高級マンションやタワマンが相変わらず建築中!年収1000万超え夫婦のペアローンは要注意!

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高級マンションやタワーマンションは、マイホームとしても今だに人気です。

筆者は元分譲マンションの水廻り設備を設計していた技師だったので、多少はマンションのことはわかります。

ぶっちゃけ建築中の裏側なんて見飽きるほど見ました。

だからマンションには手を出していません(深い意味はありません・・・)

さて少し家計に余裕がある世帯では、夫婦でペアローンを組んで、ちょっと高めのマンションを購入するようです。

果たしてペアローンにリスクは無いのでしょうか。

マンションは魅力的

新築マンションのチラシを見ると、惹きつけられるものがあります。

物語的な広告文の上手さもありますが、何よりもモデルルームが心を鷲掴みにするのです。

モデルルームはディベロッパーがマジでコーディネートをしていますから、そりゃ豪華に見えます。

モデルルームは建物外に設ける場合と、建物の1Fや2Fに設ける場合がありますが、建物内部のモデルルームの方が現実的ではあります。

日当たりや隣の建物、あるいは隣室との距離感、外部からの音の聞こえ具合などがリアルだからです。

また建物内のモデルルームは、後日、販売対象になるため、ハナから狙っても良いでしょう。

家電やエアコンはそのまま譲渡というパターンもありますので、チャンスがあれば、さりげなく聞いてみるのも良いかも。

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ペアローンを組む世帯

夫婦共働きで、それぞれが年収500万円以上あると、大抵の高級マンションやタワーマンションが購入可能になります。

不動産会社のほうも、ペアローンなら夫婦ともに住宅ローン控除が適用されて節税になる、なんてメリットを強調して誘ってくることも考えられます。

お金の話をしだすのは、もうマンションが欲しくてたまらない状況を意味しますから、後はどうやって資金を調達するかを考えるばかり。

そこにペアローンの話を持ってこられると、堕ちやすいですよね・・・。

ペアローンのリスク

ペアローンにすると、確かに返済額は少し多めにしたとしても、家計の負担からすると、そうでもない感覚に陥ります。

それでもローンを支払う期間は30年以上が定番ですから、この長い間に、夫婦のどちらかの収入が安定的に得られるかは未知数です。

40歳で夫婦ともに500万円以上を稼ぎ、ゆとりある家計で30年ローンを組んだとしても70歳まで返済が続きます。

ともに会社員、あるいは一方が自営業という場合もありますが、30年間、同じような収入が得られると予測するのは、あまりにも軽く考え過ぎな気もします。

退職金で繰り上げ返済可能だとしても、ローンの残債以外にも生活費が必要なわけですから、綿密なシミュレーションは必須です。

しかしシミュレーションはあくまでも不確定な要素を含まない、都合の良い見通しでしかないわけですから、

  • 親の介護
  • 配偶者の介護
  • 病気により就業不能

などのリスクも、ある程度は考えた方が良さそうです。

最悪、マンションを手放さなくてはならなくなります。

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ペアローンはお互いが連帯保証人

ペアローンの盲点は、お互いが連帯保証している状況にあることです。

そもそも収入の継続の他に、夫婦関係の継続も保証はありません。

熟年離婚に至り、一方がローンの返済が難しくなると、もう一方が全額の支払い義務を負うことになります。

仮に離婚で夫が全額負担することになったとしても、自己破産して物件を競売にかけても落札すらされず、別れた妻に残債が圧し掛かるわけです。

そんなパターン、あり得ます。

万一に目をつぶって、目の前の優越感や満足感を満たすか、それとも堅実に住まいを客観視して購入判断するか。

余計なお世話

まあ、こう言ってはなんですが、マンションを買う人の自己責任なわけで、外野がいろいろと意見を述べたとしても聞く耳は持たないのが人情と言うもの。

つまり余計なお世話でしかありません。

不動産会社からペアローンを紹介されたから、という理由では破綻の責任はぶつけられません。

高いところから見る景色は、何物にも代えがたいモノがあるとは思います。

しかし、飽きますよ。

高層階は便利と不便が背中合わせでもあります。

それでもプライドや自尊心を満たされるというのなら、好き勝手に購入すればよいだけのことで・・・。

まとめ

「高級マンションやタワマンが相変わらず建築中!年収1000万超え夫婦のペアローンは要注意!」というテーマで、ペアローンのリスクについて書きました。

ぶっちゃけ余計なお世話100%な記事なのですが、筆者の勉強も兼ねているので、備忘録の意味も含んでいます。

正直、ペアローンは怖いですね・・・。

そもそも住宅ローン自体が、レバレッジが効いてる債務ですから、夢のマイホームだからというレベルで購入はあり得ません、個人的には。

参照

ペアローン | はじめての住宅ローン | NEOBANK 住信SBIネット銀行

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