元都市銀行の個人融資審査担当にウワサの真相を直撃!住宅ローンの審査項目と重要ポイント
マイホームのニーズは、好不況に関わらず強いものがありますね。
何しろ住宅ローンの金利が低いことも、購入や新築に拍車をかけている気がします。
しかし一方で、買いたくても買えない事情を抱えていたり、ネット上のいろいろな住宅ローンに関するウワサで勝手に不安になっているするケースも少なくないのではないでしょうか。
極論、シングルマザーでも持ち家を所有できるのですが・・・。
そこで今回は、とある機会に元都市銀行で融資の審査を担当していた方に、ウワサの真相について聞いたので、シェアしたいと思います。
実務経験者だけに説得力がありました。
もくじ
住宅ローンに関するウワサ
マイホームと住宅ローンは、切っても切れない関係があります。
中には、新築を建ててもらった、祖父母や両親から資金援助があった、現金で一括払いしたという、スペシャルな層の方々もいるとは思いますが、一般的には住宅ローンとのお付き合いとなります。
ただ、住宅ローンには、さまざまなウワサも蔓延っているのは事実です。
- 個人事業主は審査が厳しい
- 母子家庭は審査が通らない
主なウワサは上記2点になります。
一般的にも厳しいとの認識が広まっていますが、元都市銀行の融資担当いわく、「返済していけるのか厳しい目で見られる」ということでした。
ともかく融資に関しては、銀行によって審査基準もマチマチであり、まだ、フラット35の方がやさしいことは確かです。
住宅ローンの審査項目
住宅ローンでは何が審査対象となるかについて、まず、整理しておきたいと思います。
基本的には、
- 年齢
- 性別
- 家族構成
- 勤務先
- 雇用形態
- 勤続年数
- 年収
- その他借り入れの有無
- 購入物件
などが問われます。
女性からの申し込みならば、独身なのか離縁者なのか、さらには既婚者なら夫が申し込まない理由なども問われるケースがあります。
家族構成においては、扶養者の人数が必要です。
購入物件が問われるのは、申込者本人の審査と並行して購入物件への審査もあるからです。
実は物件の審査が通らなかったということも珍しいことではなく、しかも審査内容については金融機関によって異なります。
最善策としては、事前に金融機関に相談というカタチで物件を知ってもらい、あわよくば審査の申し込みを伺うというものです。
審査通過の重要ポイント
重要ポイントは何かと問うたところ、全てが重要だと返されました(汗)
そりゃそうですよね・・・。
基本姿勢して、すべて金融機関が設定しているであろう審査基準をクリアして初めて次のステップ、つまり具体的な融資額の検討などに入るようです。
それほどシビアだということだけは頭に入れておくと良いのではないでしょうか。
融資の額にしても希望が通るわけではありませんが、だからと言って仮に母子家庭だから無条件に低い融資減額の設定などはされません。
なぜならば、職業は会社経営者で事業も好調という立場である人も、実際にいるからです。
あくまでも年収や返済能力なども含めて総合的に判断されます。
銀行の住宅ローンは厳しい
住宅ローンと一括りにしていますが、住宅ローンには、
- 金融機関独自のローン
- 住宅金融支援機構のフラット35
に大別されます。
ここを混同している人も意外に多く、銀行に相談に行ったらフラット35を勧められたことに違和感を感じる人もいるのではないでしょうか。
基本的に、銀行ローンの審査は厳しく、フラット35の方が審査は通りやすいという面はあります。
何しろフラット35では年収200万円代でも申し込みは可能なのです。
母子家庭で小さなマイホームが欲しい、しかし仕事は一般企業の事務員という場合では、銀行ローンよりフラット35をおすすめするという話もありました。
まとめ
「元都市銀行の個人融資審査担当にウワサの真相を直撃!住宅ローンの審査項目と重要ポイント」というテーマで、現場経験者の情報をシェアしました。
あくまでも国内都市銀行の1つの事例であり、地元の金融機関に申し込みをしたとしても、予想とは違った結果になる可能性はあります。
ともかく地道に借入の可能性を探ることが肝心です。