子供にやる気を起こさせるには、どうすればいい?子供のやる気を引き出す言葉・なくす言葉
子供がなかなか動かない、やる気がない。そんなときにどうすればいいのか?子供のやる気を引き出す魔法の言葉や、反対にやる気をなくす言葉などをご紹介します。大人の気分をも動かすリフレーミングについてもご紹介します。
もくじ
子供のやる気を引き出すには
子供にやる気を出させるのは、かなり大変な作業だったりします。
なかなか動かない子供にしびれを切らし、早くやりなさい!なんてつい叱りたくなりますが、それはかえって逆効果です。
また、「自分のことは自分でやりなさい」というのも、そのとおりなのですが、これもあまり良い声がけではありません。
ではいったいどうすれば、一番いいのでしょう。
子供が言われて嫌な言葉
全く言う通りに動いてくれない子供と接していると、だんだんこちらもイライラしてきて、つい言葉がキツくなってしまいます。
本当はこんなこと、言いたくないんだけど…。そう思っていても、時間のない中で色々とこなしてく必要のある場合などは、つい強要するような言葉を子供に対して言ってしまいがち。
でもそれだと子供は、余計に動かなくなってしまいます。
そこで、子供が言われたくない言葉というものを、今一度把握しておくことにしましょう。
子供が嫌がる言葉とは、次のようなものです。
- 〇〇しなさい!(例:勉強しなさい!)
- あなたは本当にダメね
- 〇〇君は、ちゃんとやてるよ
- やるべきことはやったの?
- いつまでやってんの
- もう時間よ!
このような言葉、あなたもつい子供に言っていませんか?
子供を動かす魔法の言葉
そんな動かない・やる気のない子供動かすには、どうすればよいのでしょう?
実はそれを解決する「魔法の言葉」があるのです。
それは「一緒にやろう」です。
〇〇しなさい!といったような言葉は、命令調になってしまい、言われた方もそれに対して反発心が湧いてきます。
なので、「〇〇しなさい」⇒「一緒に〇〇しようか!」と言い換え、少し手伝って始める切っ掛けを作ってあげると、よいのです。
また、塾や習い事に行く子に対して「頑張ってね」と言うのではなく、「楽しんでいこう」と言ったり、勉強を始めない子供に対し、「そろそろ時間だよ」⇒「何時からやるんだっけ?」、などと、ネガティブだったり、押し付け的なイメージを与えない言い方に変えてみることで、意外とすんなりと行動に移せるようになるものです。
こうした、言葉を置き換えることを「リフレーミング」と言います。
リフレーミングは自分に対しても有効で、ネガティブな言葉をポジティブに言い換えることで、気持ちを切り替えることに役立ちます。
リフレーミングの活用例
ではここで少しリフレーミングの活用例をご紹介しておきましょう。
リフレーミングの概念は「物は考えよう」です。
うるさい⇒元気がいい
理屈っぽい⇒論理的
反抗的⇒自分の意見を持っている
目立ちたがり⇒自己表現するものを持っている
疲れた⇒頑張った
負けず嫌い⇒向上心が強い
夢がない⇒現実的
平凡⇒常識的
など。
人は気分が良いと、やる気も出てきます。
反対に気文が悪いと、なかなか行動できなくなります。
大人だけでなく、子供だって同じです。
リフレーミングはこの他にもたくさんあります。気になるという方は、ぜひ調べてみてください。
まとめ
なかなか動かない・やる気のない子供を見て、叱りたくなるのは、可愛い我が子が将来半人前のままだと、色々と困る面も出てくるだろうと心配しているからの現れでもあるでしょう。
「そうならないように」と願えば願うほど、子供に対して段々とキツい言葉をかけるうようになってしまいます。
小学校の高学年から、高校生になるに連れ、どんどんとこちらの思う通りには動いてくれなくなります。
しかし、これは自我が目覚め、自分の意識が発生し出した証拠。
つまり、「言うことを聞かない」のではなく、「成長して自分の意見が生まれた」証なんです。
と、リフレーミングしたところで、解説を終わりたいと思います(笑)。