白血球の数値が低い 正常値の範囲はどれくらい?低いときの症状や原因、おすすめの食事など
白血球の数値が低いと健康診断で判定されました。では、白血球数の正常値の範囲とは、どれくらいなのでしょう?白血球数が少ないと起きに起こる症状やその原因となるもの、また、白血球の数値が低いときのおすすめの食事などについてご紹介します。
もくじ
白血球の正常値
健康診断等で血液検査をした場合、白血球の数値を計測されます。
白血球の正常値は、3100~8400/μLと言われています。
しかし、実はこの白血球の正常値の範囲は、病院により意外とまちまちだったりします。
白血球の数値は低くてもよくありませんし、高くてもよくありません。
この数値が3000μL以下だと白血球の数値が低いと判断され、反対に10000/μL以上だと高いとのことで、再検査をすすめられます。
白血球の数値が低い原因
白血球の数値が低い原因としては、ウイルスに感染したときなど、一時的に低下することがあるそうです。
なので、風邪をひいていたり、コロナに感染したときに血液検査をすると、白血球の数値が低く出てしまうようですね。
また、白血病や骨髄異形成症候群、再生不良性貧血などの血液疾患を患うと、白血球の数値が低くなるそうです。
ただ、一度だけ白血球の数値を測ったくらいでは詳しいことはわからず、白血球だけでなく赤血球も少なかったり、白血球の中のどの種類が少ないのか、また、どんどん減少しているといった経過などを調べてみる必要があります。
白血球の数値が低い状態とは?
白血球の数値が低いと、最近やカビに対しての抵抗力が落ちます。そのため、感染症に掛かりやすくなります。
なので、白血球の数値が低い場合は、特に感染症予防に気を配ってください。
また、疲れやすい・めまいがする(貧血)といった症状がある人もいるようです。
気になる方は内科に相談してみることをおすすめします。
血液内科という専門の内科もありますが、はじめは通常の内科の受診で良いそうです。
白血球の数値が低い人の食事
白血球の数値が低い人におすすめの食事には、次のようなものがあります。
- レンコン
- ジャガイモ
- ブロッコリー
また、私たちの体の細胞の主成分であるたんぱく質も積極的に摂取したいところです。以下のようなたんぱく質を摂取することで、免疫細胞を活性化させましょう。
- 卵料理
- 鶏肉
その他、免疫機能を守るには、ビタミンAやビタミンE、ミネラルも重要です。
栄養の吸収率を高めるためには腸内環境を整えることも大切です。発酵食品や乳酸菌、食物繊維なども摂取しましょう。
反対に、白血球の数値が低いときにはなるべく避けたい食事としては、
- 生肉
- 刺身
- 生野菜
- ドライフルーツ
- 干し芋
- 貝類
これらのような雑菌が繁殖しやすい食品は、免疫力が下がっているときは控えたほうが良いでしょう。
ただし、かなり白血球の数値が低いときに注意すべき食品で、多少低いくらいでは気にする必要はないようです。
まとめ
白血球・赤血球の正常値の範囲に関しては、病院により基準値が異なるので、健康診断を受けた病院により同じ数値でも判定結果が異なることはよくあることです。
ただし、その基準値から大きく離れている場合は注意が必要です。
併せて体調不良を感じているのなら、やはり一度検査をしたほうが良いでしょう。
早期発見・早期治療は、早期回復に繋がります。
面倒臭がらずに、気になった瞬間に診察の予約を入れてくださいね。