メンタル限界で心身異常を感じたら心療内科へ!仮面うつ病の症状が回復した方法
春になってくるとメンタルの不調を訴える人が増えると言います。
季節の変わり目、生活の変わり目、仕事や学校でも新年度スタートで人間関係だけでなく、いろいろなことがストレスになりやすい時期でもあります。
実は筆者もメンタル面の不調がきっかけで退職した経験があります。
辞める決断をして全く後悔はなく、むしろ褒めたいぐらいでした。
たしかに体調不良はシンドイものでしたが、会社は助けてくれないのは解ってましたし、しがみつくほど補償があるわけでもないので、スッパリと自己都合退職です。
まさに今、そんなメンタルの不調に悩まされている人に対して、身の振り方の参考になればと思い、過去の経験をシェアしたいと思います。
もくじ
仮面うつで自己都合退職
現代病と言っても過言ではない「うつ」の派生型である「仮面うつ」をきっかけに、2005年に会社員を卒業しました。
突然なったのではなく、今思えば、予兆はありました。
積み重なったストレスなどが、自身の許容量をオーバーしたというイメージです。
少しずつストレスの器から元気が漏れてしまいましたが、器が決壊する前に退職できたので、命拾いと言いますか「ナイス判断」だと今でも思っています。
ストレスの器が許容量を超えて、さらに決壊してしまうと立ち直れないと判断しました。
仮面うつとは
仮面うつ病とも言いまして、気分の落ち込みといった症状よりも、身体症状が目立ってしまうタイプのうつ病です。
症状としては、倦怠感、肩こり、頭痛、めまい、動悸などです。
人にのよって症状は異なるので、一概には言えませんが、ふとしたときに不調が襲ってきます。
仮面うつ病になりやすいタイプというのがありまして、
- 心配性
- 完璧主義
- 秩序を重んじる
- 几帳面
- ストイック
- 我慢強い
という傾向が見られる人に多いです。
あてはまるわー(汗)
仮面うつ体験者が語るの症状
筆者の場合は、強烈な倦怠感、肩こり、頭痛、胃部不快感、軽いめまい、軽い動悸、得体のしれない軽い不安感などでした。
辛かったのは内科的検査をしても全く異常がないので、客観的にデータで不調を証明できないことでしたね。
ちょっと休めば回復するのですが、一定の場面や時間になると、ガーッと不調になっていくという、本当にややこしい病気なのです。
治療は服薬と自律訓練法の併用で、比較的軽症だったことが幸いして、半年ぐらいで一時的に回復しました。
1年か1年半後でしたか、1度ぶり返すんですけど、信頼できる心療内科の先生のお陰で、現在まで寛解状態を維持しています。
ただ、時折不調はでます。
後遺症ということではないのでしょうが、上手く付き合ってコントロールしていくしかないのかなあという感じです。
自律訓練法とは
自己催眠で意識的にリラックスした状態をつくり、自律神経の切り替えバランスを回復させる治療法です。
これは効果がありました。
ステップがありまして、以下の言葉を心の中で繰り返し唱えるのです。
- 第0ステップ:気持ちが落ち着いている
- 第1ステップ:右腕が重たい→左腕が重たい→両脚が重たい
- 第2ステップ:右手が温かい→左手が温かい→両脚が温かい
- 第3ステップ:心臓が規則正しく打っている
- 第4ステップ:楽に息をしている
- 第5ステップ:お腹が温かい
- 第6ステップ:額が心地よく涼しい
- 消去動作の実行
やり方はここでは説明しません。
医師のアドバイスの方が的確ですから。
1日2.3回、1回あたり慣れてくると4.5分でできますから、身体の負担もほとんどありません。
ちなみに一気に、第6ステップまで行うわけではないです。
ですので医師の説明なしに実行するのは、とりあえず我慢してください。
我慢というストレスを与えるかもしれませんが(汗)
はじめは胡散臭いと思ってましたけどww、素直に信じてやってみたところ、よい結果がでたことが早期回復に繋がったと思います。
まとめ
仮面うつ病は回復可能な病気です。
回復までの期間は個人差がありますが、いかにはやく「やばいかも」と気付くかによると思います。
一番最悪なのは「私なんかがうつになるわけがない」という根拠なき自信によって、症状を放置したり、やり過ごしたりする態度です。
仕事のことが頭に入って病院に行きづらいかもしれませんが、仕事レベルの付き合いだけの人は誰も助けてくれないですよ。
これは身をもって感じましたからね。
身内にすら理解されないケースもあるわけですから、ともかく何もかも投げ出して、病院で診察を受けましょう。