「5月病」って何?その他にも6月病や9月病、4月病など それぞれの月病の症状や原因について

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ゴールデンウィークが過ぎると耳にしだすのが「5月病」です。5月病とは何なのか。その症状や原因、対処法にいてお伝えします。また、5月病以外の6月病や9月病といったそれぞれの「月病」の症状や原因についてもご紹介します。

5月病とは

よくゴールデンウィークが明けころに耳にするのが「5月病」という言葉です。

「なんとなく体が怠い」「やる気が何も起きない」といった心と体がエアポケットに入ってしまったかのような。もやもやする状態とでもいいますか、そんな体調やメンタル不調に見舞われるのが5月病という認識かと思います。

医学的には「5月病」といのは正式な病名にはないそうで、これは通称そう呼ばれているに過ぎません。正式な医学的病名では「適応障害」になるそうです。

ではなぜこの5月病が起こるのでしょうか。

4月から進学や就職、異動などで、新たな人間関係や大きな環境変化が訪れ、それに適応しようと一生懸命に1ヶ月間を過ごしてきました。

それが、ちょうどゴールデンウイーク明けの頃になると、疲れやストレスが重なってきて、それで精神的不調や体調不良を起こすのだそうです。

ということは、何も変化なく過ごしている人は、5月病にはならない、ということなのですかね。

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5月病の症状

5月病になるとどんな症状が現れるかというと、

  • やる気が出ない
  • 不安感がつのる
  • 倦怠感
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 下痢

といったものが、主な症状のようです。

ちなみに5月病になるタイミングは人それぞれで、1週間でなる人もいれば、半年後くらいになる人もいるそうです。

要はストレスの度合いや、それぞれのストレスに対する耐性の違いにより、ストレスの溜まってくるタイミングの違いによって発症する時期が異なるというわけです。

多くは1ヶ月位の期間を我慢して頑張っていると限界が来るため、5月によく見られやすいということなのでしょう。

5月病の対処法

もしも5月病の症状が現れた場合は、感じている悩みやストレスを信頼できる人に相談してみるのは良い対処法となるそうです。

一人で悶々としているよりも、人に話すとスッキリすることってあると思いますが、やはり5月病かなと感じたら、あまり1人でこもらないほうが良いようです。

ちょうどゴールデンウイークの時期なので、昔なじみの友だちに会って、ゆっくりと話をするのも良いでしょう。

それでも症状が改善しない場合は、無理せずに仕事を休んでゆっくりと休養しましょう。ここで無理をすると、症状が悪化しかねません。

休養する場合は心療内科などを受診し、カウンセリングを受けると不安要素は緩和されるようです。その際に、眠れない人など少量の睡眠薬を処方してもらうと、ずいぶんと身体もラクになります。

身体がラクになると、精神的な不調もだいぶ回復します。心療内科で受診することをヘンに構えず、症状の軽いうちに訪れることをおすすめします。

また、ストレスの原因が社内の異動であったりする場合は、元の部署に戻してもらえないか相談してみるのも良いでしょう。

人には適正というものがありますので、向いていない場所で頑張るのは苦痛でしかなく、会社にとってもメリットは少ないはずです。

その際に、医師に診断書を書いてもらうことで、よりスムーズに事が進むこともありますので、利用してみるのも手だと思います。

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その他の月病の症状や原因について

実は5月病以外にも4月病や6月病、9月病など月にちなんだ「月病」というのがあります。

1月病:年末年始のムードから仕事モードへと気持ちの切り替えがうまくできずに、やる気が出ないといった倦怠感が起きる

2月病:バレンタインムードで盛り上がる影で、孤独感やさみしさといった虚しさを感じる

3月病:卒業や年度末から起こる焦りや不安と、季節の替わり目での気温や気圧の変化とが重なり不調をきたす

4月病:5月病の別名

6月病:頑張って5月を乗り切ったものの、それまでに溜まったストレスや疲労が6月の梅雨時期に現れる

7月病:4月以降の適応障害的症状が、うつ症レベルにアップする

「うつ」になってしまうと、環境や原因を改善してもなかなか症状が改善されにくくなります。そうなる前の適応障害の段階できちんと対処し、不調を整えたいところです。

8月病:8月の夏の暑さから涼しい部屋に閉じこもり気味になり、だんだんと無気力状態に

9月病:夏が過ぎ、季節と共に気温や気圧が変化するために起こる心身不調。特に8月に引きこもって過ごした人が9月になって不調として現れ始める

10月病:10月はイベント疲れや台風の影響、これまでの夏の疲れなどが蓄積し、ストレスから体調不良に

11月病:冬へ移行する時期に入り日照時間の減少からうつへ

12月病:師走の慌ただしいイベントラッシュなどの賑わいムードの影で、孤独感や寂しさかといった虚しさからメンタルが落ちる

このように、1年じゅう、人は何かしらのストレスを受けるものなのです。

まとめ

何がきっかけでストレスを溜め込むかは、人それぞれの性質やタイミングなどにもよるでしょう。

また年齢による体の変化などもメンタルに影響を与えることもあります。

人と比較しても始まらない問題だけに、自分自身の調子は自分に聞くことです。

無理を続けると、後から必ずしわ寄せが来ます。

「疲れたな」「ストレスが溜まってきたな」と感じ始めたら、早めに休息をとり、体を休めたりリフレッシュをしたりして、心身のバランスを整えるようにしてください。

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