マグカップのコーヒー染み(茶渋)や汚れ跡の落とし方 衣類についた染み抜き方法も
マグカップについたコーヒーの染み(茶渋)って気になりますよね。毎回洗っていても、なぜか着いてしまいます。そんなやコーヒーの汚れ跡の落とし方をお伝えします。また、コーヒーが衣類についた場合の対処法もご紹介。
もくじ
マグカップについたコーヒーの染み(茶渋)の落とし方
マグカップについたコーヒーの染み(茶渋)を落とすには、基本的にこすり落とすのですが、漬けておくだけでも汚れを落とす方法もあります。
身近なものでこすり洗い
まずは身近なものでこすり洗いする方法からご紹介しましょう。
- 塩
- 酢
塩(できれば粗塩)をスポンジにのせ、ごしごしと洗うとコーヒーの染みは落ちます。ちょっと大変ですけど、塩なら家にあると思いますので、試してみてください。
あと、スポンジに酢を含ませて洗っても、コーヒーの染みは落ちます。こちらも家にあるという方が多いと思いますので、お試しください。
便利なスポンジでこすり洗い
洗う道具の方で便利なのが、次の2つです。
- メラミンスポンジ(激落ちくん)
- アクリルたわし
これは100均などに売っています。
これらは洗剤をつけなくても、汚れが落ちるので、エコにもつながりますね。
こすらずに漬け置き洗い
こすり洗いをする場合は、多少なりとも食器に傷がつく可能性もあります。傷がつくとそこにステインが貯まりやすくもなります。
なので、あまり傷をつけないよう、こすらずにコーヒーの染みを落とす方法をご紹介します。
それは「重曹」を使う方法です。
重曹は少し前から掃除の便利グッズとして割とメジャーなものになりましたよね。
独り暮らしなどの場合は、家にないかもしれませんが、これも100均で売っています。
重曹は発泡性で体にも優しいので安心して使用できます。
重曹は粉状なので、これをクレンザーのようにスポンジに振りかけ、洗ってもいいのですが、これだとこすり洗いなので少し食器を傷つけてしまうことになるかもしれません。
そこで、重曹を使った漬け置き洗いをします。
たらいに70度程度のお湯を入れ、そこに大さじ1杯程度の重曹を入れ溶かします。
重曹を溶かした水溶液に1時間程度マグカップを浸し、その後水ですすぎます。
これだけで意外なほどきれいになります。
重曹は水に溶けにくく、お湯でないと溶けませんので、漬け置き洗いをする場合は、必ずお湯を使用してください。
お湯と重曹を混ぜると、炭酸ガスが発生しますが驚かないでくださいね。
また、重曹の水溶液は弱アルカリ性なので、お肌の弱い方は手袋などを着用した方が良いでしょう。
それと、この方法は金属やプラスチックは重曹に弱いので、くれぐれも陶器のマグカップの場合のみ試してみてください。
なぜコーヒーの跡はカップに着くのか
ではなぜマグカップにコーヒーの跡が付着するのでしょう?
この汚れは、コーヒーに含まれる成分による着色汚れです。
一旦着色汚れが付き始めると、どんどんと汚れがひどくなっていきます。
この着色のことをステインと言います。
ステインは表面を研磨しないと、なかなか取り除けません。
使用後に洗わないまでも、水でさっとすすぐ習慣をつけるだけでも、ステインは付きにくくなります。
ぜひ使用後に、すぐ水ですすぐ習慣を!
ステインとは?
ステインとは着色のことを意味します。
よく歯の汚れのことをステインとも言いますよね。
この場合のステインも歯の表面に色素が付く「外因性」の着色のことで、原因はコーヒーや茶渋などが主な原因です。
つまり、マグカップでも歯でも同じような状態が起きているわけですね。
ステインが付く主なものは、ポリフェノールです。
コーヒーや紅茶にはポリフェノールが含まれており、それがマグカップや歯に付着するわけですね。
その他、ポリフェノールが含まれる赤ワインやチョコレートなんかも、ステインの原因になります。
マグカップで赤ワインやココア、ホットチョコレートなどを飲むと、同様に染みが付きやすいわけです。
これらポリフェノールを含む飲み物を飲んだ後は、なるべくすぐに水ですすぐようにすると良いでしょう。
服に着いたコーヒーの染みの落とし方
ついでに番外編として、衣類にコーヒーをこぼしてしまった時の対処法もお伝えしておきます。
家でコーヒーの染み抜きをするときには、すぐに水で洗ったりする前にやるべきことがあります。
それは、服についている「洗濯表示」の確認です。
洗濯表示をチェック
まずはこの「洗濯表示」で水洗いできるかをチェックしてください。
水洗いできない場合は、、あきらめてクリーニング屋さんに持って行ってください。
では、水洗いできることが確認できたら、汚れた部分をすぐに軽くお湯ですすぎます。
次に食器用中性洗剤を汚れた部分に垂らし、軽く指でなじませます。
裏に乾いたタオルをあて、歯ブラシでトントンと軽く叩いて汚れを浮かせます。
このときに汚れは外側から中心に向かって歯ブラシで叩いた方が、汚れが広がりません。
ある程度落ちたら、たらい等に水を張りすすぎ、汚れの落ち具合をチェックします。
ほぼ落ちたのが確認できたら、洗濯機で普通に洗います。
コーヒーの染みがついてすぐに対処すれば、白い服でもこの方法でほとんど目立たないくらいに汚れを落とすことができます。
まとめ
コーヒーや紅茶は日常的に飲むものですが、それだけにマグカップの汚れもつきやすいもの。
お客さんにコーヒーを出す際に、汚れたカップだと恥ずかしいですし、出された方も気持ちよくありませんので、敵的に茶渋を落とすようにして、きれいにしておきたいですね。
衣服についたコーヒーの染みもあきらめず、水洗い可能かどうかをチェックしたら、すぐに上記の方法で染み抜きをしてみてください。
意外ときれいに落ちるものです。お試しあれ!