念書・遺憾の意・声明ってテンプレート的で法的効力無さそうだけどホントはどうなの?
世の中には、よく聞いたり見たりする言葉は多いものですが、
- どこで役に立つの?
- 法的効力が期待できるの?
- 形式的で意味あるの?
ということに辿り着いたりします。
特に個人的には「念書」「遺憾の意」「声明」という3つについては、非常に疑問に感じることが多いです。
それを時間かけてやって、何の効果があるの?って、いまだに疑わしいので、いろいろと調べてみました。
もくじ
念書の書き方
まず念書について。
念書とは、他方に対して約束事を記載して差し出す文書で、いわゆる念のために書き残し、あるいは書き写しておくものです。
つまりは証拠を明文化して残しておく時に使われるため、企業間では誓約書と言い換えられることがあります。
念書のテンプレートはネット上に転がっていますが、必要事項は、
- 表題
- 日付
- 相手先の名前
- 内容(条文)
- 相手の署名
- 相手の捺印
となります。
あまり人生で念書を書く、書かせるということはないとは思いますが、いざというとき、具体的にはトラブル時に相手に何らかの条件や約束をさせたい時に、知っているのとそうでないのとは違います。
ただし脅して書かせると脅迫などで逆にマズイ展開になるので、その辺は要注意です。
念書の法的効力
では念書には、どれだけの効力があるのでしょうか。
たかが紙切れにも関わらず、すごい効力がるあんです!!
と言いたいものですが、現実は法的効力や強制力はありません。
ただ、個人間でお金の貸し借りをする時は、念書を書かせるぐらいはしておきましょう。
いくら友人・知人でも信頼や信用は、あっという間に崩れますよ、お金が絡むと・・・。
遺憾の意
残念な気持ちや期待外れなこと、思い通りにいかない時など、政治家が良く使う言葉として知られています。
ただ、それだけ・・・。
結局、怒っているのか、呆れているのか、不信感を滲ませているのか、落胆したのか、ぶっちゃけてわかりません。
本心を隠して煙に巻くときには効果的なんだと感じます。
声明による効果
各国の首脳陣や重要人物が会談し、共同声明を発表といったかたちで締めくくりますが、それって何なのって話です。
会談の報告なのか、意気込みなのか、将来的な展望なのか、どういった付加価値があるのか皆目見当がつきません。
単なる公人の意見ってことでしょうか。
世界や国内に向けて、公式の場で意見を出すことが重要なんでしょうね。
効果はどこにもたらされるのかは別として。
まとめ
「念書・遺憾の意・声明ってテンプレート的で法的効力無さそうだけどホントはどうなの?」というテーマで、疑問に感じていた言葉について調べてみました。
調べてみると意外にスッキリするものです。
法的効力の有無、誰にどういった影響を与え、どういった時に使うのかなど、限定的だったとしても知ることができれば、納得はできるものですね。