酸素吸入器とパルスオキシメーターを自宅療養者のために常備がコロナへの備えに?
第5波ですか・・・。
思えば2020年1月、原因不明の肺炎に対して厚労省が注意喚起したニュースを、NHKが伝えました。
クルーズ船での大騒ぎを経て、その年の4月に1回目の緊急事態宣言です。
今でも効果がわかりにくい、
- 緊急事態宣言
- まん延防止等重点措置
をダラダラと続けて、はや1年半が経過しました。
クリスマスや大晦日も暗いでしょうね。
デルタ株の影響で自宅療養者が増加し、酸素とパルスオキシメーターが通販のトレンドになっています。
もくじ
自宅療養に備えて必要なもの
自宅療養なんて聞こえは良いですが、要は「簡単には入院できませんよ」という宣言です。
呼吸がしんどい状況になって初めて入院先を探すという、とんでもない状況が東京および近郊では起こっているなんて、非常に怖いなと感じます。
自宅療養中に残念なこと、取り返しのつかないことになったというニュースもチラホラと出てきました。
そんな中で通販では、
- 酸素吸入器または酸素缶
- パルスオキシメーター
が売れ始めています。
コロナ時代における自宅常備の象徴となるのでしょうか。
酸素吸入器の相場など
酸素吸入器あるいは酸素発生器とも表現されていますが、自宅で酸素を供給できるマシンの相場は7万~10万円前後です。
医療用とは違うので、どれだけの効果があるのかは未知数ではありますが、無いよりはマシだとは思います。
おそらく説明書類にも、医療機器として認可していないわけですから、在宅酸素療法(HOT)では利用できない旨が書かれているでしょう。
それでも呼吸が楽になったり酸素飽和度が改善されるのであれば、常備しておいて良いのかもしれません。
お試しに酸素缶を数本買っておくという選択肢もあります。
パルスオキシメーターの選び方
パルスオキシメーターの種類が豊富なため選び方が難しいのではないでしょうか。
価格帯も1,000円台から2万円レベルまで幅が広いので、医師が監修した記事に掲載されているパルスオキシメーターを中心に選ぶと良いでしょう。
ベストなのは医療機器として認可されているものですが、価格はそれなりに高いので手を出しにくいはずです。
測定精度の高いものを見つけることが重要でしょう。
そのためには、JISやISOの規格に準拠しているものかどうかが目安になります。
もしくは「医療機器」「特定保守管理医療機器」などに分類されているものを選びましょう。
そのレベルの価格帯は8,000円以上になり、ギリギリ購入の決心が付く値段ではないでしょうか。
ポイントが使える通販なら手出しが少しは減ります。
ひとり暮らしの自宅療養はハイリスク
どうしてもハイリスクですよね。
全て自分が動かなければならないわけで、ギリギリ動けると入院待ちと言われそうですよね。
かと言って全く動けない状況になると、連絡する体力気力も無くなって通報自体が難しくなります。
せめて定期的に看護師や保健師さんが巡回するしくみやルールが無ければ厳しいですよ。
訪問したところで、自宅療養者が鍵を開けることも厳しい状況を考慮して、合意の下でカギを預けるということも必要なのではないかなと思います。
ひとり暮らしの自宅療養者が増えれば、そこまでやらないと救える命が救えない事態になりそうな気がします。
まとめ
酸素吸入器とパルスオキシメーターは、自治体によってはレンタルしているようですが、インフルエンザのような感覚で今後も流行るのならば、自宅に常備という常識が生まれるのではないかなと思います。
もう自宅療養やホテル療養が決定となったら、問答無用で「抗体カクテル療法」を実行すればと思うばかりです。
今は東京都と福岡県の2例のみで、ホテル療養者が対象です。
臨床の結果次第では、バンバン処方してほしいところです。