春になるとニュースになりやすいニラとスイセンの見分け方!見当違いで食中毒はイヤ
相変わらず多いなと思う事件は、ニラとスイセン、食用キノコと毒キノコを見間違っての食中毒事件です。
たまに新聞やネットニュースに掲載されますが、大抵のきっかけは、
- 知人から貰った
- 素人による見当違い
という印象です。
知人から食べ物を貰うのは市販品のみと周知徹底てしていれば、何も問題は無いわけですが、近所付き合いとかの兼ね合いで食中毒になっては、何ための付き合いなのか?
ということで、ニラとスイセンの違いなどについて調べてみました。
もくじ
ニラ
ニラは鍋物や炒め物に使われ、植物としての分類はネギ属です。
原産は中国で、なんと欧米では栽培されていないとか。
これは知りませんでしたので、東洋だけの野菜ということになります。
スイセン
スイセンと言えば花を思い浮かべるので、食べるという発想は無かったのですが、外見がめちゃくちゃ似ていることから、見間違いが発生するようですね。
植物の分類としてはスイセン属になります。
ご存知のように有毒植物で、食中毒症状はもちろんのこと接触性皮膚炎症状も起こす原因となります。
見分け方
2枚の画像での比較は難しいでしょうが、確かに葉はそっくりです。
詳しくは文末のリンクを参考にしてください。
見間違う可能性は高いのではないでしょうか。
だからこそ、根拠なき採取や他人に譲渡するなど、やってはいけないことでしょう。
見分け方としては、2点あり、
- 臭い
- 鱗茎(りんけい)
がポイントとなります。
まず、ニラは独特な強い香りがあり、スイセンには強い香りはありませんので、臭いがカギです。
さらにスイセンは鱗茎といって、たまねぎのような球根状のようなものが葉の根っこについていたり、そもそも茎が太いのが特徴。
ただ葉先だけで比較すると、そっくりなので、やはりニオイで見分けることがベターなのではないでしょうか。
もしくは勝手に判断しないことです。
なぜ間違えるのか
恐らく根本的な違いを理解せずに、見た目だけで判断してしまうことが大きな原因なのではないでしょうか。
スイセンをニラだと思い込んでしまったら、それはもうニラですからね、特にお年寄りにとっては。
まあ言いたくはありませんが、ニラなどをお裾分けなんて若い人はほとんどしませんし、ましてや山で採ってきたキノコでさえ、若い人はシェアしないです。
ゆえに「お年寄り」と断定しましたが、ニュースなどでも比較的高齢者が含まれていることも特徴なのではないでしょうか。
仮に山で採れたキノコだと、特に深い付き合いも無い人から頂いたら、その場で「アレルギーだと」ウソも方便で拒否します。
食中毒になるのはバカらしい。
まとめ
「春になるとニュースになりやすいニラとスイセンの見分け方!見当違いで食中毒はイヤ」ということで、身を守るために基礎知識として見分け方などを書きました。
ニラだからと渡されて、実はスイセンでしたーじゃ遅すぎます。
生ものは要注意ってことですね。
参考
東京都健康安全研究センター » ニラとスイセン