プロ野球用語のマダックスってどういう意味?投手の評価に繋がる?語源や由来は?
国民的スポーツのプロ野球。
東京オリンピックでは、侍ジャパンが見事に金メダルを獲得したことで、そのレベルは改めて世界で証明されました。
WBC(ワールドベースボールクラシック)ともども、連戦連勝を期待しましょう。
さて、ペナントレースは終盤ですが、あまり見かけない用語を知りました。
それは「マダックス」です。
いったいどういう意味なのか、調べてみましたのでシェアしたいと思います。
もくじ
阪神タイガース高橋遥人投手がきっかけ
メディアで、10月2日の対中日戦で97球の完封勝利が「マダックス」だという論調だったことが、調査のきっかけです。
プロ野球通の方はわかってるかもしれませんが、世の中、プロ野球通ばかりではありません。
せめて素人向けに、短い解説も欲しかったですね。
この「マダックス」ですが、
- 語源や由来は何か
- どのような指標か
を深堀します。
精密機械と称された元投手が由来
マダックスの語源や由来は、米国メジャーリーグで通算355勝したグレッグ・マダックス元投手です。
精密機械と称された抜群のコントロールを武器に、18年連続2桁勝利など23年間も活躍しました。
2021年現在はセントルイス・カージナルスの投手コーチです。
ちなみに兄のマイク・マダックス氏も元メジャーの投手なので、メジャー通の人は既知の情報かもしれませんね。
マダックスの指標
さて、マダックスの指標ですが、簡単に言えば100球未満で完封することです。
言うほど簡単ではないことは、素人でもわかります。
元来マダックス氏の持論として「27球で27個のアウトを取ることがベスト」というものがあり、実際、本人もマダックスを13度達成しています。
ゆえに、10月2日の対中日戦で97球の完封勝利を挙げた阪神タイガース高橋遥人投手が、メディアで「マダックス達成」と大きく紹介されたということです。
単なる省エネ投球とは違う印象です。
近代プロ野球では100球が投手交代の目安とされている中での完封勝利ですから、かなり価値のある勝利と言えるのではないでしょうか。
球数制限について
100球未満で完封と言うことですから、身体的にも非常に負担が少ないと言えます。
高校野球の甲子園大会では、球数制限についてルールができましたが、魅力が減ったとは全く思わないです。
一人が投げ切るのは、もはや時代遅れ感もありますし、継投することで新たなスターが誕生する可能性の方が高い気がします。
プロのスカウトも先発、中継ぎ、セットアッパー、クローザーごとに適性評価がしやすいのではなかろうかと思うのです。
まとめ
プロ野球用語のマダックスについて説明しました。
語源や由来は、グレッグ・マダックス元投手ということでしたが、100球で完封勝利とは近代プロ野球では、格段に難しいものなのでしょう。
それだけに価値があると言えますね。