ワークショップとセミナーの違って何?趣味やスキルアップ講座によくある開講形式
全国のいたるところで「ワークショップ」あるいは「セミナー」がオンラインなどで開催されています。
対面じゃないとダメ、なんて言ってる場合ではありません。
対面重視を主張する個人や事業者に対しては、ネットリテラシーとコミュニケーションスキルが低いだけなのではと、懐疑的な見方をしている人も少なくないように思います。
要するに「対面ゴリ押し」は逆効果の時代に入ったわけです。
冒頭で言いましたが、講座の開講にあたっては、
- ワークショップ形式
- セミナー形式
に大きく分かれます。
この違いについて、シェアしたいと思います。
もくじ
ワークショップとは
ワークショップとは、小規模な会場で少人数に専門知識や議題についてレクチャーしながら体験も含めた講座のことです。
代表的なワークショップが開催されやすい講座と言えば、
- もの作り系
- IT・プログラミング系
- 芸術系
などがあります。
講師を招いて専門知識のレクチャーを受けながら、実際に受講生が手を動かして体験あるいは技術を高める作業をしていくスタイルです。
大体、受講人数は多くても10名前後で、講座によっては無料で参加が可能でも教材費などは実費負担というケースもあります。
子どもと一緒に参加しやすいのもワークショップの特徴です。
セミナーとは
セミナーは講師が参加した聞き手に対して一方的に講義するスタイルです。
ただし聞き手に全く発言権が無いわけではなく、講義が終わったところで集中的に質疑応答の時間が取られることが多いです。
参加人数は、数名程度の小規模なものから、数百人を対象とする大規模なものまで様々です。
ビジネスや生き方、自己啓発など専門分野ではセミナー形式が多くなっています。
参加料に関しては、無料と有料があります。
また、参加資格に関しては、オープンなものと会員限定などクローズなものもあります。
ワークショップとセミナーのメリットとデメリット
ワークショップとセミナーでは、それぞれメリットとデメリットがありますので、簡単に解説します。
ワークショップのメリット
- 同じ興味関心を持った人が集う
- 「体験」できるという特典が付く
- 実践的である
- 少人数が多いため講師や参加者との距離が近い
- 参加したことが形として残る
ワークショップのデメリット
- 体験のための実費負担
- 開催数が多くない
- 1人で参加するハードルが高い印象
セミナーのメリット
- 表に出ない話が聞ける
- 著名な講師に会える
- 1人で参加しやすい
- 参加特典などがある
- モチベーションが上がる
セミナーのデメリット
- 講師が話し下手だと退屈する
- 眠くなりやすい
- 内容を忘れやすい
思い当たるフシはありませんか?
コロナ禍においてはオンラインでの開講が増えているので、リラックスして参加できる環境があります。
これを機会に、興味関心のあるオンラインセミナーやワークショップに、どんどん参加すると知見が広がると思います。
オンライン講座とオンラインサロン
ワークショップとセミナーのほかに、注目度が上がっているのが「オンラインサロン」です。
オンラインサロンとは有料会員限定のオンライン上の集いの場です。
サロンという言葉のおしゃれなイメージも人気に拍車がかかっていてるようですが、早い話が「クローズドなSNS」だと考えると良いです。
ただし著名な人が主催しているケースも多く、会員になればオンライン上ではありますが、直接、コミュニケーションが取れるという特典があります。
逆に言えば知名度になびく人が多く、目的もなしに「〇〇氏に近づける」というだけで満足している人もいるのは事実です。
まとめ
ワークショップとセミナーの違いについて書きました。
凝ろな以前は、自ら会場に足を運ぶという負担が生じましたが、コロナ禍にあってはオンラインということもあって、参加ハードルが下がったと言えます。
逆に言えば、ネットリテラシーが十分でない高齢者や苦手とする中高年、あるいはWi-Fi環境がない家庭においては、受講機会が失われやすいとも言えます。
外出を制限されてシンドイ思いをしている人がいる一方で、チャンスとばかり、新しい取り組みをしたり、スキルアップによって副業が軌道に乗っている人もいます。
1年ちょっとの努力差が、これから大きな差となって現れる頃ですね。
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