【家買う前に】オープンハウス・オープンルーム・ショールーム・モデルルームの違い

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少々、ハードルが高く感じる不動産業界。

いまでこそ、ふらっと店舗に立ち寄れる店構えの多い不動産業者は増えましたが、昔は、物件情報を入口のドア一面に貼り散らかして、中の様子が伺い知れないものでした。

心理的なハードルも上がりますよね・・・。

昭和の純喫茶も一見さんお断り的な佇まいが多かったですが、店舗の話しは横に置いて、同じように思える用語について、簡単に説明したいと思います。

対象となる用語は、

  • オープンハウス
  • オープンルーム
  • ショールーム
  • モデルルーム

この4つです。

最後に、ちょっとした裏話でも。

オープンハウスとは

ハウスメーカーが現地で一戸建て住宅を、一般客へ集客のために公開している物件、およびイベント名称です。

見学用の物件ですが売り物件でもあり、新築もあれば中古もあります。

事前にハウスメーカーヘ電話やメールで見学の申し込みが必要なケースと、現地係員に直接、見学の申し込みするケースがあります。

平日も見学できるオープンハウスもあれば、土日限定、あるいはハウスメーカーのキャンペーン期間中だけというように、開催時期は様々です。

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オープンルームとは

主に新築や中古のマンションの一室を、集客のために一般客へ内部を公開している物件、およびイベント名称です。

新築マンションの場合は、大抵、1Fまたは2Fの低層階が対象になり、見学ができる条件とうは前述のオープンハウスと変わりはありません。

中古マンションの場合は、オーナーが入居中でも見学が可能なケースがあります。
何となく気まずいですが、売主の許可を得ていますし、オーナーが在宅していることはありません。

生活の雰囲気が垣間見れて・・・良いこともあるかな(汗)

ショールームとは

ハウスメーカーやリフォーム会社などが自社の製品などを展示している場所です。

係員が来店客へ商品の案内や説明をしたり、施工店や代理店との打ち合わせなども行われます。
小物部品の販売、カタログなどの配布も対応しています。

見積もりの作成や大まかなデザインの提案の機能も備えているので、相場を知りたい場合は訪問すると良いです。

住宅展示場もある意味ではショールームと言えます。

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モデルルームとは

マンションの建設が行われている敷地内、あるいは少し離れた場所に、マンションの1室を再現した建物です。

マンションの外にあることから「棟外モデルルーム」とも言われています。

モデルルームでは通常、案内係が常駐しており、建築中のマンションに興味を示している見込み客が来店します。

物件の説明だけでなく設計図書の閲覧や見積もり、仮申し込みなどの事務手続きも可能で、マンションが完成する直前までの1年から1年半ほど、販売拠点となるスペースです。

前述の「オープンルーム」はマンション内にあることから「棟内モデルルーム」と呼ぶこともあります。

【裏話】棟外モデルルームが社長の住まい

筆者が住宅関連の企業に在籍していた遠い昔の話しで、少し変わったマンションディベロッパー(マンションを企画販売する会社)がありました。

なんと棟外モデルルームに社長が寝泊りして、企画販売しているマンションを自ら案内、営業するのです。

事務所は別の場所に拠点として存在するわけですが、要は、自宅兼仕事場が棟外モデルルームというカラクリ。

マンションが完成して棟外モデルルームも不要になったら、次の現場に棟外モデルルームを移設して、また寝泊まりしつつ営業活動に勤しむわけです。

住民票や家族関係が気になりましたが、合理的だと感じたものです。

まとめ

オープンハウス・オープンルーム・ショールーム・モデルルームの違いについて解説しました。

少しでも参考になれば幸いです。

お客さんを引き寄せる場所ですから、インテリアのコーディネートなども気合が入ってます。

気になる物件があれば、ぜひ、見学してみてくださいね。

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