今こそ山下達郎を聴きたい!世界中が注目する日本のシティポップ 懐かしのニューミュージックが再評価

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山下達郎さんの70年代~80年代前半の初期アルバム作品がリマスタリングされ、アナログレコードとカセットとで発売されます。世界中でも日本のシティポップが注目され再評価されている昨今、懐かしのニューミュージックを今一度聴き直してみませんか?しかもカセットテープなんかで聴いたら、もう当時の気分にどっぷりと浸れて楽しそうですよ!

山下達郎が聴きたい!

シンガーソングライターの山下達郎さんが1976~1982年にリリースした作品をリマスタリングしたものが、アナログのレコードとカセットテープで発売されるそうです。

今回発売されるのは初期のアルバム全8作品です。

それにしても6年間で8枚のアルバムをリリースした、というのもすごいですね。今の音楽シーンでは考えられませんが、当時でもかなりタイトなリリースだったのではないでしょうか。

当時からあまりメディアに登場しない山下達郎さん。そんなところからも、一部の熱心な音楽ファンが聴くアーティストとか、作曲家やプロデューサーというイメージが強い気がします。

当時は、結構テレビに出ない宣言をするミュージシャンって、わりと多かったように思いますが、今でもそれを貫いているってかなり頑固な人?って感じもしますね。

きっと職人肌なのでしょうね。

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日本のニューミュージックが再評価?

ところで最近、日本の古いニューミュージックが世界中で注目され、聴かれているのをご存知ですか?

ニューミュージックとは、1970年代から1980年初頭にかけて流行した日本のポップミュージックのジャンルです。

いわゆる歌謡曲とは一線を引き、洋楽からの影響を受けたアーティストたちが、音楽性が高くかつどこか都会的な雰囲気を持つおしゃれな音楽を作り始めました。

まさしく新しい時代の音楽ということで、ニューミュージックと名付けられたわけですが、いまではそれがシティポップと呼ばれて、世界中で再評価されはじめています。

当時の国内の音楽は市場が国内に限られていたため、ニューミュージックが海外で流れることは少なかったでしょう。そのため、良いニューミュージックの楽曲でもあまり世界では知られて来なかったのです。

それが近年のYouTubeの人気により、世界中の人に知れ渡るようになり、初めはアジア圏から火が着き、そして欧米へと日本のニューミュージック人気が広がっていき、都会的な音楽を想起させるため「シティポップ」と名付けられるようになりました。

このシティポップブームで面白いのは、海外の人が日本語で歌っているという点です。

これまでは英語の曲は世界中でわりと聴かれていましたが、アジア圏の言葉で歌われた曲が海外で受け入れられることは少なかったと思います。

しかし、意味がよくわからなくても英語の歌を日本人が聴くように、日本語がわからなくても、実は音楽は楽しめるということなんでしょうね。

言語による独特な響きというのも相まって、近頃では以前よりも世界中の言語で歌われるポップソングが一般的に聴かれつつあるように思います。

山下達郎の楽曲が聴けない

そんなシティポップブームを代表する1人でもある山下達郎さんの曲ですが、実は山下達郎さんの曲、現状ではなかなか手軽に聴くことがでない状況にあります。

というのも、山下さんはサブスクリプション反対派で、各音楽配信サービスに楽曲が含まれていません。ほんの少しはありますが。

ということで、きちんと山下達郎さんの音楽を聴こうと思うと、CDを買うか、アナログのレコードを探す(リマスター版も販売されている)か、カセットなどで再リリースしたものを購入するなどするしかありません。

あとはレンタルですね。もうお店もだいぶ減ってしまいましたが…。

これまでどういった作品をリリースされてきたかは、山下達郎さんのオフィシャルサイト内のページから過去作品が全て一覧できます。

山下達郎全作品一覧

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CDやレコード、カセットの話

サブスクが一般化し、CDやレコード、カセットテープなどの、かつて利用していたフォーマットの音楽を断舎離してしまったという人も少なくないかもしれません。

しかし、今回のようにサブスクに対応していないアーティストなどもいることを考えると、サブスクに1本化してしまうのも考えものですね。

本でも音楽でも一般的なもの・人気のあるものは、デジタルコンテンツ化されているものも多いですが、ちょっとマニアックなものになると、まだまだアナログなものを残しておく必要があるなと考えさせられます。

まとめ

作家の村上春樹さんはレコードの収集家であり音楽マニアとしてもよく知られていますが、今でもレコードプレーヤーはもちろん、CDやカセット、MDのほか、DVDやVHS、レーザディスクまで、今でもあらゆるフォーマットのものが視聴できるようにしているそうです。

結局、何かに深くコミットしようと思うとデジタルに1本化は難しく、モノをある程度所有する暮らしというのは避けられません。

こだわりのある分野に関しては断捨離はせず、あまり興味のないものについてはミニマル化するなど、何に重きをおいて生きるのかを決めて、何でもかんでも断舎離しないほうが後から後悔せずに済みそうだなと最近感じているところです。

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