型式が古過ぎて売れそうにないスマホの処分のしかたは?廃棄する際に注意すべきこととは
スマホ、パソコン、タブレットは経年劣化します。
パソコンに関しては減価償却の対象となるので、まあ、購入した分の見返りは多大なるものがあるわけですが、スマホとタブレットは二束三文に向かうのみ。
早々に手放せば、中古品でも高値がつきますが、月日の経過とともに価値は下落するばかりです。
引き取りすら拒否されそうな型式のスマホなんて、もう廃棄するしかありません。
そこで今回は、古いスマホの具体的な処分法についてお伝えします。
もくじ
古すぎるスマホ処分法
我が家にも、売れなくて困っているスマホが数台あります。
家庭ゴミで捨てるべきなのか、不燃ゴミとして廃棄すべきか、悩ましい思いもありましたが、一般的には「どちらも不可」の可能性が高いです。
なぜならば、スマホや携帯電話は小型家電リサイクル法の対象となっているため、確実なのは「回収ボックス」による廃棄となります。
その際は、データをしっかりと消しておきましょう。
とは言え、データ復旧ツールなどで、あっさりと元の状態に戻されることもあるというリスクは否めません。
回収ボックスは業者によって解体されますが、それでも漏洩リスクは拭えないのが現実です。
業者を疑うということではなく、情報は水のように流れるものであることを、肝に銘じておくべきだという意味。
望ましい処分方法
さて、古すぎるスマホの適切な処分方法は、主に以下の3つが無難です。
- リサイクルセンターに持ち込む
リサイクルセンターはスマートフォンのパーツや材料を再利用し、環境に優しい方法で処分します。 - メーカーに送る
多くのメーカーが、古いスマートフォンを受け取り、適切に処分する方法を提供しています。 - 家電量販店に持ち込む
家電量販店でも、古いスマートフォンの受け取りを行っている場合があるため、最寄りの店舗に問い合わせてみてください。
スマホの電池パックは?
海外メーカーのスマホには、電池パックを簡単に交換できる機種があります。
では、不要になった電池パックは、どのように処分すべきでしょうか。
電池パックにリサイクルのマークであるスリーアローが記載されていれば、回収ボックスに投函できます。
回収ボックスは家電量販店に置かれていることが多いので、そこに投函することが適切な処分方法です。
なぜ家庭ゴミや不燃ゴミでダメなのか
スマホや電池パックは、なぜ、家庭ゴミや不燃ゴミでの廃棄がマズイのか?
小型家電リサイクル法に定められているからということもありますが、さらに、なぜ法律で決められたのかを知っておくと納得するかもしれません。
個人情報の漏洩の可能性もあるのですが、バッテリーはリチウムイオン電池が使われていることで、特に家庭ゴミ(燃えるゴミ)として捨てるのは危険だからです。
リチウムイオン電池に含まれているリチウム金属はアルカリ金属です。
家庭ゴミは水分が含まれているケースもあり、その水によって激しく反応し、発熱や発火の恐れがあります。
大変危険が伴うがゆえに、家庭ゴミや不燃ゴミでの廃棄は止めたほうがいいという理屈です。
海外ではスマホで通話中に爆発なんてありますが、推測としては、耳に液晶を接触させていると、次第に汗ばみ、さらに内部に入り込んでリチウム金属と反応したのではないかと・・・。
知らんけど。
まとめ
「型式が古過ぎて売れそうにないスマホの処分のしかたは?廃棄する際に注意すべきこととは」というテーマで、古すぎるスマホの処分について書きました。
つい、ゴミ箱に捨てたくなりますが、絶対だめ。
バッテリーをリチウムイオン電池を搭載している以上は、水分との接触は避けなければなりませんし、法律に従って廃棄しましょう。
汗には気を付けて。