メールマガジンはオワコン?メッセージ全盛時代にメリットとデメリットを再検証
LINE、Chatwork、Slackなどのコミュニケーションツールが全盛の時代に、メールマガジンはオワコンだという声も聞かれます。
果たして、メールマガジンは本当にオワコンでしょうか?
かつては1万部近い読者数のメールマガジンを運営していた経験から、当時と現在のビジネス環境やノウハウの違いなどを比較検証しながら、あえてメールマガジンでのマーケティングについて語ってみたいと思います。
まだ効果的だと思うんですけどね‥。
もくじ
メールマガジンの今と昔
メールマガジンの配信スタンドの老舗と言えば「まぐまぐ」です。
今でも君臨してますよね。
10年以上前を回顧してみると、当時も「まぐまぐ」では、ビジネス系をはじめ多彩なジャンルのメールマガジンが発行されていました。
ブログや無料レポートなどからメールマガジンの登録を促して、登録者に配信するという流れが王道でしたが、現在もやり方としては特に変わっていないと思います。
Twitter、FacebookなどのSNSも含めると、登録者を促す施策の選択肢は多くなっています。
誘い水としては、メールマガジン配信内容のコツやマネタイズに関するもので、内容としては微妙なものからガッツリと再現性のあるど真ん中なノウハウまで、玉石混交だったのを覚えています。
メールマガジンがオワコンと言われる理由
メールマガジンは登録者に情報を直接届けるクローズドでプッシュ型のマーケティング手法です。
ブログなどのプル型コンテンツとは非常に相性が良く、メールマガジンのバックナンバーを再編集してコンテンツ化するなど、二次利用、三次利用ができることがメリットです。
ステップメールの原稿にも使えます。
しかし、メールマガジンはオワコンとの声もあるのですが、その理由として、
- 個人情報取り扱いの厳格化
- メールアドレスの価値の下落
- メール利用者の減少
- ライター不足
- 到達率の下落
- 開封率の下落
- SNSの台頭
などが挙げられます。
最大の要因はSNSの台頭と言えるでしょう。
メールマガジンの3つのデメリット
SNSの台頭によりメールマガジンがオワコンに近づきつつあるというのは、あくまでも危機感や不安の現れだと思います。
メールマガジンのデメリットは、
- メールアドレスの提供(登録)
- フィルターに阻まれる
- 読まれない
という点に集約されます。
そもそもメールマガジンを読んでもらうまで、上記のようなハードルがあるわけです。
SNSだとフォローボタンをポチッと押すだけですから、プロセスが雲泥の差です。
お得な情報を届けたくても阻害要因が多いため、結果を得る前にコスパが悪いと判断して撤退というケースもあります。
メールマガジンの最大のメリット
デメリットがわかっていても、メールマガジンの配信を続けるということは、固定客のリピートや口コミを促し、キャンペーンなどでは高い成約率が期待できるからです。
実際に、大手の通販会社などがメールマガジンを重宝しているのは、リピート購入の度合いが高いからだと予想しています。
まとめ
メールマガジンはオワコンではありませんが、誰でも、どのジャンルでもフィットするとは限りません。
あまりにコンテンツが広告重視だと登録解除が頻発します。
配信頻度や時間帯にも気を配る必要があるため、成果がでるまでには、ある程度の時間が必要です。
しかし興味関心のある層が購読の登録をしているため、高い成約率やリピート購入の期待が持てます。