緊急通報オペレーターの会話のみで事件全貌が見えてくる異色作「ギルティ」
久しぶりに緊張感あふれる映画「ギルティ」を見ました。
Amazonプライムビデオで視聴可能な作品です。
なんとなく概要欄だけで判断したのですけど、ずーっと、引きこまれっぱなし。
どんな映画か、あらすじを交えながら紹介します。
ほぼ緊急通報オペレーターしか登場しません(汗)
もくじ
ギルティのあらすじ
主人公は緊急通報指令室のオペレーターであるアスガー・ホルムです。
前半で、何か「しでかした」警察官で、翌日に裁判を控えているということが判明します。
ただ、何をしでかしたのかは、後半で語られます。
一本の通報を受けたことが長い一日の始まりとなるわけですが、その内容は、まさに誘拐されている女性自身からの通報でした。
この通報をきっかけに、電話だけで事件の内容を探り、解決の糸口を見つけるために関係各所と連絡を取りながら、彼女を救出しようと奮闘します。
事件の登場人物
作中はオペレーターであるアスガーの1ショットが8割以上で、本当に、通話シーンだらけです。
しかし、会話の内容から、誰もが事件を脳内で映像化することができるほど、やりとりに緊迫感があり、どうなるのかと想像だけでゾクゾクします。
事件の登場人物と前半の背景は、
- 女性:通報者で誘拐されている途中?暗い中から電話。
- 男性:前科持ちで女性の夫。車で移動している模様。
- 女の子:ふたりの子どもで6歳。自宅でアスガーとやりとり。
- 男の子:ふたりの子どもで赤ん坊。父親に閉じ込められてる?
となっています。
事件の内容
前述の情報だと、荒くれ夫と妻がケンカになって、怒った夫が妻を誘拐・監禁という筋が見えてきます。
しかも子どもは自宅に置いたままで、6歳の女の子は、赤ん坊である男の子の部屋に入るなと、きつく言われているのでした。
となると、夫は男の子に手をかけたために、女の子に部屋に入るなと言いつけ、妻をどこか遠くで葬るのではと推測するのが自然です。
子どもだけの自宅は危険と判断したアスガーは警官を向かわせます。
現場の警官からの情報では、女の子は手と服が真っ赤に染まり、男の子はズタズタに切り裂かれている状況。
その間も、電話を切り替えながら妻と夫を連絡を取り続けます。
夫は移動中、妻は心身ともに弱っています。
想像と違う展開
以下、ネタバレ含みます。
後半、前半で得た情報を覆す言葉が妻から飛び出しましす。
妻は「子どもが泣き止まないのは、おなかにヘビがいるせいで、それを取り除いた」といったことをアスガーに告げたのです。
この一言で、ガラッと展開が変わるので、恐らく誰もが予想と反したことに気付くはずです。
しかも移動先は、病院・・・。
妻が入院履歴のある精神病院です。
ゾワッとしませんか。
まとめ
ギルティー、時間があれば、ぜひご視聴ください。
ぜんぜん、退屈しませんよ、映像は単調ですけど。