挨拶やプレゼンで不要なフレーズをズバリ指摘!披露宴のつまらなーい話の原因
心に響かない話をする三大ポジションと言えば、
- 校長先生
- 管理職
- 来賓
だと考えています。
実際にはもっと出てきますが、代表的かつ共感性の高いことを考慮すると、こんなもんでしょう。
なぜ響かないのか?
真剣に考えてみた結果、いくつか思い当たるフシがありましたので、シェアしたいと思います。
人の振りみて我が振りなおすきっかけとなりました。
もくじ
言わなくてもよいことを言う
いわゆる聞き飽きたフレーズを定番のように組み込んでいるから、
「またかよ・・・」
という空気が生まれます。
多分、聴く人に失礼があってはならない、上から目線を避ける、といった過剰な自意識から生まれたフレーズって、たくさんある気がしました。
代表的に言わなくてもよいフレーズとしては、
- 本日はお日柄もよく
- はなはだ簡単ではございますが挨拶とさせていただきます
があります。
時間泥棒の何ものでもなく、とにかく本題に入れ、さっさと締めろという怒りすらフツフツと沸いてきます。
寝る人がいるのは、棒読みで抑揚のない話しっぷりが耐えられないから気絶、もしく幽体離脱しているだけです。
ホント、どうにかして欲しい、この罰ゲーム。
よく耐えてきましたよ、つまらない話に。
プレゼンやスピーチでの禁句ベスト3
ベスト10ぐらいにしてやろうかと思いましたが、本稿が「つまらない」「だるい」と思われると身も蓋もないので、ベスト3に留めました。
まず1つ目は、「ただ今ご紹介にあずかりました~です」という繰り返しです。
司会者がせっかく「〇〇さんです!」と紹介してくれてるわけですから、改めて言わなくていいですよね。
何の意味があって、ただいま~と言うのか?
意味が無いなら、別のツカミでも考えてさっと本題に入るべきです。
個人的なことは懇親会にでもどうぞ。
2つ目は、「~についてお話させていただきたいとおもいます」と、へりくだりなフレーズです。
聴衆としては、その話を聞くために時間を割いているわけだから、わざわざ宣言する必要はありません。
サプライズ的なことであれば、聴衆も沸くでしょうが、そうでない場合は無用の長物です。
そもそもが「~させていただきます」の多用がヒドイ傾向になっている印象で、いい加減にしてと「1/2の神話」の歌詞を思い出します。
言いきりにするとスマートでできる人と思われるんですけどね。
「~させていただきます」ばかりだと、へりくだりすぎて、もっと話を聞きたい、情報を交換したいとは微塵も思わないですな。
3つ目は、「ご理解いただけますと幸いです」という、お願い感あるフレーズです。
理解を依頼してどうする?
それって単なる説明不足であることを隠しているに過ぎません。
プレゼンやスピーチって、理解や共感を得るために行うものなのだから、理解してくださいってスタンスでは意味がありません。
古臭いフレーズにげんなり
披露宴のスピーチなんてヒドイもんです。
もうNGな言葉のオンパレードで、大体パターンも決まってますから、誰も聞かないし印象に残らないわけです。
- はなはだ簡単ではございますが・・・
- 大変に恐縮ではありますが・・・
- 僭越ながら私〇〇から一言ごあいさつを・・・
何がおもしろいんですか?
ギャグですか?
何十年前の定型文を活用してるんですか?
披露宴のスピーチの仕方なんていう、くだらないマナー系の本の読み過ぎで、全く新郎新婦や招待客のことが眼中にないことが明らかです。
新郎新婦を語るな
昔から不思議に思っていました。
媒酌人や会社の上司が、イピーチや挨拶で新郎新婦の人柄に触れることに。
いやいや、お前よりもご両親、友人、親戚一同の方がめっちゃ知っとるわいって話なんですよね。
だから聞いていても上っ面だけで、結局は、社内での面目だけのためだけに役を引き受けているとバレます。
だから廃れたんですよ、昔ながらの披露宴形式は。
決して費用などの面だけじゃなく、人選も煩わしいからです。
乾杯の音頭はだれそれ、来賓あいさつは誰某なんて考えるのは、実にしょーもない時間でしかありません。
ちょっと脱線気味になってきたので、この辺で終わりにします。
まとめ
「挨拶やプレゼンで不要なフレーズをズバリ指摘!披露宴でのつまらなーい話の原因」というテーマで、不必要な言い回しについて書きました。
まあ、なぜ不必要なのかわからない人は、ずっと理解できないのではないでしょうか。
国外の著名人のスピーチを少しでも聞きかじれば気が付くのですけど、ここは日本だという感覚だからこそ、ブラッシュアップができないのです。
絶望的にヒドイからこそ、ちっょとでも変えると、たちまち聞いてくれるようになるんですけどね。
ということで、本稿については「はなはだ簡単ではございますが、ご理解いただけますと幸いです」で締めておきましょう。