断捨離したら衣替えが10分で終わったという話からのアンバランスな人生マイブーム化作戦について
世の中で言われるいわゆる断捨離という意味を超え、自分の中での断捨離の定義を確立したら、衣替えが10分で終わったというだけでなく、マイブームが加速化しアンバランスさがむしろ生きるのが楽しくなったという話です。
もくじ
断捨離が功を奏して
今年の夏休みに、コロナで帰省もできず、どこにも出かけられないので、断捨離をしました。
断捨離といっても、ミニマリストになるつもりはないので、いらないものを積極的に処分していったわけですが、その際にずいぶんと沢山の洋服を処分しました。
破れたジーンズも、いつかリメイクしようかなと思って取っておいたものが数本あり、しかも「いつか…」と思いながら10年近く経っていたりして、この機会に思い切ってすべて処分し、ジーンズは何と2本のみに。
古着好きで、シャツやレザーのアウターなども、年齢とマッチしなくなってしまった物は、よっぽどの思い入れがあるもの以外、どんどん処分。スーツも礼服とその他1着のみを残し、すべて処分しました。
靴も履きそうで履かずに何年も経ってしまったものを、片っ端から処分。ジョギングシューズ1足とスニーカー2足、ブーツ2足にフォーマル用の革靴のみとしました。
誰かにあげようかなとか、売ったら少しお金になるかなという思いも過りましたが、そうするとまた片付かないので、全部リサイクルの日にまとめて出しました。
ワードローブはおよそ三分の一程度に減り、おかげでクローゼットの中はかなりスッキリしました。
衣替えシーズンを迎えて
ここのところ急に寒くなってきたので、週末のまとまった時間に衣替えをしようと思っていましたが、ふと思い立ち平日に衣替えを決行しました。
いつもなら半日がかりの衣替えが、洋服の数が激減しているため、夏物と冬物を入れ替えるのにわずか10分程度。ついでに夏物で今年でお役御免のTシャツを2枚ほど処分しました。
冬物は夏物と比べ衣類はかさばるのですが、断捨離によりクローゼットがスカスカになっていたので、分厚い冬ものを入れ替えても余裕があったというのが、衣替えが一瞬で済んだ理由なのだと思います。
ずいぶんと時間の節約になりました。
ミニマリストにはなれない
コロナ禍に、いろいろと人生を振り返ることが多く、断捨離などの片付け系やシンプルに生きていくといったテーマの本もずいぶんと読みました。
そういった本を読みながら試行錯誤を重ね、いろいろと試してみた結果、自分の中での断捨離という基準ができあがりました。
それと同時に、自分はミニマリストにはなれないなということが分かりました。なれないというよりも、自分のやりたいこととミニマリストとがマッチしていないということに気づいたのです。
というのも、私はモノ作りが好きで、しかもそれが多岐にわたっています。革細工、木工、車やオートバイをイジる、音楽活動など。
こういったクリエイティブな行為には、どうしても道具や材料がつきものですから、ミニマリストには到底なれないわけです。
しかし、整理整頓はできます。不要なものを極力減らすこともできます。そしてそれらを定期的に見直すことで、すっきりと暮らすことはできます。
現在は断捨離習慣がすっかり身に付いたので、不要なものは貯めず、隙あればにどんどん捨てています。なので、部屋に余計な物は増えず、以前よりはすっきりと生活できています。
まとめ
結局は、自分の中のルールを作ることが大切なのだということに気づきました。
当たり前のことですが、何が大事かは人によって違います。私にとってテレビは必要ありませんが、レコードは必要だったりします。
常識にとらわれず、自分にとっての必要なもののみを残し、不要なものを処分していくわけです。
自分にとってのバランスは、他者にとってのアンバランスでいい。
何もかもそろえる必要はまるでないのだということに気づけたら、本当に欲しいものとそうでないものが見えてきます。
そうなるともう、世の中の情報や広告に踊らされることもなくなります。
いわば「マイブームで生きる」という道を選ぶことで、人生がより面白くなるのです。