い事をさせるのが当たり前、礼儀は習い事から、といった同調圧力や親せき界隈からのうるさい小言にイライラしている方もいるのでは?
子どもの習い事で上位なのは、
- 水泳
- 英語
- ピアノ
です。
参照:習い事メディア「SUKU×SUKU(スクスク)」
親として子供に「何かを身につけさせたい!」と思う反面、費用や送迎など気になることはたくさんあります。
「習い事をしたい!」という子どもの要望に、どこまで応えるべきか、始める時や辞める時のタイミングも難しいところです。
そこで今回は、子どもの習い事について書いてみます。
まずは体験談から。
もくじ
サッカー教室に通わせた親御さんの経験談
幼稚園や保育園では、保育時間終了後に指導者を招いて、園内で習い事を開催しているところが増えています。
幼稚園ではサッカースクールのコーチを招聘し、園庭でサッカー指導を行っています。
始めたきっかけはサッカーファンだった保護者と一緒に、Jリーグの試合を生で観戦ことで、子どもがやる気になって始めました。
他のスクールを見学することはせず、気軽に習わせられるということから幼稚園内でのスクールに参加。
ユニフォームやボールなどの用品は自己負担で、入会費など合わせて3万円ほどかかりました。
順調に楽しんでいましたが、卒園間近になって責任者から卒園後は同じスクールの違う会場で、違うコーチに習うことになるとい情報が。
息子は、幼稚園内でやるサッカーが好きだったことで変化を嫌がり、続けられないということで退会です。
一式揃えたにも関わらず、わずか1年半ほどしか続けられませんでした。
場所もコーチも変わらないスクールを探せばよかったと後悔しています。
体験談についての筆者の意見
まず後悔している意味が分りません。
1年半も続けたのは大したものです。
その親御さんの後悔は、
- 1年半で辞めたことの後ろめたさ
- 運営の確認を怠ったこと
- 費用のムダ
という3点が垣間見えます。
1年半で辞めて何がダメなのでしょうか。
本当にサッカーが好きなら、会場やコーチが変っても続けたいと、子どもさんも主張するはずです。
変化を嫌ったということは、子どもさんは見知った顔の中でサッカーを楽しみたかっただけであり、たまたまJリーグの観戦で感化されただけと推測できます。
サッカーへの関心は薄かったのでしないでしょうか。
また場所もコーチも変らないスクールなんてありません。
子どもの成長に伴って身のまわりの環境は変わるわけですから、そのことを後悔したところで意味はないのです。
最後に「一式揃えたにも関わらず」という言葉がありましたが、明らかに金銭的な勿体なさを悔やんでいるのではないでしょうか。
投資に対して回収できていない、あるいは満足していないことが、この一言でわかります。
このように、損得勘定で子どもにスキルを獲得させる考え方は、受験時期に危険なニオイがします。
これだけ教育費を負担したのに不合格とは情けない
といった理屈と同じで、不安で仕方かありません。
後悔しない習い事を求めることは無理な話。
やってみなければわからない世界ですから、初めから保険をかけるようでは、子どもの可能性を伸ばすことはできません。
子どもの習い事のポイント
習い事といっても、ジャンルは無数です。
子どもに習い事をさせる時に気をつけたいポイントとしては、大きく3つあります。
子どもの意思と目的をハッキリさせる
子どもに習い事をさせる上で、子どものやる気はいちばん大切なことです。
習い事をするのは親ではなく子どもですから、親がやらせたいことを押し付けるのではなく、子どもの主体性に任せることが重要になります。
やる気があっても、相性や適正の問題はつきものであり、それを無視して「辞めさせない」といった態度は、後々、恨みを買いますよ。
本人の気持ちとやる気を尊重しながら、サポートしていくことが親としてスマートな対応です。
指導者との相性
好きなことを習い始めても、指導者との折り合いが合わなければ意味がありません。
習い事は指導者によって雰囲気はガラリと変わります。
体験レッスンや説明会に積極的に参加し、教室の雰囲気や指導者の接し方などは、親の目で確かめることが大切です。
環境変化への対応
小学生の間だけなど、期間を定めることもひとつの手ですが、進級・進学による環境の変化は避けられません。
その変化に子どもは対応できそうか、送迎の時間に対応できるかなど、長く続けるつもりであれば、先を見て検討する必要があります。
環境の変化をきっかけに、違う方向性を検討することも悪いことではありません。
注目の習い事はプログラミング
2020年より小学校で必修となったプログラミングは、今注目の習い事です。
デジタル機器を使うことが当たり前になった現代、どのような職に就くとしても強みになるということで人気が高まっています。
ただプログラミングといっても
- タイピング練習
- ゲーム、アプリの開発
- Webサイトの作成
- ロボット制御
など、内容はさまざまです。
小学校で配布されるプログラミング体験教室のチラシでは、ハイスペックな機器を使うということもあり、月謝は高めです。
教室によっては指定の機器を用意する必要もあり、チラシ以上に費用がかかることもあります。
オンラインで習える教室もありますが、月謝は安めで、都合の良い時間に始められることもあって、自由が効くメリットはあります。
まとめ
「小学生や幼児の子どもに習い事をさせたい!始める時・辞めたい時に気をつけたいことは?」というテーマで、子ども習い事について書きました。
水泳、学習塾などメジャーな習い事から、スピーチ、将棋などちょっとマニアックな習い事まで、インターネットで検索するとたくさんのジャンルが出てきます。
小学3年生から英語の授業が開始されるようにもなり、英会話スクールの人気も再燃しているようです。
どのような習い事でも、子どもの意向を無視した強制だけは絶対NG。
親子関係にヒビが入ることもあります。
さらに根性論や精神論でしか語れない親は、現代っ子には頭の悪い大人としか認識されませんので、親も習い事が必要なのかも。