オイルヒーターは電気代が高すぎる?オイルヒーターのメリットとデメリット

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オイルヒーターは電気代が高すぎると言われますが、本当にそうなのでしょうか?オイルヒーターのメリットとデメリット、上手に電気代を抑えてオイルヒーターを使いこなす方法などをご紹介します。

オイルヒーターは電気代が高すぎる?

「オイルヒーターはいいよ」という声を聞く反面、「オイルヒーターは電気代が高すぎる」なんていう声も耳にします。

一体、本当のところはどうなの?

ということで、オイルヒーターのメリットとデメリットについてお伝えします。

また、オイルヒーターは本当に電気代が高いのかということについても、私自身の経験からお伝えしたいと思います。

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オイルヒーターとは

そもそもオイルヒーターとは、どういうものなのでしょうか。

オイルヒーターとは、金属製のパネルを持ち、そのパネル内部に難燃性のオイルが入った暖房器具です。

中のオイルを温めることにより金属パネルが温まり、その熱を使って部屋を温めます。

オイルヒーターから放たれる暖かい空気は、室内の冷たい温度との差によって、自然な空気の対流が生まれ、部屋全体が暖まるという仕組みをとっています。

オイルヒーターのメリット

オイルヒーターのメリットにはどういった点があげられるでしょうか。

オイルヒーターのメリットは、パネル内のオイルを電気で加熱し、温まったパネルからの輻射熱で部屋全体を暖めるので、温風などの風が出るわけではありません。

風が出ないので、部屋が乾燥しづらいというメリットがあります。

輻射熱により、ヒーターの周りだけが暖かくなるのではなく、部屋全体が陽だまりのようにポカポカと暖まります。

石油ストーブと異なり、燃料の補充を必要としないため、スイッチひとつでお手軽に使えます。

また、難燃性のオイルを使っていることや、直接火を燃やしているわけではないので、火傷や火事の心配が少ないため、小さな子供がいる家庭や年配者の使用などにも安心です。

ファンが付いていないので、音も静かというメリットもあります。

もともとシンプルな構造のため、壊れにくく20年くらいは普通に使えます(故に、多機能タイプはおすすめしません)。

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オイルヒーターのデメリット

オイルヒーターのデメリットは、即暖性に劣り、部屋全体が暖まるまでに時間がかかります。

なので、外から帰宅してすぐに体を温めたい場合などには適していません。

また、気密性の高い住居に対する暖房には適していますが、気密性の低い隙間風が多い部屋や、広めの部屋での使用にはあまり適しません。

また、消費電力が1200W-1500Wと高いため、長時間使用すると電気代がかさみます。

ただ、使用方法を工夫することで電気代はかなり抑えることができますので、その使用方法についてはこの後に説明いたします。

オイルヒーターの適切な使い方

オイルヒーターは電気代が高すぎるという声を聞きますが、適切な使用方法をすることで、電気代はかなり抑えることができます。

オイルヒーターは1200W-1500W程度のものが一般的ですが、たいていはスイッチが2つ付いています。1200Wタイプは500W+700W、1500Wタイプは600W+900Wといった具合です。

なので、マックスで使うと1200W、1500Wといった消費電力になりますが、そもそも即暖性に欠けるオイルヒーターですから、フルパワーで使う必要はないと思います。

私は6畳の部屋で1200Wのオイルヒーターを使っていますが、いつも500Wスイッチのみオンにしています。それでも特に不便は感じていません。

ただし、オイルヒーターを効率良く使用する方法として、使用中は部屋の出入り口の戸をきちんと締める(気密性を高める)ことは必須です。

また、オイルヒーターには温度設定用のダイヤル式のサーモスタットが付いており、部屋が十分に温まったなと感じたら、サーモダイヤルを回しスイッチが切れるところまで下げます。

これを一度設定しておくと、温度が下がればまたスイッチが入って温まり始め、温度が適温に達したらスイッチが切れるので、無駄に部屋を温めすぎずに済みます。

この設定を適切に行うかどうかで電気代の使用量が大きく変わってきます。おそらく電気代が高いという人は、このサーモスタットの設定を上手に行えていないような気がします。

オイルヒーターを使用する人は、この快適温度でスイッチが自動オンオフするサーモスタットの温度設定を、しっかりと行うことをおすすめします。

まとめ

オイルヒーターの配置場所によっても、部屋の温まり方は変わってきます。ベストな配置場所は窓のそばなど、部屋の中の最も冷気のある壁際です。

そうすることで、部屋に冷気が回り込むことを下げつつ、輻射熱が壁を伝って部屋全体が温まります。

耐用年数が長いことや安全面などメリットも大きいオイルヒーターです。我が家のオイルヒーターは、もう20年くらい使用しています。

長く使用すると、オイルの中に水分が少し交じるため、オイルが温まる際に少しパチパチと水が弾けるような音(天ぷら音)がしますが、特にそれは使用上問題なく、オイルが暖まれば静かになります。

サーモスタットを使いこなせば電気代もわりと抑えられますし、買い替えなどの値段も含めると、割安な気がしています。

ぜひ、オイルヒーターを上手に使いこなしてみてください。

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