正月病の原因・症状と対処法についてと正月太りが戻らない人のためのリセットのための食事
正月病とは?その原因や症状、対処法について解説します。また正月休み期間の生活による正月太りから、なかなかもとに戻らない人のために、リセットのための食事などについてご紹介します。
もくじ
正月病とは
正月病とは、年末年始の正月休みが明けた際に、妙に気分が落ち込み、無気力状態に陥ってしまう状態になるものです。
新しい年が始まったにもかかわらず、やる気が全くわかず、倦怠感や気分の落ち込みが続く、いわゆる「うつ」情態となります。
正月休みにのんびりし過ぎて、休みが明けてもいまいち頭や体が働かない「正月ボケ」よりも、正月病のほうが症状としては少し深刻です。
正月病の原因・症状と対処法
正月病の原因は、正月休み期間の生活の乱れが引き起こすものと考えられます。
食事や睡眠の乱れや運動不足、深夜逆転の生活などにより生活リズムが乱れたことにより、自律神経などのバランスを崩してしまうことが原因となるようです。
また、正月休み期間に旅行に出かけたり、帰省して親戚回りなどで慌ただしく過ごしたことにより、体力・気力ともに消耗し、疲れ果ててしまったことも大きな関係があります。
本来なら休息して体を休めるべきところを、過密スケジュールが余計に疲れさせてしまい、休みが明けて仕事が始まるころには疲れがピークとなり、やる気などとてもではないが出ないといった状態になっているのです。
当然体も精神も疲れていますから、やる気は出ませんし、集中力も低下します。
さらに不安感や倦怠感が募り、ときには食欲不振、胃もたれ、腹痛、不眠などの身体的症状が現れることもあります。
正月病の対処法は、休みが明ける少し前から仕事のシミュレーションを始めることです。生活リズムを整え、普段と同じ時間に寝起きをし、朝日を浴びる生活に戻します。
正月三が日が過ぎたら、胃腸に優しい食事を1週間続けて、弱った胃腸を整えます。また、動物性・植物性共にたんぱく質も積極的に摂取しましょう。
新年となったからと変に力を入れすぎず、力を抜いて、出社が楽しくなることを考えるようにします。
そして正月休み明け後の1週間は、ぼちぼち仕事をするようにして残業も極力せずに定時で帰り、しっかりと睡眠を取るようにしましょう。
正月太りが戻らない
正月病と共にもうひとつ、正月休み明けに問題となるのが正月太りです。
どうしても正月休みは、普段よりもごちそうを食べる機会が増えますし、通勤や仕事などがないぶん体を動かす機会も減少しますから、体重は自然と増加します。
それでなくとも冬場は、体がエネルギーを貯め込もうとするので、いつもより太りやすい時期でもあるのです。
なので、正月に暴飲暴食が続くと体重は一気に増加し、そしてなかなか減らないわけなのです。
リセットのための食事
そんな正月太りを解消すべきリセットのための食事法をご紹介します。
1月中は次の点に注意して、食事を摂るようにしてみてください。
- 和食中心メニューにする
- 間食を控えて1日3食の食事をきちんと摂る
- 肉と炭水化物を少し抑えて、野菜を積極的に摂る
- むくみ解消のためのカリウムが豊富なものを食べる(キュウリ、トマト、海藻など)
- 間食はヨーグルト、果物、ナッツ類にする
- 1月中はお酒はなるべく控える
食事に関してはこれらを意識して、1月中は過ごすようにしてみてください。
加えて、
- ウォーキングをする
- 極力階段を使う
- 筋トレを行う
- お風呂にゆっくり浸かる(少しぬるめのお湯に)
などを行い、代謝を上げていきましょう。
激しい運動等はする必要はありませんが、食事・運動共に体が喜びそうなことを積極的に行い、規則正しい生活をせめて1月の間だけでも続けてください。
「正月太りは1月中にリセットする!」くらいの気持ちでいないと、なかなか元の体重に戻せなくなり、そこから肥満が情態化してしまうので注意してください。
まとめ
普段忙しい毎日を送っていると、正月休みに自分を開放しようとして、ついつい欲望の赴くままに暴飲暴食に走っていまいます。
しかしそれが原因で、正月太りのみならず、生活リズムの崩れから正月病となる原因を生んでしまいます。
正月休みは予定を詰め込みすぎることなく、いつもよりゆったりと過ごすことでリフレッシュし、あまり食べることやお酒を飲むことでストレスを解消しようとしないように注意しましょう。
1月中はあまり張り切りすぎず、「体に良いことをする月」としましょう。仕事も程々にして、体を動かし、胃腸に優しい食事とたっぷりと睡眠を取ることで、活力を取り戻します。
頑張るのは2月から。そのくらいの気構えで良いと思いますよ。