4組に1組が熟年離婚する原因は何なのか!過去最高の割合に!都道府県別ワースト5
熟年離婚という言葉が世の出たのは2005年。
ドラマのタイトルであり、団塊世代の夫婦について描かれた内容でしたが、なんと視聴率が20%前後というヒット作となり、あっという間に流行語になったのです。
先ほどの厚生労働省の発表では、約21.5%が熟年離婚していて過去最高であることがわかっています。
完全に右肩上がり・・・。
何が原因なのか、どの都道府県が熟年離婚の割合が高いのかを調べたので、シェアしたいと思います。
もくじ
熟年離婚が多い都道府県
まず熟年離婚が多い都道府県についてトップ5を挙げると、
- 沖縄県:2.36
- 宮崎県:1.79
- 福岡県:1.77
- 北海道:1.75
- 大阪府:1.73
となっています。
数値は人口1千人あたりの離婚件数を示す「離婚率」を表わします。
全国で唯一の2%台なんですね。
九州も2県入っていて、特に福岡県は意外です。
九州男児という生き方に共感できなくなっている女性も多いとか。
北海道と大阪府は離婚のイメージって個人的にはなくて、夫婦でさまざまな事情があるのだと改めて思います。
ちなみに沖縄県ってデキ婚ランキングでも1位で、令和元年のデータではありますが全国で唯一の30%台(30.8%)ということで、結婚や離婚についてはおおらか?なのでしょうか(汗)
ちなみにデキ婚率については、厚生労働省の人口動態調査にある「結婚期間が妊娠期間より短い出生数」から拾うことができます。
熟年離婚の原因
熟年離婚の原因や「きっかけ」がありますが、おおむね、
- 価値観の違い
- 性格の不一致
- 子どもの独立
などが挙げられます。
ありきたりなストーリーとしては、仕事一筋で子育ても任せきりな、やや自分勝手な夫が定年退職をしたタイミングで、これまでの不満を解消するように妻が出ていくというもの。
ところが作り話ではなく、意外と多いようです。
子どもが独立すると夫婦でしか家にいないわけで、ましてや家庭を省みなかった夫は、家事の能力が全く無いとなれば、妻は家政婦化するばかりです。
それでは、まだ先の長い人生を共に歩もうとは、誰も思わないですよね。
時代がそうさせたと、夫はくだらない理由を述べるでしょうが、それさえも自分の責任を感じていない証拠と捉えられることに気付かないのも痛いところではないでしょうか。
熟年離婚の理由は挙げればキリがありません。
- 会話がない
- 相変わらず家庭無視
- ひとりで生きていける目途が立った
- モラハラに耐えられない
- 浮気
- 介護
コミュニケーション不足が一番の原因かもしれません。
定年後は夫婦でのんびり旅行でもと言っている夫に対して、ふつふつと不満を募らせ続けて夫定年後はひとりで生きると決心している妻という図式は、正直、笑えないですよね。
熟年離婚はした方が良いのか?
熟年離婚は夫婦の問題なので、第三者がとやかく言う必要はありません。
メリットやデメリットは夫婦によって違いはあるでしょうが、一般的には、
- メリット
嫌なこと、人生に不要なものが整理できる - デメリット
経済面と孤独感が付きまとう
これは共通する課題だと考えられています。
特に専業主婦しか経験がないような女性の場合は、まず、収入のメドが立たないことが多いです。
夫の稼ぎが良くて財産分与も満足というケースも多くないことから、大抵の元専業主婦は経済面で苦労します。
土地または建物を譲り受けたとしても維持費は必要なわけですし、売却しても築何十年モノであれば、たかが知れています。
子どもの世話にもなりたくないという状況ならば、友人・知人・兄弟姉妹を頼るしかないでしょう。
しかし、それも望みは薄いと思われます。
まとめ
「4組に1組が熟年離婚する原因は何なのか!過去最高の割合に!都道府県別ワースト5」というテーマで、熟年離婚について書きました。
若いうちは熟年離婚なんて全く眼中にないでしょうが、長年連れ添うというのは決して良いことばかりではないことも考えられます。
笑顔の裏には、したたかに準備が進んでいることもあるかもしれません。