新入社員が入社半年で辞めたいと退職や転職しても根性なしと言われる筋合い無し
何かと聞かれる新入社員への愚痴・・・。
それ以上に、上司や先輩の理不尽な言動に関する話題の方が、たくさんあるように思いますけど、仕方がありません。
世の中、新入社員より先輩や上司の方が多いのですから、話題が多くのなるのは当たり前です。
そんな多数派による新入社員への苦言ばかりが蔓延すると、そら新人は育ちませんよ。
入社数か月で辞めると、根性なし呼ばわりされる企業体質は今も残っていると見ています。
そこで今回は、新入社員が辞めたいと思った時に背中を押すことだけに焦点を絞ったコラムをお送りします。
もくじ
勤続年数が責任感という間違った指標
勤続年数が長い人と短い人では、何が違うのでしょう?
- 経験
- 人脈
- スキル
本当にそうですかね?
昭和では会社に定年まで勤め上げることが当たり前と考えていました。
しかし平成になると転職ブームによってキャリア形成の概念が変化しました。
そして令和では副業と働き方改革がトレンドになっています。
しかしながら、未だに昭和の思考から抜け出せない人も多いのが現状です。
そうでなければ、入社して1年2年で辞めるのは根性なしとレッテルを貼るようなことはしないでしょう。
勤続年数が責任感の大きさなんて指標はあり得ません。
新入社員こそ、企業を選びまくるべきです。
ハラスメントを受けた方が我慢する理不尽な社会
今でこそハラスメントに対して声を上げる人は出できていますが、それでも、氷山の一角である印象です。
その背景には、
- ハラスメントぐらいで大騒ぎするなんて
- ちょっとぐらいで大げさな
- やられる方に問題がある
- 我慢が足りない
- 私たちもそうやって今がある
という意味不明な自慢や傲慢がまかり通って、仕打ちを受けている人が我慢を強いられるからです。
現実に、会社をハラスメントが原因で退職した人の多くは、ギリギリまで我慢をしています。
我慢しても会社は責任を取らない
我慢するだけ損です。
会社は何の責任も取らないことは、すでにニュースなどで明らかになっているではありませんか。
雇われていることでどうしても立場は弱くなりますが、だからと言って、対等な話し合いは無理なのです。
丁寧な対応をしているように見せて、保身に走るのがやり方ですから。
訴訟を起こしても、法人を相手にしたところで勝ち目は薄いです。
よってハラスメントなど、理不尽なことが身に降りかかってきたら、さっさと退職。
よりよい環境に飛び込むべきです。
我慢せざるを得ない環境も理不尽
さっと退職して次の職場へ・・・。
というのは理想論だと重々承知しています。
すぐに辞められない環境に身を置かれているケースもあるから、苦しむのですよね。
- 家族や親族に理解がない
- 世間体
- 次の採用面接への影響
- 当面の生活費
しかし、我慢し続けると心身を壊し、いよいよ何もできなくなります。
家族や親族に理解を求める必要はありません。
その程度の関係性だったということです。
世間体は雑音で気にする必要なし。
次の採用面接では正直に話す必要もなく、前向きな話しをすればよいだけです。
職歴の短さについては、身体を壊してしまったとだけ言えば良いでしょう。
誰にでも病気は起こり得るわけですから。
当面の生活費は退職金や失業給付、バイトなどで乗り切るしかありません。
まとめ
新入社員が入社半年で辞めたいと退職や転職しても、根性なしと他人から言われる筋合い無いです。
今回のコラムは新卒者、あるいは第二新卒者に限っての話しですが、これが、
- シングルマザー
- シングルファーザー
- 既婚者
だと事情も異なるので、参考になるとは言い切れません。
ただ言えることは、勤続年数が短い=根性なしというレッテル貼りだけは間違っているのではないかということです。